太平洋側上陸作戦
「ワレアカツキノナカニキボウヲミタリ!」
昼過ぎの1300に泰雅の号令と共に日本の海軍が全てアメリカに向かった。泰雅はそれを曙の肩を借りながら見ていた。
「諸君らの健闘を祈る」
「じゃあ、もどろっか提督」
泰雅は頷きハワイの寮の中に戻った。
ヒルデ
ヒルデ達はサンフランシスコに向かう艦隊と一緒に行動をしていた。ヒルデ隊は全員が飛行粒子式降下装備を着け交代交代で上空を索敵をしていた。
「こちら長門。ヒルデ状況を知らせよ」
「こちらヒルデ。依然敵影はいない。オバー」
「了解。アウト」
敵が現れず数日経過してアメリカ沿岸が見えてきた。ヒルデ隊は総員飛び強襲上陸艦隊の援護の準備を終了させていた。
「時間合わせ。開始します。3、2、1、0各員出陣!泰雅提督に最高の手見上げを持って帰るぞ!」
「「「おぉぉぉぉおおお!」」」
船員は一斉に配置に着き、砲手は沿岸部に向け砲塔を回転させ砲身についている栓を取った。
「艦砲発射準備!ッテー!」
一斉にサンフランシスコ沿岸部に見える敵兵士に向かって砲弾が弧を描き弾着した。弾着地点は砂浜で大きな砂煙をあげた。
「威嚇射撃も重要だが。敵兵士を狙え!」
「「了解です!」」
「待ってくれ。敵兵士が居ないぞ。いったいどうしたんだ。港を明け渡してインフラを整えられたら終わりじゃないか。とりあえず、海兵隊を出撃させるぞ」
「分かった。海兵隊発進!」
「「「うおぉぉぉぉ!」」」
強襲上陸艦が戦艦の陰から発進した。ヒルデ隊は一足先にサンフランシスコに向かった。
「市民も誰もいない。奇妙だな。とりあえず、シカゴの連中とも連絡を取るぞ」
「もう連絡はとれてるわ。向こうも人っ子一人いなかったみたい」
「そうか、陸軍が来るまで待とう。作戦会議はそれからだ」
何事も起こらず数日が経過した。その間にドイツがフロリダに上陸したとの報告が入り日本軍の士気は跳ね上がった。
「よう!ヒルデ」
「お体は大丈夫でしょうか泰雅提督?あまり無茶をしない方がいいと思われます」
「そんな事より、ここに来たときは誰もいなかったんだよね。資材も食料も武器も全て無くなってて現在に至るっと言った所かな」
「そうです」
「これは、私の勝手な予想だが、敵はおそらく川に沿って防衛線を引きそこに戦力を固めているだろうな。これは相当苦戦するぞ。まぁ自分は海の人間だから知った事では無いがな。川が無いところは山の頂上に防衛ラインを張ってるだろうな。これは、あくまで俺の予想だ。鵜呑みにするなよ」
「一部を参考にさせてもらいます」
「では、私は書類のかたずけが残っているので。また今度会いましょう」
泰雅はそう言い残すとその場を去った。ヒルデとその他陸軍将校はアメリカの地図を机に広げた。
「総提督の意見を取り入れると。北はヒールズバーグ、東はサクラメント、南がピノス山までと言う事か。みんなはどう思う?」
「川は確かに相手の攻撃がある限り渡河は出来ないな。山はどうなのだろうか?確かに、近くにはロサンゼルスがあるが。それを守るに値するのか」
「それは分からないが。ある程度の工場がある事は確かだと思われる。と言う事はピノス山で迎撃をする可能性は十分にあると言う事だ。ドイツ軍の方はうまくやっていればいいが」
疑問を言うヒルデ。
「きっとドイツ軍には主力部隊の大半を迎撃に回すだろうなアメリカは。ドイツの強さを理解しているのは今のルーズベルトくらいだろうな」
「話が脱線した。戻すぞ」
ヒルデがずらし始めた。会話を一人の若い将校が戻した。
「とりあえず、我がフランシスコ方面の主力はロサンゼルスに向ける。ヒルデ隊は東の哨戒に当たってもらいたい」
「分かりました」
「北の方は海兵隊にでもお願いするか」
「そうしましょう。海兵隊に伝えておきます」
「頼んだ。それでは作戦開始時刻は明日の2500に決行だ。号令用語は不死鳥の名を刻めだ。解散」
「「「了解」」」
ヒルデは簡易的に設置されていたキャンプ場に向かった。
「隊長、お帰り」
「ただいま。俺らは東の所を守る事となった。敵が居ないとしても気を抜かないようにしろ」
「「「了解」」」
ヒルデ達は早速テントを畳み始めた。畳み終わると東の占領地域のフェアフィールドに向かった。
「ここにテントを張るぞ」
ヒルデ達は数分でテントを張った。中に入り日本からの支給で貰った七輪を真ん中に置き飯盒を作り始めた。
「今日はカレーですね」
「カレーだな。どう見ても支給されたものがカレーを作れと言わんばかりの材料だからな。人参にじゃがいも固形のカレーの元、牛肉、玉ねぎとこんな感じか。ササっと作って今日の歩哨を決めるぞ」
「「「はい」」」
その夜の歩哨はヒルデとなった。平等にじゃんけんをしたら最後のヒルデ対マクソンのじゃんけんは何回もあいこが続いた。
ヴァルヴァロッサ作戦はいつになったらできるのだろう?クソ雑魚ナメクジのまきゆづだ。この挨拶のバリエーションも増やさないといけない。ネタを考えるのは辛いな。【個人的感想】




