宇宙戦争
ヒルデは降下装備を一段階目に戻し、ホバー状態にした。
フラフラっと移動したのちポルシェ博士に呼ばれて、ポルシェ博士の前に立った。
「これを使え。君が昔使っていたMDS-01の改良型のMDS-03だ。装弾数、貫徹力、威力共に良好。頑張れよ」
「あぁ。お前もなポルシェ博士」
デュランはそう言い、ベルリンへと飛んで向かった。
ベルリンに到着するとヒルデは地下壕に向かって降下した。エンジンを切り、翼で滑空し、地面に足を付け、翼を仕舞う。
重く閉ざされた地下壕内部へと向かう扉を開け、塹壕内に入る。塹壕内は比較的以前の物とは変わりはなく、ヒルデはスムーズに作戦会議室に向かった。
会議室に向かう最中、何人かの兵士とすれ違い、気さくに話しかけられた。
会議室に付くとヒルデは一つの何も書かれていない休養の書類を取り出し、ペンでリハビリと昨日の日付の9月12日~9月13日と書き、アタッシュケースに入れた。
ふと会議室のテーブル中央に意味ありげに置いてある、書類があった。ヒルデがそれに触れた時、辺りが光で包まれ、気づくと見知らぬ場所に居た。
「ドイツからの救世主だ!」
ヒルデは見たことの無い建物内に居た。ヒルデの周りには人型の頭に触手や角が生えた生物が立っていた。彼らが仲間を呼び、次々とヒルデの周りを囲むように現れる。
「なんだ?なんの用だ?」
ヒルデがそう尋ねるとそこの最高責任者らしき人型の三つの角が生えた生物が現れた。ヒルデは驚くことも無く、事情を聞いた。
現状ここは地球とは別の惑星で、今まで総統閣下が以前に送っていた同人誌分の擬人結晶、女体結晶を砲台で送っていたところ、以前注文を受けていた惑星へ発送を忘れており、そのせいで侵攻対象にされ現在防衛中との事。
「戦ってくれませんと戻しませんよ」
「分かった。そいつらを全員殺せばいいんだろ?」
ヒルデは機関銃のMDS-03を構え建物から出ようとすると、兵士らしき生物から一つの軽機関銃らしき見た目をしたものとエネルギーカートリッジを受け取った。
扉を開け、外に出ると、さっきの人型生物とカエルや揚げたワラスボに手と足が生えた未確認生物がピンクや青色、赤色などのビームを放ち建物を削りながら撃ちあっていた。
ヒルデは直ぐ近くの建物の柱の後ろに隠れ、戦況を確かめようとした。しかし、顔を出した瞬間狙われた、敵狙撃手に。
柱は削れ、ヒルデの前髪を少し持っていかれた。久しぶりにヒルデの生態本能が死の危険を感じた。ヒルデは柱から飛び出し、敵狙撃手のヘイトを散らばらせた。
飛び出したヒルデは戦場の中央でカエル兵に狙われるが相手が撃つ前に撃った。ビームは一直線に飛んで行き敵のマントに命中した。しかし、マントに穴は開くことは無く、ビームは消失した。
敵の反撃のビームが飛んでくるそれを横に飛び避け、実弾を使うMDS-03を発砲する。弾丸はマントを貫通し敵の肉体を貫通する。
ヒルデは死んだカエルからマントを拝借し、安全地帯まで一旦退き、マントを装着した。
戦線復帰し、降下装備を使い、敵に肉薄し、刀で切りつける。紫色血がヒルデの頬やマントにこびりつく。
ヒルデの勇姿を見て人型生物達は士気を高め、ビーム撃つが、マントの存在があり全く攻撃が意味をなさなかった。
ヒルデは機関銃を取り出し、発砲する。空薬莢が排出され、地面に落ちる。それを踏んだ人型生物が転ぶ。
敵狙撃手の射撃がヒルデに飛んでくるがマントでそれを防ぎ、狙撃手がマントを被っていなことを確認するとビームで反撃するが、狙撃手は既に狙撃地点を変えていた。
ヒルデは視点を正面に戻し、動き続けながら機関銃を撃つ。カエル兵やワラスボ兵もヒルデが使っている銃に慣れ、遮蔽物に姿を隠す。
しかし、ヒルデへの攻撃は自分たちが作った装備により効かない。よって彼ら自身での攻撃手段はほぼ格闘戦しかなかった。しかし、肉薄しようとしても、機関銃によって撃ち抜かれる。リロードのタイミングで肉薄しても刀で切られて死ぬ。
そんな彼らにも唯一の攻撃手段があった。母艦からの砲撃だった。主砲のチャージが完了し、砲手がヒルデに狙いを定める。ヒルデはそれに気づき、ビームを撃つもビームのバリアが張ってありヒルデの攻撃は無力化された。
砲手は極太ビームを撃つが、ヒルデは寸分で避ける。そして、ヒルデの目の前にあったこの惑星に住む人型生物が使っている砲台を発見した。
ヒルデはそこに駆け込み、手袋を外して、緑に光る結晶を装填し、砲台を旋回させ敵母艦に砲口を向けて発射し命中する。結晶は母艦を包み込むほどの光を放ち、見ていたものほぼすべての目を潰した。
そして、そこから現れたのは多くの装備をアームや意志を持った機械を制御する少女だった。幼女は浮くことは無く、そのまま落下していくが、ヒルデが落下中に受け止める。しかし、狙撃手はそのタイミングを逃すことは無く射撃する。しかし、ヒルデはそのことを想定し、バレルロールで反転し反撃する。
今度の反撃は狙撃手に命中し完全に無力化した。落下中に目が完全につぶれたカエル兵とワラスボ兵そして、人型生物は自分たちの目を押さえながら武器を探し、交戦の意志を示していた。
ヒルデは敵兵に降伏勧告をするも、敵兵は降伏する行動を見せなかったため掃討戦に移行し、数名を生け捕りとした。
ヒルデは自分が出てきた建物に入り、戦闘が終了したことを報告する。建物内に隠れていたものはビームの貫通により、数名の者が命を落としていたが最高責任者は左腕を失っただけだった。
「君が救援に来てくれて助かったよ。後は私たちに任せて君は元の所に戻すから。なぁに心配するな。あいつらの主力はこれだけだ。このお礼はちゃんとするからな。じゃっ、閣下にいつも通りのをよろしくと言っておいてくれ」
ヒルデは気づくと少女を担いだまま会議室の中に戻っていた。そして、気づくアタッシュケースを向こうに忘れたことに。再度書類に同じことを書き、警備をしている兵士にアタッシュケースを貸してもらい、少女に会った手ケースを持たせ、少女を担いだ状態でイギリスへと向かった。
宇宙の戦争。なんだろう大和が宇宙に旅立ちそう。そんなこんなでスマホをちょっと紛失し無事に戻って来たクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。最近、アズレンに課金し始めちゃいましたwww。




