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枢軸国の栄光  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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スエズ運河

 イタリア軍、ソビエト軍は地中海の安全を確保するため、スエズ運河並びにカイロの制圧に取り掛かっていた。

 ドイツ軍、イギリス本土上陸作戦発動五日前

 イタリア軍はイギリスの植民地アフリカ攻勢での最終準備に取り掛かっていた。

「諸君。私が君たちの指揮を務めるイタロ・バルボだ。諸君らの知ってのとおり階級は空軍元帥兼空軍大臣っといいたいところだが、今は空軍大臣ではなく北アフリカ総司令官となった。我らは来るべきイギリス戦に備え、勝利し、この地を枢軸国アフリカ支部とする。そのためには諸君らの並々ならぬ努力が必要不可欠だ。我々の最初の任務はスエズ運河の制圧だ。それと同時にスペインでジブラルタルの制圧が行われる。イギリス海軍を地中海から追い出すぞ!」

 バルボが指令台に立ち、最初の目標を言い放ち、最終目標も宣言する。これに、受け答えするようにイタリア将兵は雄たけびを上げ、銃を掲げる。

「今作戦にはソビエト軍援護もある。この作戦を成功させ、我らがドイツの傀儡では無いところ見せてやるぞ!」

 ソビエト軍もこの頃から着々と対イギリス戦に備え、カチューシャ、IS-2、T38を前線に貼り付けていた。

「あと五日か。ん、んん。諸君作戦開始まで残るところ五日となった。今のうちに作戦の見直しをしておけ。不備が生じるのなら直ぐに言え。手配しよう」

「「「ハッ!同士スターリン。我々に不備の二文字はありません!」」」

 トゥハチェフスキーらがテント内から去って行くスターリンに敬礼を行う。そして、机の上に目を向け、思考を再開させた。

 そして、五日後。イギリスに宣戦布告をしたドイツと同時にイタリア、ソ連もイギリスに宣戦布告をした。それと同時に前線では攻勢が始まった。

 ソ連の縦深戦闘、イタリアの綿密に計画された強襲攻撃。それを塹壕内で篭り、守りを固めるイギリス軍。しかし、両面の第一防衛線は司令部の崩壊によって紙の様に突破されてしまった。だが、多少なりとも歩兵重視のイタリア軍にはダメージを与えた。

 司令部が崩壊した理由は戦争が始まる前からソ連の偵察兵が事前に侵入していたからだ。この行為は領土侵犯で侵入したものは問答無用で軍事裁判に掛けられる。しかし、ばれなていなくて尚且つ、宣戦布告後ならばその心配は無用なのである。

 ソ連の偵察兵は司令部を爆破後、食料、水分などの必需品を強奪し友軍部隊と合流するためその場に潜伏した。

 イタリア軍は第一防衛線を難なく突破した事によりアレクサンドリアを制圧、ソ連はエルサレムを制圧した。

 イギリス軍の指揮系統は迅速に立て直され、第二防衛線の構築に成功した。しかし、ソ連の縦深攻撃の真骨頂である味方の進軍中にもかかわらず攻撃を繰り返す近接攻撃機とカチューシャによって本来の防衛線より少し下がった地点で戦闘機部隊を添えた防衛線を構築した。

 イタリア軍は機械化歩兵師団による強襲攻撃から、浸透戦術に切り替え、全歩兵師団を小隊単位に変換し敵塹壕を奪った。

 イギリス軍に残された防衛線は第二防衛線を含め二つとなった。この事態にイギリス本土の参謀は頭を抱えた。

「ジブラルタルはスペインに奪われ、スエズも時間の問題だろう。それに、あの演説によって傀儡国の自立欲求が高まっている。迅速に対応しなければ」

「それは分かりきっていることだ。今の我々には何を切り捨てるかが問題だ。ドイツに本土上陸を許し、奴らは着々と戦力を本土に集めている。早急にフランスにドイツとの戦争に介入させろ」

「フランスは現在政治的準内戦状態なので、参戦はしないと思われます。とりあえず、アジアに回していた部隊は切り離し、現地指揮官に全ての指揮権を譲渡します。艦隊も現状維持のため北部の軍港に移動させます。イギリス海峡の制空権は奪えるときに奪い、早急に落下傘部隊でドイツ本国へ進行させます」

 イギリス参謀は一人が全てを取りまとめ、現実を見直し始めた。それぞれが負けないための立ち回りを考えあい。一つの答えが導き出された。

「まとめますと、現在の防衛線が突破されたらロンドンは破棄し、臨時首都をバーミンガムにし、そこまでの進路全てに地雷を設置。もし、ドイツ軍の上陸部隊の消耗が激しければそのまま殲滅をする。以上で作戦会議を終わります。このことを直ちにアジア方面軍に知らせてください」

おおおおおおおおおお、お久しぶりです!くっそざっこナメクジのまきゆづだー!時間的猶予が生まれ、執筆を再開したいと思います!

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