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8年後

 俺は18歳になり、ケルトは26歳になった。俺は住み始めた頃とは違い村人から頼られるようにもなり魔物をかったりなどと村のためにたくさん尽くしていた。ケルトも同じく、村の酒場で働いたり、村の子供の面倒を見たり、大人達の訓練をしたりと俺たち2人はもはや村の中心と言われるくらいにまで成長していた。

 そんなある日俺とケルトは村長に家に呼び出され、村長の家に俺とケルトは失礼すると村長が俺たちを家のテーブルに座らせる。


「村長。今日は何ですか?またどこかで魔物が出たんですか?」

「いや違う。今日はそういう案件じゃないよ。実はお前たち2人というかノーズに話があるんだ。ただ一応ケルトは保護者としていた方がいいかなと思いよんだ」


 俺に用?でもいつも用事でも村で危ない設備を何とかなおしたりとか魔物が襲ってきたからそいつらを退治してくれとそんな感じのようしかなかったからな。今更なんだろ?

 俺が村長に対し思っていると村長は俺たち2人に水の入ったコップを渡してきて、村長は自分の分の水を飲んだ後一息ついてから


「ノーズ。お前学校に行くきはねぇか」

「・・・ん?」

「学校に行くきはねぇか?」

「いやいや2回言わなくてもわかってる。何で今更それを言うんだ?俺はもう18だぜ?」


 俺が転生する前の世界じゃ高校3年生くらいだな。そんなギリギリな感じで行きたくはないなぁ。ま、高校は少し年齢が違ってもいけるけど。


「実はな。お前は村に居続けてくれることは非常にありがたい。ケルトもな。だがな俺たちはお前たちにあまえすぎたのかもしれないと思ってな。正直学校を卒業しておけば冒険者になることもできるし、俺のように村一つ収めることもできる地位を与えられる。2年前から地位の制度が変わったのは知っているな?」


 それはもちろん知っている。なんせゲームでやっていた時にはそんな制度はなかったからそん時は驚きを隠せずにいた。


「学校で結果を残せばお前は貴族になることもできる。正直お前たち2人はこの村におさまるような奴らじゃない。この8年、よくみていてわかった。5年めあたりから申し訳ないと感じていたが村人もそれなりに戦えるようケルトに仕込まれた。だから2人は自由になってくれて構わない。そして村長の俺がしてやれることはノーズをガーゼラル王国の学校、ガゼッツ高に推薦状をおくること、くらいだ。どうだ。悪い話じゃないはずだ」


 確かにこの世界の変化に対して俺も気になっている。だからメインのぶたいであるガゼッツ校にはあまり行きたくはないが様子を見るためには行くしかないか。

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