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枢軸国の栄光  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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日常

 何事も無い日常が無駄に過ぎる。枢軸国は一人の英雄を忘れ、ただただ破滅への一歩を歩んでいた知らず内に。だが、ソ連、ドイツ、日本は何かの違和感を抱えていた。

 1938年

 日中戦争はアメリカ、イギリスの支援が中国にあったものの、ソ連の支援を受けた日本を止めれなかった。

 日本が中国に要求したものは全領土の割譲だ。中国はそれを受け入れた。

 欧州では、オーストリアの併合にウィーン協定が結ばれたが、チェコスロバキアはチェコとスロバキアに二つに分けられ、チェコはドイツに併合され、スロバキアの一部はハンガリーに併合され、一部がドイツの傀儡となった。

 イタリアはアルバニアを占領しドイツの名を使いユーゴスラヴィアに圧力をかけている。

 ソ連はタンヌ・トゥヴァを連邦の中に加え、更にはエストニア、ラトビアも連邦に加えた。

 1939年

 ルナ

 何事もなく進む日々。今日もいつもと同じように玄関へ行き配給の牛乳と新聞を取りに行く。

 しかし、ルナは毎日この作業をするたびにベルリンが火の海に落ち、辺りの建物が崩れ落ち、大切な人を失う謎の風景がフラッシュバックされる。

「私はいったい誰のために生まれてここに居るの?」

 しかし、何も思い出すことも無く日々は過ぎる。

 そんなルナに一回きりのチャンスが訪れる。

 散歩をしている時に一つの張り紙を発見した。そこには総統閣下の演説会がベルリンの大広間と呼ばれるアッシュールにて行われるとの事だった。

 ルナはアッシュールと言う名に覚えがあった。思い出そうとするも何かが思い出せない。

 ルナはとりあえず、アッシュールに向かう事にした。

 アッシュールには白い髪で青い目をした女性も確認できた。

 ルナはその女性に見覚えがあった。しかし、空回りを繰り返す頭脳。

 時間は過ぎ、ついに夜に少女の総統閣下の演説が始まった。

「我らゲルマン民族は日本に続き二番目に素晴らしい種族だ。我らに勝る種族は日本人しかいない!その、日本も今は我らの仲間に加えている。第一次世界大戦で失った土地の半数以上を取り戻した。残るはポーランドが不法に占領しているダンツィヒのみだ。諸君らの力を我に見せよ。正義は枢軸国に有り!」

「閣下待ってください!」

 総統閣下がそう言い会場を去ろうとしたがルナが引き留める。

「お前はもしや、ルナ・セリナか?」

「はいそうです閣下!」

 その時、総統閣下の頭にすべての記憶が戻る。

「私はなんて馬鹿な事をしていたんだ。ヨードル、メーメルはリトアニアに返還しろ。スロバキアも傀儡ではなく独立させろ」

「何故ですか!ここまで戻ってきて急に怖気づいたんですか!?」

「違うんだカイテル。ヒルデを救いに向かうぞ。今直ぐにポルシェ博士に会いに行くぞ。歩みを止めるな。歴史を元に戻すぞ」

「「ヒルデ」」

 ルナとプリンツの目が合った。

「「私たちも連れてってください!」」

「もちろんだ。今すぐにポルシェ博士研究所もとい、ロマン研究所に向かうぞ」

 反撃の狼煙のきっかけを得た総統閣下らの行動力は化け物だった。

 ポルシェ博士にルンチェスターの建造を一か月以内に終わらせろと命令を出す。

 ポルシェ博士は全ての記憶が舞い戻り一か月以内に建造を終わらせると宣言した。

「次だ、アルゼンチンとスペインを枢軸国に入れろ」

「両国とも既に加盟の要求が来ています。直ぐに加盟の許可を出しておきます」

「二人とも、ヒルデは何処にいると思う?」

 ふと、誰にも分らない疑問をルナ達に聞く総統閣下。二人は返答を考えた。

「私の直感ですが、イギリスの収容所にいると思います。しかもかなり厳重な」

「偶然だな私もだ」

 総統閣下は二人を地下壕に残し、ヨーデルらとソ連を含めた枢軸国で会議をフィンランドのヘルシンキにて行う事にした。

 枢軸国とソ連は完全にあの頃を取り戻した。輝かしき連合国に対し圧勝していた時に。

 そして、それらの国が協力しあい、ヒルデ救出作戦が計画された。しかし、その実行は各国が完全な状態に戻ってからとなった。

再起!クソ雑魚ナメクジのまきゆづ。疲れがまし眠い。

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