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闘え!ひょっとこ仮面!  作者: 椎家 友妻
第三話 新たなる敵
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1 次なる刺客

 「何ぃっ⁉黒タイツの平蔵(へいぞう)が、何者かにやられただとぉっ⁉」

 もはやおなじみとなった町外れの研究所の一室。

そこに居た白髪に白衣の男が、驚いた表情で言った。

するとその正面に立った、下半身にハイレグの海パン一丁の二十代半ばの青年が言った。

 「現場を一部始終撮影していた、超小型カメラ内臓の毛虫型ロボットの映像によると、平蔵さんを倒したのは、ひょっとこ仮面という謎の人物でした」

 「ひょっとこ仮面?あの人造怪人の平蔵を倒したという事は、そやつも人造怪人なのか?」

 「それは分かりません。ちなみにその者は、最初は普通の男子学生の姿をしていたのですが、腰に着けていた腹巻きを使って、ひょっとこ仮面という輩に変身したようです」

 「腹巻きで変身だと⁉もしやその人物は、銀色の髪をしてはいなかったか⁉」

 「いえ、その者は黒い髪をしていました。しかしそういえば、その傍らに居た人物は、銀色の髪をしていました」

 「何という事だ!あの裏切り者め!まだ生きておったとは!」

 「ワルダー様?その銀髪の男をご存じなのですか?」

 「ああ、昔ちょっとな。どうやらあやつは、死ぬまで私の邪魔をしたいらしい」

 「ワルダー様、そういう事ならこの僕が、その憎き銀髪男とひょっとこ仮面なる者を成敗してまいります」

 「そうか、しかし油断は禁物だぞ。特にそのひょっとこ仮面なる者。黒タイツの平蔵を倒す程の実力があるとなると、かなりの手足(てだ)れのはずだ」

 「お任せください。僕は平蔵さんより、筋肉が沢山付いてるんです。モリモリなんです。だからご安心を!」

 「うむ!ならばお前に任せよう!必ずや憎きあやつを打ち倒し、小中守菜をさらってくるのだ!」

 「ハッ!」


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