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闘え!ひょっとこ仮面!  作者: 椎家 友妻
第三話 新たなる敵
19/40

4 テーマ曲発表!

 という訳でその日の昼休み。

俺とエリックは昨日と同じ様に、校舎の屋上へとやって来た。

俺らはとりあえず、昨日と同じベンチに並んで腰掛けた。

そして昼飯のパンを食い終えた頃、エリックが真剣な顔で言った。

 「今から僕が話す事はとても重要な話なので、鏡助君も真剣に聞いてくださいね」

 「おう、分かった」

 「それではお聞きください。ひょっとこ仮面のテーマ曲、『闘え!ひょっとこ仮面!』」

 「待ちたまえ。少し待ちたまえ」

 「♪ひょっとこ!ひょっとこ!(しれ)(とこ)!ひょっとこ♪」

 「待ってって言うてるやろ!何でいきなりひょっとこ仮面のテーマ曲やねん⁉しかも曲の中に知床とか出てきたし!」

 「鏡助君、ヒーローというのは何が一番重要か、ご存じですか?」

 「え?それはやっぱり、正義を愛する心とちゃうの?」

 「違います。一番大事なのは、そのヒーロー番組の視聴率です。あと、映像ソフトやグッズ関連の売上」

 「うぉおおぃっ⁉それを言うてしもうたらアカンやろ⁉それは製作者側の事情やろ⁉」

 「ハッハッハ、冗談ですよ。話半分で聞き流してください」

 「お前さっき、真剣に聞けって言うたよな?」

 「それでは改めてお聞きください。『闘え!ひょっとこ仮面!』」

 「結局歌うんかい⁉ちょっと待てやコラ!」

 「何なんですか?人がせっかく気分よく歌おうとしているのに」

 「気分いいのはお前だけやろ⁉俺はそんなしょうもない歌を聞きとうないんじゃ!」

 「まあそう言わずに。この歌はですね、椎家○妻さんという人が作ってくれた、素晴らしい歌なんですよ?」

 「尚更あかんやろ!そいつが作った時点で恐らく最悪な歌やろ!」

 「それでは何としてもお聞きください。『闘え!ひょっとこ仮面!』」

 「どうしても歌いたいんか!」


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