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枢軸国の栄光  作者: 真姫ちゃん推しの結月
9/90

演習の最後は派手なことに限る

今回から{ }で人の心情を表すようにしますた

「こちらフランク分隊、異常なし。前進する」

「了解」

 現在ヒルデ小隊は演習で閣下の地下施設を借りて演習をしている最中である。相手はあまり名が知れてない部隊だが練度は結構良い。今回の演習ではその部隊を分割して中隊規模を演習に回してくれている。ヒルデの部隊は二つの分隊に分けて進攻している。

「隊長、敵見かけませんね」

「この地下施設は結構入り組んでいるらしいからな。地図があっても迷うだろうな」

「敵を発見した。制圧する」

 武器の弾は全てゴム弾に変えられている。当たったら無茶苦茶痛いらしい。ヒルデたちが持っている武器にはサプレッサーが付いている。

「隊長どうしますか?」

「今は君がその部隊の隊長だ判断は君に任せるよマクソン」

「りょ、了解」

 マクソンの方が先に発見した。

「こっちは全然いないな」

「そうですね」

「そうだな」

 ウィリアムとレイヤーが返事をする。

「それにしても隊長あの日`明日からほかの部隊と`って言ってましたけど明日じゃなくてほとんど一か月ぐらい経ってますけど何でですかね?」

「そ、そんな事より今はこの演習に集中しろ」

 ウィリアムが触れてはいけない物に一瞬触れた気がした。

 フランク分隊

 敵兵の数は三人だ。この部隊で同時に始末できるのは三人までだ。

「みんな、俺の合図で一斉にやるぞ」

「「了解」」

 マクソンは初めての指揮で少し緊張している。{ちきしょう何で俺が指揮をしないといけないんだ}彼は頭の中で必死になって考えている。士官学校を出てまだ七か月しか経ってないのにこの部隊に配備されたときは、自分には才能があるんだっとうぬぼれていたが、今になって自分には才能がない事に気づき先週からずっと射撃、隠密訓練を一人でしてきたが演習になるとあまり発揮できなかった。{あの隊長は何を考えているんだ、俺は無能で何も出来ないのに}

「隊長、指示を」

「わかっている少し待ってくれ」

 {まず敵の配置を確認しよう。目の前には扉があり、そこに二人の兵士が立っている。そこに一人に兵士が徘徊している。手前側には柱が二つある。通路は広くおそらく注意を逸らさなければ見つかるだろう。まずは何で注意を引くかだが、そこは手持ちの空薬莢を一つ投げておけばきっと注意が向くだろう。向かなかった場合は弾倉を投げよう。次に注意を逸らした後だが、俺とメリアが柱に行く、そして合図と同時に敵を排除するこれならおそらく行けるだろう}この時間僅か30秒

「いいか、まず空薬莢を投げるから敵の注意がそっちにいったらメリアはあの柱まで行ってくれ。その後、俺の合図で敵を排除するわかったか?」

「りょ、「了解」」

 そして、マクソンはポケットに入っていた空薬莢を取り出し通路の両奥の方へ投げた、すると綺麗に分かれた。そして、マクソンとメアリがカバーに着く。再び警備が配置に着くとタイミングを見計らって合図を出した。マクソンが左の敵を狙いメリアが右を狙った。メアリーは哨戒していた兵を撃った。三人の弾は綺麗に眉間に当たった。

「クリア」

「クリア」

「クリア」

「周囲に敵兵なし」

 玉に当たった兵士はそのままご退場するのだが、さっきの兵たちは気絶してしまっている。{扉は三つあるかおそらく右手側は隊長たちと合流するだろう。ならば左に進むべきだな}

「行くぞ」

「「了解」」

 そしてマクソンたちは中央に向かい始めた。

 ヒルデ御一行かな?

「いいか扉を開けるぞ。行け」

 そこには、さっきマクソンたちが戦った兵士が居た。そうヒルデたちはすれ違いだった。ヒルデたちはマクソンから見て右手側から入ってきたのだ。{敵兵士が倒れていることはマクソンたちが先に来たのか。なら俺らは手前の扉に入るか}扉をゆっくり開けるとそこには縄で縛られ鞭を打たれている人がいた。それを見た瞬間、ヒルデはゆっくりと扉を閉めた。

「隊長何があったんですか?」

「君たちにはまだ早い。うん、先に行くぞ」

「・・はい」

 ヒルデたちは結局マクソンたちと同じ道を移動していたが、直ぐに分岐があった。そこには、一つの空薬莢が一つの道に落ちていた。{マクソンはこっちに進んだのか?それにしても、何故あいつは空薬莢を持っているのだろうか。この演習が終わったら聞いてみよう}空薬莢が落ちていたのは右の通路だった。残りは左とまっすぐ行く通路。{俺がまっすぐに行って二人には左に行ってもらおう。この方が効率がいいし、俺が一人で行動した方が安全性が高いからな}

「俺がまっすぐ行くから、二人は左の通路を頼む」

「隊長一人で行くんですか?」

「そうだ、こっちの方が効率がいい。それに今回の目的はこの部隊の誰でもいいから閣下の等身大の看板に触れれば終わりだ」

 二人は不満があるようなあるような顔をしたが直ぐに了承した。

「わかりました。気を付けて」

 そう言うと二人が進み始めた。二人が進み始めた後、ヒルデも行動に出た。

 演習相手

「こちらウルフ1異常なし」

「ウルフ2こちらも異常なし」

「ウルフ3こちらもだ」

 この部隊はヒルデたちの演習相手である。今の状態は知ってのとうり状態を確認している。今言っていたウルフは最終防衛ラインの警備をしている部隊である。次に第二防衛ラインはシルフとなっている。そして、マクソンの部隊が気絶させた第一防衛ラインはアルパカだ。

「こちらシーフ1異常はないが、部隊の一人がトイレに行った」

「そうか、了解した。シーフ1はそいつが返ってくるまでは警備を厳重にしろ」

「了解」

 今指揮を執っているのはシルベス・ベリュートだ彼はこの部隊で三番目に階級が高い人だ。隊長と副隊長は今新人に活を入れている最中で来れないとの事だから彼が指揮を執っている。彼は隊長たちの指揮を近くで見ていたからそれなりの状況判断能力がある。

「シーフ2異常なし」

「シーフ3異常なし」

「シーフ4さっき足音が聞こえた。今から確認する」

「了解した十分に注意せよ」

「アルパカはどうだ?」

「こちらアルパカ全チーム問題ありません」

 何故アルパカ全チームが問題ないのは、マクソンたちが気絶させたのはただ単に普通の警備隊だからだ。そう閣下はちゃんと全員に伝えたのに忘れた彼らが悪いのである。

「そうか、全員十分に注意せよ」

 ウィリアム部隊

 隊長と別れて道を進んでいると、敵の無線が聞こえた。内容は足音が聞こえたとの事。

「レイヤー待ち伏せをしよう」

「了解」

 そう言うとウィリアムは周りを見渡して隠れる物を探した。しかし、そこには段ボールしかなかった。

「隠れる場所がない。どうしよう」

 焦っているとレイヤーが声をかけた。

「ここに段ボールがあるじゃないか」

 そう言うとレイヤーは段ボールを被った。

「その手があったか!」

 そう言うとウィリアムも段ボールを被った。これが、これが潜入だ。敵兵を待つこと3分、敵は四人組で来た。

「ここらへんで音がしたからみんな注意しろよ」

「了解」

 ゆっくりと兵士がウィリアムたちの隠れている場所に近づいてくる。そして段ボールをとうり過ぎた瞬間ウィリアムとレイヤーが段ボールを投げ捨てると同時に銃を構え撃った。

「「「「ヒット」」」」

 声をあげると同時に手を挙げた。

「おつかれさまです」

 そう言うと兵士が出口に向かった。

「よし。行くぞレイヤー」

「了解」

 そう言うと敵が来た方向に進み始めた。時間を掛けると兵士がまた来るから急ぎ先を急ぐ必要があった。

 ボッチのヒルデ

 {ここから先は一人で行動か、久しぶりに本気を出してみるか}今回、ヒルデの装備はハンドガンのワルサーHPを二丁だけだ。この武器はまだ未完成だが試作品の現状をワルサー社、カール・ヴァルター社が知りたいがために今回の演習に回してくれた代物だ。試作品が良好だった場合は一丁くれるらしい。しかも今回の演習だけのために急遽サプレッサーを作ってくれた。代わりにちゃんと性能を発揮してくれよ、と言われた。

「ふふふ、見せてもらおうかワルサーHPの性能を」

 そう言うと彼は急に走り出した。彼は毎晩集中力を瞬時に高める練習をしていた。{四息を秒で吸って四秒で息を吐く}すると、周りの流れがゆっくりとなっていく。それと同時に周りの音がよく聞こえるようになった。{この通路を右に曲がった広場に敵がいるな。数は10人かやれるか?違うやるんだ}彼の脳で思考がどんどん加速していく。{まずは、通路を曲がった所に二人。次に広場に六人が固まっているな。最後に奥の通路に二人か}そう考えている間に曲がり角にさしかかった。{まずは二人に}ヒルデは一瞬で標準を合わせ撃った。彼の走る速度は変わらず前進していると広場に出た。その時兵士は四方に分かれていた。{面倒だな}次に瞬間ヒルデは広場に入ると同時に銃をしまい側転をした後に銃を抜いた。最初にこちら側に歩いてきていた兵士二人を撃った後、中央に着地し近くにいた兵士二人を撃った。しかし、まだ後方に四人いる後ろを振り返ると同時に発砲しそのまま進み始める、奥の通路で警備している兵士は気づき発砲しようとするが既に間合いを詰められてしまいそのまま格闘でやられた。{これで全員っと。さすがに疲れたな。これを使うときはピンチになった時だな}そう言いながら兵士の服を見るとウルフ1と書かれていた。{部隊ごとに呼び名が決まっているのか。ということは防衛ラインごとに名前が違っていたらまだまだ遠いな}ここに居た兵士は全員気絶してしまった。そんなことは気にせずヒルデは奥に進み始めた。

 演習相手

「隊長、ウルフ1からの通信が切れました」

「そうか、あそこからここまでは一直線だから直ぐに来るぞ、扉に集まれ。扉を開けた瞬間一斉掃射だ」

「了解しました。皆に伝えておきます」

 {俺も行くか}シルベスは銃を持って扉の前まで移動した。この部屋は三方向に扉があってその一つ一つの道にウルフ部隊が配備されてる。その一つが突破されたのだ。

「こちらウルフ2敵と交戦した援軍を頼む」

「数は?」

「三人です」

「そちらで対処できるだろ。そんな人数」

「隊長!ウルフ3からの連絡です!」

「なんだ!」

「部隊員が気づいたら二人しかいないとの事です!」

「ちっ!ゲリラ戦か。しかし、何故正面突破している部隊もいるのか?わからん。敵の行動が。もしかしたら。この扉の前には居ないかもしれない。しかし、今起こっていることが誘導かもしれない」

 彼はヒルデがテキトウに分担した部隊がどういう行動を執るかわからない。それは、ヒルデも同じだった。なぜなら、部隊ごとに指揮官[?]が居るからだ。

「隊長一回落ち着いてください!これでは相手の思うつぼです」

「そうだな。まず、部隊を三方向に分断して、待機しよう」

「了解。伝えておきます」

「通信兵!」

「はい!」

「今から、全部隊にここへ戻ってこい!と通達してくれ」

「了解!」

 {早く来てくれ。そうすれば相手を挟み撃ちに出来る。手遅れになる前に早く。}

 ウィリアム部隊

 今は伝説のアイテム段ボールを被って敵を排除している最中である。レイヤーの心情{気づいたか。しかし、このままやらせてもらう。この時、レイヤーの通信傍受気に一つの会話が入った{何!全ての部隊が中心に集まるのか。まずいな、しかし俺の先生が言っていた。ピンチは絶好のチャンスと。この通信を聞くに相手の本部はすぐ近くだな。}レイヤーが合図を送る。{一気に仕掛けるのか。残りは四人。いけるかな}そう思うとレイヤーにサインを送る。するとレイヤーが段ボールを跳ね飛ばし一人をハンドガンで撃った後にウィリアムも出てハンドガンを撃つ。二人の相性はバッチリで瞬く間に無力化した。

「ウィリアム、この先に敵本陣がある。扉を爆破するぞ」

 この男なんて馬鹿な事を言うのだろうか。そう思った読者もいるだろう。しかしここはヒトラーが安全に会議を行うために作ったためかなり頑丈なはず。おそらく。

「しかし、レイヤー君は爆弾を持って来ているのか?」

「当たり前だろ!俺の二つ名は爆弾魔だ!{自称なんて言えない}」

 そんな事言いながら準備が終わっていた。さすが自称爆弾魔仕事が早い。

 フランク分隊

「マクソンさん何やってんですか!」

 メリアがマクソンに問いかける。

「そ、そうですよ!隠密で行こうって言っときながら何発砲してるんですか」

 テンパリながらも叫ぶメアリー。現在敵兵から一斉掃射されているため、そこらへんにゴム弾が散らばっている。しかし、これにも終わりはくる。そう、弾薬切れだ。

「しまった!弾が切れた!」

「黙れ!ちぃばれた。ここに居るだけで抑止力になるのに台無しにしてくれたな!」

 敵が仲たがいしている間にマクソンは敵に標準を合わせた。

「ジ・エンドだ」

 そう言うとマクソンが短機関銃のMP35を発砲した。弾が敵に当たっていく。やられたらやり返す、これが当たり前。

「ここはもういないな。次いくぞ」

「次いくぞ。じゃないですよ!何カッコつけてんですか!危うく死ぬところでしたよ!」

「そうゆうことは後の反省会で聞くから。」

 そう言うと扉のカバーに着いた。

 ヒルデ小隊

 ヒルデ {ここが最後か。おそらく敵の守備隊も来ている事だし行くか}

 フランク分隊 「俺がドアを開けるからクリアリングを頼む」「「了解」」

 ウィリアム部隊 「合図で爆破するからな」「わかってるよ」

 全員 [[[[[[三・二・一・]]]]]]バン!バン!ドカン!一斉に扉が壊される。

「撃て!弾が無くなるまで!」

 シルベスが叫ぶが時すでに遅し。ヒルデの方は瞬間の出来事で誰も反応できなかった。フランク分隊はメアリーたちが厳重に警戒をしていたため開けると同時に発砲した。容赦がないね。ウィリアム部隊は爆弾の衝撃で扉が吹っ飛び、敵は吹っ飛んだ扉に巻き込まれ気絶していた。幸いな事にケガは擦り傷と切り傷くらいだった。

「俺の負けだ」

 っとシルベスが言うとそこで演習が終わった。

どうも、まきゆづです。今回はものすごく疲れたような気がします。はい。今日の晩飯に食べた麻婆豆腐で味覚がイカレタ。話せば長くなるが、最近エンジェルビーツを見直し始めたんですよ。そしたら、激辛麻婆豆腐を食いたくなった結果今に至る。ユイニャン吹っ切れた!

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