表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
闘え!ひょっとこ仮面!  作者: 椎家 友妻
プロローグ
1/40

プロローグ

 ある、激しい雨が降りしきる夜。

とある町外れにある小さな研究所の一室に、一人の男が居た。

 歳はゆうに六十をこえているだろうか。

頭髪はすっかり白くなり、それとほぼ同じ色をした白衣を身にまとっている。

そして一枚の写真を覗きこみながら、何やら悪企みをするような笑みを浮かべていた。

 その写真に写っているのは、一人の少女の姿だった。

紺色のセーラー服を着た、黒髪のロングヘアーの少女。

彼女は写真の中ではじけるような笑みを浮かべていて、その写真から、彼女が明るく活発な性格である事が、容易に想像出来る。

 「くっくっく。まさか、こんな所に居たとはなぁ」

 男は写真の少女を眺めながら、不敵に呟く。

 「この娘さえ居れば、私の計画は全てうまくいくのだ!クァーックァックァックァ!」

 高笑いをする男。

その姿はいかにも悪どく、まるで、これから世界征服でもしようとしている悪の科学者の様だ。

ぶっちゃけて言うと全くその通りなのだが、この男が次に登場するのはもう少し先になるので、ここではこれ以上の事は伏せておく。

そんな中男は、いつまでも高笑いを続けるのだった。

 「クァーックァックァ!クァーックァックァ!」

 外では雨が一層激しくなり、時折雷も、空に轟音を響かせていた。


 ゴロゴロピシャーン!(雷が鳴る音)

 そろそろみかーん!(そろそろみかんが欲しい時に言う言葉)


 という訳で、始まり始まり。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ