宴会と隊長
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シャンパンの取り扱い説明書
宴会場に来たヒルデとルナその宴会場の名前が<アッシュール>と言う名前だった。この店は予約すれば結構な人が入るらしい。
「うわーおっきいー」
「特に横にな」
そうこの店は多くの客を入れるため横にとにかく広いのだしかも三階建て。見た目どうり一個師団が入りそうな大きさだった。そういえば、隊長って少佐だよな何で師団の指揮が出来るのだろう。ヒルデがそう思いつつ扉を開けようとすると扉が開いてヒルデの顔に扉が当たった。
「痛った!」
「ヒルデさん遅いですよもう始まってますよ」
「すまない、少し用事が入ったもので」
「うん?後ろに居るのはお前の彼女か?」
「違う、メイドみたいな感じだ」
「そうなんですか。そんなことより隊長待っていますよ、主役はまだか、って」「よし行くか」
「はい☆」
そうヒルデがルナに問いかけると元気に返事する。宴会はもの凄く盛り上がっていた。流石に10000~30000人くらいいると狭く感じる。
「ヒルデこっちだあくしろ」
隊長はもう飲んでるようだ。
「今行きますよ」
そう言いながらルナの手を握りながら行く。
「お前は毎回遅れて来るな」
「主役は遅れて来るものです」
「「ハッハッハ」」二人で笑っている。
「なんだそこにいるのは?もしかしてお前の彼女か?」
「違います。メイド的な感じです」
さっきのこんな会話をしたような気がする。
「ルナ好きに食べきな、お酒は飲んじゃだめだからね」
「はーい」
あまり気にしてないように返事をするルナ。
「宴会はこうじゃないと楽しくないよな」
隊長が急にマイクを取り出し。
「今から酒がけ大会を行うこの中には酒を飲めないやつも居るから注意してかけろ」
「「「おう!」」」
と言うと皆が一斉に机に置いてあるシャンパンを持ち始めた。隊長ももちろん持っていた。この中で持っていないのはヒルデとルナだけだった。ヒルデの生態本能が危険信号を出し始めた。
「始め!」
「「「うおりゃー」」」
皆一斉にヒルデにシャンパンをかけ始めた。ヒルデと最前線にいた人達はずぶ濡れだ。もちろん隊長はこれを考えた本人なのでちゃっかり逃げていた。ヒルデがシャンパンをかけられている頃、ルナはどんどんお皿に食べ物を載せていた。
「後ろが騒がしいな。まいっか」
ずぶ濡れになったヒルデは置いてあった椅子に座ってテーブルに手を置くとそこにはシャンパンが置いてあった。まるで隊長に仕返しをしろと言わんばかりにコルクが付いたまま置いてある。するとヒルデは立ち上がって隊長の方に歩いていった。ヒルデが隊長を射程距離内に捉えた。
「隊長覚悟!」
「ふっふっふ。貴様はチェックメイトにはまったのだ!」
「なっ何!」
隊長がカッコよくそんな事を言うが、ヒルデの持っているのはちゃんと中身のはいったシャンパンだ。隊長が用意していたのは中身の無い瓶だけのシャンパンだ。プシュー。勢いよく飛び出たコルクが隊長の眉間に当たる。更にシャンパンもかかる。
「何が起こった!?」
隊長は痛みよりも計画どうりに進まなかった事に驚いてる。
「運の女神は私に味方したのだ!」
ヒルデが調子に乗り始めた。
「ちきしょう」
隊長は悔しがっている。この宴会は10時半まで続いた。
「ヒルデ、新たな部隊に行っても怠けるなよ」
「わかっていますよ」
「じゃあ今回はこれでお開きだな」
そう言うと皆が家に帰り始めた。残ったのはヒルデ、ルナ、隊長の三名だ。なぜかこの三名がのかっのか。隊長はヒルデに話したいことがあるのだろうか、それとも他に予定があるのだろうか。可能性が高いのは前者だ。ヒルデは隊長がなぜ少佐の階級で師団の隊長をしているのか。ルナはただ単にヒルデと一緒に帰りたいからだろう。
「隊長何故あなたは少佐と言う階級で師団の隊長をしているんですか?」
最初に切り出したのはヒルデだった。
「やはりか、そうだな、何故俺が師団の隊長をしているか?だが俺は昔准将まで登った。そして第一次世界大戦で俺は多くの兵を指揮していた。俺が担当した戦線は帝政ロシアだ。俺はみんなから期待されていた。二十三歳で准将まで登ったのだから。しかし俺の判断ミスで兵が多く死んだ。俺は理解したんだ、自分はまだまだ未熟だと。それで自分から階級を下げてくれと申したが却下された。しかし、大戦終了まじかそれが了承された。理由がこの大戦で負けたら将校が殺されるかもしれない、と言う理由で俺の階級が少佐まで下がった。そして今は俺が元准将だから師団の隊長をしている。周りからは一応ハインツの指揮する部隊となっている。」
「・・・」
一瞬の沈黙が訪れる。
「もう暗くなったし早よ帰ろうか」
「そうですね」
そう言うと家へ帰っていった。
ヒトラーと部下たちとの食事
ヒトラー達が食事をしている。
「そういえば、大本営からアニメ、と言う物が届いたのだが。暇だし見てみるか」
DVDのタイトルには{可愛い女の子と戦車}と書かれている。
「おーい誰かDVDプレイヤー持って来てくれ」
その間にヒトラーはあらすじを見ようとしたが翻訳されてるのがタイトルだけだった。兵士がDVDプレイヤーを持ってくる。
「良いだろ。つい先週大本営から送られてきた最新のプレイヤーだ。我って超人気者」
一部の部下では何言ってんだこのちょび髭、と思った
「早速流すぞ」
「面白かった。まさか主人公が戦車乗るのが嫌で転校したらそこでも戦車を乗る事になるとは。次のDVDはっと」
しかし段ボールの中にあったのは紙一枚だけだった。
「何々?一週間に一回送りますっと書いてあるな、続きがあるぞ。面白かったらドイツでも放送してね☆、っと書いてあるな。よし、放送しよう」
そして今日からドイツに{可愛い女の子と戦車}が放送され始めた。
皆さんこんばんは、まきゆづです今回は宴会と隊長の過去について書いてみました。それともし疑問があったら感想に書いてください。頑張って返信するので。