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枢軸国の栄光  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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総動員

 サバナの防衛から数週間が経過し、ヒルデ隊はクデーリアンの下に来ていた。

「閣下、どうされましたか?」

「君達は最近よく働いている。よって、本国から少ないが五日の休暇が与えられる事となった。短い間だが、しっかりと休むように。それと、すまないが輸送艦は使えないので、その装備で帰ってくれ」

「「「了解であります」」」

 ヒルデ達は大西洋を飛びながらドイツ本国に帰還していた。

「隊長これなら明後日のルナのライブに行けますね」

「そうだな、運がよかったとでも言うべきかな。お前らはどう過ごすんだ向こうで?」

「そうですねぇ、やっぱり俺はゆっくりと寝ようと思います」

「あっ私も向こうでゆっくり寝ようと思います。前線だと寝にくいから久しぶりにゆっくりと寝れるって思ったら気が抜けて来たなぁ」

「気を抜くのは戦争が終わってからだ。分かったか?」

「隊長も少しは戦争から離れたらどうですか?ゆっくりと戦争を忘れて休むことも時には重要ですよ」

「確かにウィリアムの言う事は一理あるが、本国だからといって安全とは限らないからな。気を付けるんだぞみんな。集合時間は10時、場所はロマン研究所だ分かったな」

「「「了解です」」」

 ドイツに到着して二日が経過した。

 天界

「諸君、この日がヒルデの命日だ絶対殺せ。奴の強力な力となる者は全て殺せ。例外は無い。ヒトラーも殺してしまっても構わない。我らはこれより、総動員制に移る。戦闘員は全員降下準備!」

 戦闘員の天使たちが次々と天界から降下する。

 その数はあまりにも多くドイツを潰す気だった。

 ヒルデ

 ライブの始まりは午後五時からなのでいつもと普段と変わらずヒルデは昔の基地で訓練をしていた。

 ヒルデの脳内に何か不穏な物を予知させたその時、上から弾丸が降って来た。

「やはり来たか天界の戦闘員共が」

 ヒルデは上を見上げると大勢の天使たちが降下しているのが見えた。

「ヒルデ上級大尉これはいったい何が起こってるんですか!?」

「戦争だついに神が本気を出しやがった。基地に残っている者に通達。戦闘準備急げ。翼の生えてる奴らはすべて撃てと伝えろ」

「了解しました」

 ヒルデは周囲に降りてきた天使らと交戦を始めていた。

「人数が多い。これが天界の本気か。しかし、旧式で勝てると思うな」

 天使が使っているのは第一次世界大戦の火器。ヒルデの持っているマシンガンには遠く及ばない。

 ヒルデはふと、腕に着けている時計を見た。時刻は四時五十八分を示していた。

 {もう少しでライブが始まるな。敵の狙いは何だ俺だけならこんだけの兵士は要らないはずだ。他にも多くの目的があるとしたらルナと閣下が危ない!」

 ヒルデは考えながら走って移動していると分かれ道に出た。

 右に行けば、閣下を救える。左に行けばルナを救える。究極の選択だった。

 ヒルデは左に向かった。自分の母に似たルナが死ぬと考えると心の奥深くに封印されていたトラウマが蘇った。

 しかし、ヒルデは他にも左を選んだ理由があった。ヒルデの部隊員が総統閣下の下へ向かっている可能性に賭けたのだ。

 ライブ会場に向かう最中、数多の敵と遭遇し、残弾はハンドガンの一発だけとなっていた。

 ライブ会場に到着すると、警備員が必死に天使に抵抗していた。

 ヒルデはその人らを見捨て、ドームの中に入った。

 中ではルナ達が来場客を心配させないために必死に歌っていた。しかし、ヒルデはルナに何かが向けられていると悟り、ステージに向かい走った。

 多くの人を押しのけ、ふとドームの最上階を見るとスナイパーライフルを構えた天使がルナに銃口を向けていた。

「どけ!邪魔だ!ルナそこから逃げろ!」

 その時、ヒルデの世界はゆっくりになった。

 思考が加速し、自分が今何をするべきかをヒルデは必死に考え一つの結論を導いた。

 ヒルデはハンドガンを天使に向け発砲と同時に天使もルナに向かい発砲した。

 ヒルデの火事場の底力が働き、今までとは比にならないほどの速度で走り始める。

 ルナはヒルデの声に反応してヒルデの方に向いた。

 ヒルデと弾丸の距離が近づいて行く。誰にも止められない二つの物体の動きはヒルデが少し早かった。

 ヒルデはルナをかばった。そして、スナイパーの頭に弾が命中する。

 ヒルデの弾の着弾点は頭だった。

 ヒルデはルナにもたれ掛かる。ルナは何が起こったか理解できなかった。しかし、数秒後に理解し泣き始めた。

 総統閣下

「何が起こっている!」

 閣下はカイテルに現状を聞いた。

「天使たちの襲撃です!もう、地下壕の内部に侵入されています!閣下は下がってください」

「俺は第一次世界大戦時は軍人をやっていたんだ。銃ぐらい撃てる!」

「何を言ってるんですか!ドイツは閣下が居ないと何もできません!閣下ここは、避難してください。直に天使の野郎どもが押し寄せてきます。ここは我らが三人で防衛するので閣下は直ぐに避難してください!」

 閣下はヨードルに説得されベールに連れられ最終防衛ラインまで撤退した。

「ここが俺らの死に場所か?」

「何を言ってるんだ?俺らじゃない、天使共の死に場所だ。俺達はドイツの晴れ舞台までは絶対に死ねねぇだろ?」

「「お前の言うとおりだ」」

「俺らはあの人ならやってくれると信じて忠義を誓った。ここでその忠義を見せる時だ。度胸と勇気は違う。忠義と特攻も違う、俺達は絶対に生きて閣下の下で働く。行くぞ!」

「「オォォ!」」

 その時、最初の防衛ラインを突破した天使の部隊がカイテルらと銃撃戦を始めた。

 三人の守りはマジノ線よりも固く、いまだ誰も突破が出来なかった。

 しかし、彼らにも終わりが来た。

つおい天使部隊。ヒルデも死んだ。クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。話の急展開は頭が追い付けないが理解するととても楽しい。

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