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枢軸国の栄光  作者: 真姫ちゃん推しの結月
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買い物

 ヒルデは閣下に紹介されたお店に向かった。街はいつもと変わらず活気に溢れており軍人も市民の話の輪に入って楽しく会話をしていた。ヒルデも多くの人に絡まれた。

「お兄ちゃんどうだい?これ安くしとくよ」と陽気に話しかけられたり。

「あんさん、一杯一緒に飲まないか?」などと誘われたが全て丁重に断った。

 ヒルデは閣下に言われたとうりに目的地に移動していると一際目立っているお店があった。外には様々な露店が開かれており、そこで飲んだり食ったりしている人たちがさっきの場所よりも多くいた。

 中には、日用品や食材、クリスマスプレゼントなども売っていた。

「そろそろクリスマスか、三人には何をプレゼントしようか?」

「お兄さんはたしか、ヒルデだね。話は聞いているよ七面鳥とかクリスマスの食材はこっちに用意してあるから。プレゼントはこっちに用意してあるけど日本の和服は無いからよろしくね」

 ヒルデは案内された場所に向かった。品ぞろえを見ているとまた店員に話しかけられた。

「本日は何をお求めでしょうか?当店のお肉は食中毒を絶対に起こさないように徹底的な厳選をした物しかそろっておりません。もしや、七面鳥をお求めですか?それならこちらにお越しください。当店はクリスマスをとても重要視していますのでその為七面鳥も必ず何度も厳選し最も良い物しか置いておりませんので予約が必要なのですが、、」

「ヒルデと言う名で予約はされていないか?」

「ヒルデ様ですね。総統閣下からのご紹介ですのでもう準備は出来ています。こちらがその商品です。お金の方は総統閣下持ちとなっておりますので必要はございません」

 ヒルデは袋に入った七面鳥を持って店を出た。店の帰りに服屋に立ち寄った。店頭のショーケースには日本の和服が飾ってあるも、ソールドアウトと書かれたいた。{日本に行く用事もあるから本場の和服でもプレゼントしようかな。けど、三人の好みが全く分からない。困ったときには部隊のメリアとウィリアムに聞いてみよう}

 帰っている途中に雪が降り始めた。{この雪もいつしか邪魔と感じる時がいつかは訪れるだろう。その時までに楽しむ事が出来るのだろうか?俺も子供の頃は親に向かって雪玉投げたかな。今となっちゃいい思い出なのかな。たまには祖父に会いに行くか}

 ヒルデは自宅の前に来ると雪玉が飛び交っていることに気づいた。

「ナイン、覚悟ぉ」

「アリスさん甘いですよ」

「ナインこっちにもいることを忘れたら危険ですよ」

 ナインが挟み撃ちにあっているもしゃがんで避けた。雪玉はアリスとルナの顔に当たった。

「ヒルデさんお帰り」

 ルナが雪をかぶったまんま迎えてくれた。その後、雪を払って四人仲良く家の中に戻った。

「俺はちょっと用事が出来たからまた行ってくる」

「分かったよ、行ってらっしゃい」

 ヒルデは祖父の家を目指しベルリンから少し離れた郊外に路面電車で向かった。

「坊やもしかしてヒルデかい?」

「そうですが、もしやお隣のマルクさん?」

「そうよ!久しぶりだね元気にしてた。もうこんな立派な大人になっちゃって。昔はよくうちに来て娘のプリンツよく遊んでいたね。初めて君を見た時の事は今でも忘れられないよ。死んだ魚のような眼をしていて、けど数日もしたら段々と元気を取り戻して小学校にも通い始めた時はよくプリンツにお世話になっていたわね」

「お恥ずかしいお話です。今はプリンツさんは元気にしていますか?」

「えぇ、今は地方のスーパーで働いているけどいまだに実家離れ出来てないのよねーあの子。本当にいつになったらいい男を捕まえてくるのかしら?そう言えば今日はおじいさんに会いに来たの?」

「そうです。三年間全くあっていませんでしたから元気にしているか気になって来たんですよ」

「あの人元気にしていますよ。毎日朝早くに起きてジョギングしていますもの。あの健康体の印みたいな人が病気にかかったりしませんよ。そう言えば、ヒルデも休日の時はよくおじいさんと走っていたわねぇ」

「あの時は本当にきつかったですよ。翌日には筋肉痛になって一日動けなかった時も数えれないくらいありますからね」

「次は~ベルリン郊外~ベルリン郊外~お降りの方は左の扉が開きますのでそちらからお降りください」

「それじゃあ、降りましょうか」

「そうですね」

 ヒルデは偶然再会したマルクさんと一緒に祖父の家に向かった。

「ただいま。爺さん」

「ヒルデか久しぶりだなどうした急に帰ってきて軍の訓練があまりにもきつくなかったから俺と一緒に走ろうっていうのか?」

「違うよ。俺は明日から日本に行くから一緒に早めのクリスマスパーティーでもしようかなと思って」

「そうか、だがうちは何も用意が出来てないぞ」

「俺の家に来るんだよ」

「お前の家かー物騒だな」

「「ハッハッハ」」

 ヒルデと祖父が笑う。

「分かった!お前隣のプリンツに挨拶してこい。その間に用意を済ませとく」

「分かったよ」

 ヒルデはお隣のベルを鳴らす。ドアの向こうから「はーい」と聞こえてくる。

「どなたですか?」

「久しぶり、プリンツ。ヒルデだが」

「ヒルデ君!中学校ぶりだね。元気にしてた?」

「俺はいつでも元気だよ。プリンツはどうだ?」

「プリンツじゃなくて昔と同じプルでいいよ。私はまぁ、いつもどうりかな」

「なんだよ、いつもどうりって」

「教えなーい。それと、私貴方に言わないといけないことがあるんだけど、、、」

「どうしたプル?」

「私、ヒルデ君の事が好き!!私と付き合ってくれない?」

「・・・」考え込むヒルデ

「無理だ」

「どうして?私はあなたが居ないと駄目なの。この心が焼き尽くされて今にも苦しいの。別に私はあなたの隣に居させてくれれば十分だから!だからお願い一緒に居てくれない?」

「俺はこっちには居られないんだ。{またあの二人がまた何か言いそうだし。俺は直ぐに日本に行くし}ベルリンに帰らないといけない。しかも、今まで一人暮らしだったからプルの寝るところなんてないぞ?それに俺はお前が死んだってなにも思わないし埋葬にも参加しない。仕事を優先し仕事のためならなんだってやる。例えそれが人殺しだとしても。それが俺の指名で運命(さだめ)だから。俺には守るべき人がいる。俺の使命はその人の道具となる事だ。それ以外には何もいらないし、何も要求しない。その人がやれと命令したらそのとうりにする。それが今の俺だ」

「ヒルデのば、馬鹿ぁああああああああ」

 プリンツが雪降る道を走って行く。

「あーあ。ヒルデは女の子を泣かす趣味があったんだ」

「爺さん聞いていたのか」

「早く追いかけてこい!それからじゃないとお前の家にはいかないぞ!」

 ヒルデは祖父に言われたとうりプリンツを追いかけた。追いかける途中でプリンツの足跡が消えた。

「しまった。どこだ何処にいる」

 ヒルデは周りを見渡すも証拠ともなりそうな物が一つもない。{俺はいつでも無力か。人が俺の周りから離れて行くのは当たり前のことか。悪魔と呼ばれているのだから。だが、自分のけじめは自分でつける}

 ヒルデは周りを走った。橋の下や路地裏を探し回っても見つからなかった。最後に小学校に向かった。

 小学校は既に廃校になっており立ち入り禁止の看板が立てかけてあった。ヒルデはそれを無視し屋上へ向かった。{懐かしいな、昔はこの階段を辛いとか言いながら上っていたんだな}

 屋上の扉にはガムテープの貼ってあった跡があった。

「ヒルデ君、そこに来てるのは分かってるんだよ出てきて」

「さっきはすまんかった。あんなこと言って」

「私も急にあんなこと言ってごめんね。私もう気にしてないから」

「俺は君にまだ謝らないといけない事がある。あの時俺は一人暮らしと言ったが、あれは嘘だ。今はルナとアリスそしてナインと暮らしている。まぁ、なんて言うのかな。付いてきた。よかった一緒に来ないか?」

「いいの?なら行く!」

「よし、じゃあさっさと爺さんの家に行ってから、俺んちに行くか」

「うん!」

 二人は祖父の家に向かった。


 


待たせたな!まきゆづだウラァァァァァ!オホン、と言う事でクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。皆さま最近どうしていますか?私はテスト勉強をしています。もの凄くめんどくさい。嫌だー勉強したくない!本読みたい!それで思い出した皆様のお勧めの本を良かったら紹介してください。

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