表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/7

士官学校の先輩後輩

未だほろ酔いのベニーラが立ち去った後

シノーブ王子は、お供の護衛兵たちを領主が用意した宿へ泊まるように指示し

城から付き従った護衛兵や、途中から同行した護衛兵らは、当然辞退したが

シノーブ王子が何度も言って来た為、ジマーニオを護衛に残す条件で仕方無く命令に従った


山賊の頭領だった頃は『黒き狼』との異名だったジマーニオだが

士官学校時代は、王子の身分を隠していたシノーブ王子と寮では先輩後輩っ同室だった為、同じ士官学校で学んだ護衛兵からもジマーニオは信頼されていた


タヌキに似た外見の太めの領主が、恐縮しながら何度も用意した宿に泊まるようにお願いに来たが

「ベニーラが馬小屋で寝てるよいに言っていたから」

とこちらも丁重に辞退した


馬小屋に停めた馬車をシノーブ王子は

「こんなこともあろうかと」

某アニメのあの人のような台詞を呟きながら

防弾防矢の設備を兼ねた金属版を幌のようにセットしながらジマーニオに説明を始めた

急に敵襲に遭った時など馬車を横倒しにして即製の

トーチカ代わりにする方法は知られていたが

軽装の馬車がそのような装備を備えていたのは斬新だった


馬車の中の長椅子を組み替えて二段ベッドにして

シノーブ王子とジマーニオは士官学校時代の寮のように

いつしか二人は話をしながら眠りに落ちていった




とりあえず更新しました

長く更新して無かったので恐縮です

タヌキに似た領主は「はいからさんが通る」の伊集院家の執事?がモデルです

(*´・ω・`)b

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ