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枢軸国の栄光  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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ロンドン

 完全復活を果たし、尚且つ戦力の向上を果たしたヒルデ部隊は真夜中のロンドンに偵察として向かった。

 イギリス本土の対空防衛網は分厚く、等間隔にレーダー基地があった。しかし、生身の人間にはレーダーは無力だった。

 やがて防衛網を潜り抜けると、ロンドンの象徴ともいえるビックベンが見えてきた。時間を確認し、辺りを眺める。

 その後、敵の量、装備等を確認し、各自レポートをまとめ、朝日が出るころに撤退を行う。

 その時、巡回していたスピットファイアMKⅣに遭遇した。しかし、ポルシェ博士の手によって完全なものとなった08式降下装備の速度は三段階にまで分けられており、彼らはここまで一段階目の状態で飛行してきた。

 ヒルデは部隊員に撤退を命令すると各員は二段階目を使用し急速に戦線を離脱した。ヒルデはスピットファイアを始末したのちに三段階目を使用し、神速の早さでマクソン達と合流した。

 その後、偵察で得た情報を将校らに公表し、ルンチェスター内の食堂で朝食を食べた。イギリスに居ることも相まって、朝食はフル・ブレックファストだった。

 朝食を済ませ、シャワーを浴びたのちに部隊には待機命令を出し、艦橋に向かった。

「閣下この後はどうなさいますか?」

 いつも通りのメンバーが総統閣下にその後の予定を聞いていた。彼らはデュランが艦橋に入って来たことに気づいた。

 ヒルデは敬礼を行い、偵察任務の完了報告を行った。その時、艦橋の窓から外の景色を眺めているルナを発見した。

「最近の調子はどうだルナ?」

「私は健康ですよ。それより、私の家にナインが居るので顔を見せに行ったらどうですか?」

「今は作戦行動中だ」

 ふとデュランは後ろを見ると総統閣下が許可を出していた。閣下が言うには“少しのリハビリとして二日間の休養の必要があると判断したため”と書類には書くらしい。 

 ヒルデは部隊員にそのことを知らせ、さっさと準備を済ませてルンチェスターから飛び立った。

 その日の夜にはドイツ本国に到着しルナの家、もといヒルデの家に帰宅した。

「ますたぁぁ!」

 扉を開けると同時にヒルデ目掛けて飛んでくるナインを受け止めるヒルデ。部屋の奥を見るとプリンツが夕食の準備をしていた。

「お帰り」

「ただいま。この家に帰ってくるのも久しぶりだな。お前に会うのも久しぶりだなプリンツ」

「そうだね」

 丁度夕食が出来上がったが、ヒルデの分が無いため再度プリンツが作ろうとしたが、ヒルデは遠慮し、外食で済ませると言い家を出た。

 ヒルデが訪れたのは総統閣下との初めて食事をしたイタリアンの<ベルリンの才能と改革>だった。

 ヒルデが注文したのは以前総統閣下が頼んでいたカニとトマトクリームの海鮮パスタを注文した。

 それをササっと食べ、会計を済ませて家に帰った。

 家に入るとプリンツとナインはお風呂に入ってるようだったのでソファーに腰かけ、コーヒーを飲みながらいくつかの古新聞を読み漁っていた。

 二人が脱衣所から出てくるのを確認するとヒルデも入浴した。

 入浴中ヒルデはアリスがどこにいるのかを考えた。しかし、答えはすぐに出てきた。その場所とは天界だった。

 入浴を終え、二階のベットで数年ぶりに寝た。

 早朝、鳥の鳴き声と共によい目覚めを迎える。

 シャワーを浴びてロマン研究所に向かう準備を整える。

 食卓に〝行ってくると”手紙を置きロマン研究所へ初めて訪れた時のように列車で向かう。

 列車から眺める景色は季節も異なるが、初めて見た時と印象がかなり変わった。初めての時は緊張感により、景色が自分を試しているようにも思えたが、今となると故郷に帰るような感覚だった。

 ロマン研究所付近の壁で降り、ゆっくりと見れなかった風景を見ながらロマン研究所に向かった。

 ヒルデは改装されたロマン研究所を見て何故かポルシェ博士が考案したものだと理解してしまった。

 ロマン研究所改め、看板にはパンツァーアナハイムコーポレーションと書かれていた。

 ヒルデがロマン研究所に足を踏み入れると懐かしい記憶が蘇る。この地で全ての時の歯車の回転が始まったといっても過言では無かった。

 新しくなった研究所内を歩き回っていると喫茶店を発見した。

 喫茶店に入り、コーヒーを頼む。以前もここでよくコーヒーを飲んでいたことを思い出す。その時、ポルシェ博士が喫茶店に入って来た。

「ヒルデ君か。よく、戻って来たな。お前に一つ渡しておくものがある。ついて来てくれ」

 ヒルデは会計を済ましてポルシェ博士の後を追う。移動中、ポルシェ博士はヒルデが居なかった時の事を全て話してくれた。

 会話が終わると同時にヒルデの目の前にあったのは厳重に管理されている倉庫だった。

 この倉庫は、ポルシェ博士の指紋、唾液、血液、最後にパスワードの四段構えで保護されていた。

 その倉庫の中に保管されていたのはたった一つの08式降下装備だった。しかし、その装備はドイツ本国に帰る時に使用していた物とは遥かに違った。

「君専用の降下装備だ。持っていけ」

 ヒルデはカバンに入れていた降下装備をポルシェ博士に渡し、ヒルデ専用降下装備を装着した。

 ポルシェ博士が一人でヒルデ用に再設計し、最新のものを必要な物だけふんだんに使い、完成したこの装備は三段階ではなく、五段階にまで達していた。通常の状態でも、普通の装備の三倍の差があるとポルシェ博士は堂々と宣言した。

 ヒルデは試しに五段階目にすると、バックパックの肩からエンジン部分に向かって少し階段の様に下がっている二つの部分の装甲が重なっている所が開き、そこから小型の粒子エンジンが露出し、足の方も、同じく二つ装甲が重なっている部分が開き、そこから小型の粒子エンジンが露出する。

 バックパックの方でも一般の物との露出しているエンジンの数が違った。

 ヒルデはホルスターからワルサーHPを取り出し、正面に構えながらそのまま高速でホバー移動を行った。ホバー速度の以前の物とは性能が明らかに違い、かなりピーキーとなっていた。

 次にアタッシュケースから一般兵の持つStG 45を取り出し、適当な場所に移動しながら発砲を行った。

 弾はヒルデの思った場所に寸分違わず命中した。

ロロロロロロロロロンドン!クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。一回でもいいからスターゲージパイを食べて気持ち良く、嘔吐してみたい。ウナギゼリーを食べて気持ち良く嘔吐してみたい。

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