お迎え
ヒルデは珍しく旅館の場所を覚えていた。いや、覚えてないと戻ってこれないので当たり前だった。
「すまない。迎えに来たぞ」
「ひ~る~で~どこに行ってたの?私を一人にしないで~」
アリスがヒルデに抱き着いた。
「一人じゃないだろ、ほらナインもいるし、俺の部隊員もいるだろ?」
「そうだけど、、やっぱりヒルデと一緒がいい」
「隊長ってほんと女の子に好かれますよね」
「俺だって好きで好かれてるわけじゃないんだマクソン。じゃあ俺はプリンツを待たせてるから直ぐに戻らないといけない」
「ますた~私も行く~」
ナインがマクソンを退けてヒルデの腕を掴んだ。
「分かったから。二人とも俺から離れてくれ」
ヒルデの言う事を聞かない二人。アリスが抱き着き、ナインが腕を掴む完全なヒルデ包囲網が出来ていた。
「放さないと一人で行くぞ」
「「ごめんなさい」」この間僅か1秒。
「準備して。行くぞ」
「「はい」」
ナインは装備を付けて戻って来た。その後にアリスも荷物をまとめて戻って来た。
「よし、行くか」
「隊長、私たち演習がしたいです」
「そうか、こっちの陸軍と話をしてみる。出来たら無線で伝える」
「了解しました」
ヒルデ達は外へ出て行き。アリスは翼を広げ、ヒルデとナインはエンジンを稼働させた。そして、ヒルデから順番に飛んで行った。
「隊長ちゃんと演習許可取れるかな」
「隊長を信じよう」
アリスを気にしながら移動をし数十分には別荘<上野家の>にたどり着いた。
「ただいま」
「おかえり」
「プリンツ、ただいま」
「おかえり、ナイン。ヒルデ君お風呂入れなおしといたよ」
「ありがとう、アリスとナインは一緒に入はいれよ」
「いやだヒルデと入る」
「ヒルデ君を困らせたらだめだよ。私と入ろうね」
プリンツがアリスをなだめた。アリスもゆっくりだがプリンツにも心を開き始めた。
「わかった。ナインと入る」
ナインとアリスは椅子に座った。そして、ヒルデは風呂に入った。浴室は広くとてもゆったりと風呂に入れた。
「出たぞ」
「はーい。二人とも入って」
「分かった」
ヒルデとの入れ替わりでアリス達がお風呂に入った。ヒルデは椅子に座りテレビを点けた。ニュース番組にチャンネルを変えた。
「そう言えば、ルナは元気にしていますかね?」
「あいつのことだ今もグループの人たちと会話をしているだろうな。それと、また明日朝早くから俺は出かけるから。二人を頼んだぞプリンツ」
「分かったよ。なるべく早く帰ってきてね」
「もちろんだ」
ヒルデがテレビの方を見た
「ひーるーでー。ナインが私の翼をむちゃくちゃ触るんだけど!」
「私は洗っているだけですますたー」
「二人とも、浴室に戻って」
ヒルデが振り返る前にプリンツが迅速に対応した。ヒルデが振り返る頃にはプリンツが二人を浴室に運んでアリスの体を洗っていた。{敷布団でも敷いとくか}
『ヒルデ君てさ、何でこんなにも女の子が居るの?』
「この声はもしかしてルシファー!?」
アリスが裸体でまた浴室を飛び出そうとしたところをプリンツに取り押さえられた。天使族ならこんなのあっという間に解けるが、プリンツにケガをさせたらどうなるか分からないので抵抗しないアリス。
『もしかしてアリス!?私も憶えてる?』
「この声はカスピエル!」
アリスがプリンツに拭かれながら会話している。そして、服を着たら直ぐにヒルデのもとに来た。
「どうして二人ともこうなったの?」
『大体ゼウスのせい』
「そうなんだ。かわいそうに」
『と言う事で今の目標はゼウスをぶっ殺す事』
「頑張ってね」
『えっ、手伝っては』
「手伝わないよ」
沈黙が訪れる。ナイン、プリンツはアリスが刀に話しかけているようにしか思えない。
「じゃあ私は寝るね。ヒルデも一緒に寝よ」
「お、おう。それよりも歯を磨かせてくれ」
「分かった」
ヒルデは脱衣所にある洗面所で歯を磨き始めた。アリスも歯を磨こうとしたが、歯ブラシが無い。ヒルデは泰雅がいじっていた棚を見ると結構な歯ブラシの在庫があった。そこから二つ取ってアリスとナインに渡した。
「はほひはへよ<歯を磨けよ>」
「う、うん<何言ってるか分かんないよ>」
また、あの時と同じように人の心の声が聞こえた。この症状がどういう恩恵をもたらすのかはいまだに分からない。しかし、一つの利点がある。それはどっきりに合わないことであるのは明確だった。
「じゃあ寝よっか」
歯を磨き終わったアリスが再度ヒルデに問いかけた。
「そうだな」
和室に並べられた四つの敷布団に右からアリス、ヒルデ、ナイン、プリンツと並んだ。
「ぐへへへ」
アリスがこんな声を漏らすと翼と腕でヒルデを包囲した。
「アリス眠りにくいからやめて」
「いやだ」
そう言うとアリスは寝てしまった。ヒルデも仕方なく寝た。
泰雅
「始まりました今は深夜1時くらいですね。曙は現在私のベットで寝てます。そのせいで私はソファーで寝るはめになりました。と言う事でね曙が罠に引っかかるまでのRTA始めて行こうと思います。初めに罠を用意しないといけませんが、ここは二階で幸いこの下には誰もいないとの事なのでその一階をフル活用してみようと思います」
泰雅が段ボールからいろんなものを出し始めた。
「まずね、このなかなか手に入らない簡易プールを下に置き、水を入れておきます。次にこののこぎりで扉の出た床を切り抜きます。その後真ん中から切り落とし、この留め具で再度元の位置に戻します。ですかそれだとプランプランしただけで無意味なのでこのワイヤーで引っ付けます。そして、約50KGの負担が掛かるとこのワイヤーは切れます。画期的ですね。そして、水にドボン圧倒的ですね。では早速やってみましょう」
数分後
{やべぇ、やる気が出ないしそうとう時間が掛かるぞこれ。仕方ない久しぶりに本気出すか}泰雅はもの凄い集中力を高め始めた。
数時間後
「完成だ。現在午前6時RTAが始まって6時間も経過しましたが後は掛かるのを待つだけですね。疲れた」
待つこと一時間。部屋から足音が聞こえた。{しゃあ!俺の頑張りが無駄じゃないことが証明される}そして、曙が部屋から出てきて一歩踏み出した瞬間、ドボン!
「は!?何!?何!?」
「どっきり大成功!RTAの記録は7時間21分と13秒でした」
「クソ提督!絶対に許さないからね!」
曙が怒って走り出した。
「ヤバ!と言う事で俺は逃げ道まで用意してあるのだよ」
泰雅は窓を割り外へ飛び出した。そして、下に用意してあったトランポリンで綺麗に着地して逃げた。
次は天転と言ったな。あれは嘘だ!クソ雑魚ナメクジのまきゆづです。えーと。これは何と言いますか。まぁ、時間がたまたま余ったから書いていたら更新できるようになっていた。これ以上もこれ以下も無い。それと、前回のあとがき、とにかく長かったよな気がするのは気のせいじゃないよ




