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ガーゼラル王国

「あのー。俺はノーズ・ズオというものですが今日初めてこの村に来たんですが村長はどこにいらっしゃいますか?」

「村長?それなら俺だが」


 え?村長?見ためは20代くらいなのに?


「俺は村長のマーズル・ガズルスだ。このガズルス村の村長だ。それで用件は?」

「あ、そのー。俺たち身寄りがなくてこの村に住みたいんですが」


 俺たちというと村長のマーズル・ガズルスは俺の隣にいるマーケルト改めケルト・ズオを見る。


「これはこれはえらいべっぴんさんだね。名前は?」

「私ですか?私ノーズ・ズオの姉のケルト・ズオといいます。以後おみしりおきを」

「こちらこそ。村に関してだがどこに住んでも構わないよ。うちの村は持ちつ持たれつだからねガゼリアス領のガーゼラル王国とは違って貴族制度とか関係ないからさ。村人同士寄り添ってくらせばいい」


 ガーゼラル王国?どこだそこ?


「なぁガーゼラル王国って?」


 俺はひそひそとケルトの耳もとでいうとケルトは


「何言ってるんですか。私達がさっきまでいた国に決まっているじゃないですか。あなたが今まで生きてきた国ですよ」


 え。そうなの。王国の名前とか興味ないから知らなんだわ。領土だけで覚えてたわ。


「何をボソボソ話してるんだ?まぁいいわ。とりあえず今日から住むならこれやるよ。畑からこんだけ野菜がとれたんだ」


 村長は一度俺たちの前から消えて家の中に戻ると大きめのカゴに詰めたものを俺に渡す。


「こんなにもらってもいいんですか?」

「もちろんだとも。俺1人じゃ食べきれないしよ。もらってくれるとありがたい。あー。後一応村の真ん中ら辺に少ないが魔物討伐の依頼もあるから興味があるなら見てくれると助かる。金はうちから出すからさ」


 村長は俺たちに言うと俺は流石にそこまではと思うがケルトが


「ノーズ。生きる上でお金は必要です。村長さんがいいというんですからそれにあやかりましょう」


 ・・・確かに生きる上で金は必要か。


「わかりました村長。では村長が俺たちを必要な時もよんでください。必ず力になってみせます」

「はっはは。若いのにいいこと言うやつだ。ま、あてにさせてもらうよ。それじゃ」


 村長は家の中に戻ると俺とケルトも村の中を歩いていい感じの土地に家を建てた。村の人達の協力を得て。村の人達は俺たちが家を建てるというと木材など持ってきてくれて寛大な心で家を建てるのを手伝ってくれた。

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