クーデリア隊
ロンメル、クーデリアはティーガーに乗り、パナマシティに向かっていた。
「了解した。全車停止。海軍の空軍からの爆撃支援がパナマシティに行われる。爆撃が終わるまでここで待機だ」
「「「了解」」」
空を見るとフォッケウルフの編隊が飛んでいた。各機両翼に爆弾を抱え飛んでいた。それを眺めていた戦車の搭乗者たちは健闘を祈った。
二分後には遠くから黒い煙が見えた。その後、海軍から空爆は成功したとの報告が入り進軍を開始した。
「空軍強いですね」
「あぁ。だが、決定打を加えるのは陸軍の仕事だ行くぞ!全車全速、隊形を維持しながら敵防衛線を突破包囲するぞ!」
「「「ジーク・クーデリア!」」」
ティーガーのエンジンはうなりを上げ、陣形を維持したまま爆撃地に向かった。辺り一面は黒焦げ、一部へこんでいた。敵兵士は一部は生き残っているも、対戦車兵器が無いためティーガーに乗っていた兵士たちに撃たれ死んだ。
「ロンメル、おかしいと思わないか?敵戦車の残骸が見当たらない。嫌な予感がする。ポルシェティーガー隊を連れてこい、軽戦車隊は警備にあてろ」
「了解しました」
「クーデリア閣下ヒルデ隊より伝達です。トラックを数台寄こしてくれ。それと、敵M3戦車隊がサバナに接近してるとの事です」
「予定緊急変更!ポルシェティーガー隊はサバナに向けろ!」
「ヒルデ隊から再度通信が入りました。ゲリラ戦に移行するため増援は不要との事です」
「いくら、最精鋭とは言え、戦車相手に人は無理だろう。しかし、ここで増援を送ると総統閣下から左遷されかねない。いや、いくらヒルデ隊が総統閣下のお気に要りだとしても無理だろう。仕方ない、ポルシェティーガーを三台送れ」
「了解しました」
ポルシェ博士
「やはり、最近の主流は駆逐戦車だと私は思うのだがどう思うかね?片桐雄一君」
「雄一だけで結構ですポルシェ博士。それで、さっきの質問ですが、確かに駆逐戦車や突撃「この世に突撃砲と言うダサい名前は無い」んん、駆逐戦車独特の回転砲塔が無いのは、無駄な機構を省きその分大きな主砲を積めます、ですがそれは欠点でもあります。回転砲塔の良さは後ろに回られても旋回+砲塔の回転で対処できますが、それに比べ、駆逐戦車は旋回しかないです。ですので後ろに回られたら終わりと考えてもいいかと思います」
「これを見てもそう言えるのか?」
ポルシェ博士は一つの映像をテレビで流した。それは、38Tを改造して急遽作られたヘッツァーだった。その映像ではヘッツアーが走行中に反転し、四号J型の装甲を貫通していた。
「これは、走行中だけじゃないですか。行き止まりだったらどうするんですか?それに、あれくらいだったら駆逐チハでも出来ますよ」
「ふっふっふ。まだ気づかないのか?駆逐”重”戦車を作るのだよ」
「コストはどれぐらいかかるんですか?」
「私に聞かれても困る。では早速設計に移るぞ。基盤はポルシェティーガーの派生型だ。いわゆる、ポルシェティーガーから改修できるって事だ、現地で簡単にできるように上部だけを変えよと思ったが全てなしだ。新しく作りなおす。駆逐重戦車としての基盤を一から作るぞ!」
「分かりました」
こうして、ロマン研究所の研究員たちの疲労はさらに増し、一日24時間働くのも目前と迫っていた。
泰雅
「総提督殿、付近の軍需工場から兵器の修理そして改修が終わったとの事で、取りに来てくださいとのことです」
「分かった直ぐに向かう。車を用意してくれ」
「ハッ!直ぐに用意させます」
泰雅はアメリカ本土の地図を眺めていた。所々に印がついており、印ごとに海軍基地、造船所と書かれていた。そして、線も書かれており、それは戦線だった。泰雅は海軍でありながら、陸での戦略を練っていた。
「車の準備が整いました」
「分かった」
地図を置き、車まで移動をする最中に曙と合流し一緒に行くこととなった。用意されていた車は紛れもなく戦車だった。イタリアの軽戦車カルロベローチェだった。
「それでは行きましょう!」
運転手もとい、操縦者は泰雅たちが乗るとすぐさま出発した。泰雅はカルロベローチェの上に乗り、曙が中に入っていた。
「提督大丈夫?」
「ん?あぁ、風が心地いいよ。まるで、風の精霊の囁きが聞こえそうだよ」
「死ぬ直前の人みたいなこと言わない!」
「冗談だって。それで、俺らは何処に向かってるんだ?」
「横須賀市の直ぐ近くの横浜市の軍需工場ですよ。正面です」
目の前にあったのは結構な大きさの軍需工場だった。泰雅はマスクを装着した。
「提督私の分は?」
ポケットからもう一個取り出し曙に渡した。カルロベローチェは正門前で止まり、警官たちが身元を確認しようとしたが、上に居座ってる泰雅を確認したらすぐに通してくれた。
「待っていましたよ。それでは早速リッターの確認を」
「あぁ、案内をしてくれ」
泰雅は工場長の後に続いた。工場内は各コーナーに分かれていた。その中で連れてこられたのは秘密兵器開発所と言う名の場所だった。
泰雅の目の前にあったのは初期のリッターとは違い真っ白なデブではなく、完全な運動性や機動性に長けた機体だった。
「それでは、起動してください」
「ん?そちらで起動は出来なかったのか?」
「はい、私たちが起動させようとしますと、拒否されて起動が出来ませんでした」
「そうか」
泰雅はそう言いつつもコックピットを開けた。コックピット内も完全に変わっており、操縦管が球体上の操縦管に変わっていた。
「マスターを認識しました、起動します」
すべての電子機器が作動し始め、モニターに周りの映像が映し出された。モニターは全面にあり、足元まで確認できた。
「浮いているのか?」
泰雅はコックピットを開け、下を見ると浮いていた。曙も工場長も驚いていた。
「武装はどれだ?」
「あそこの壁に立てかけてある、100ミリマシンガン、両腕部内蔵型ガトリング、頭部バルカン、脚部には取り外し自由でミサイルポッドか、魚雷を積めるぞ。近接は格闘で十分と判断されたため、格闘専用装備は無い」
「分かった。曙鎮守府に帰るぞ」
「分かりました」
差し出された手に乗り、工場長が開けたハッチからリッターは飛び出した。
お久しぶりのクソ雑魚なめくじのまきゆづです。最近は忙しくなり、小説を書く時間があまり取れないので投稿はかなりゆっくりとなってしまいますが、今後ともよろしくお願いします。




