武器商人の危機
次回予告?知らんなそんな物。知っているのはこの任務を失敗すれば閣下に始末されることだけだ!
アフガニスタン上空約5000Mにて
「ヒルデ大尉、武器商人からの通信です」
輸送機操縦士から呼ばれる呼ばれるヒルデ。
「どうした?何があったんだ」
ヒルデが操縦士に問いかけると数秒後に返答が直ぐにきた。しかし、あまりよろしくない返事が返ってきた。
「悲報です。イギリス陸軍が一斉攻撃に出たとの報告が入りました。今からですと間に合わないかと。今の燃料ですと本国に戻れません。ですから、大日本帝国に行きますよ。」
それを盗み聞きしていたマクソンたちは絶望していた。何故なら、あのポルシェ博士が閣下に頼まれて作っている兵器だから、開発が一日も遅れてしまえば我が部隊の全員が閣下の手によって処刑させられそうだからだ。
「いや、俺が一人で行く。今すぐハッチを開けろ。この装備なら輸送機よりも早く着く。お前だって死にたくはないだろう」
ヒルデも薄々思っていたのだこの作戦が失敗したら閣下に殺されることを。それを何としてでも避けるため強引にでも出発しなければならない。
「隊長!俺らも付いて行くぞ!」
「いや、君達は所定の位置で降下してくれ。移動したら連絡する。では、行くぞ!ハッチ開けろ。ヒルデ、08式降下装備出る!」
そういうとハッチが開くのと同時にヒルデが飛び出した。ヒルデが飛び出して数秒後ハッチが閉まった。
「隊長は大丈夫だろうか。仕方ない、俺らは所定の位置まで急ぐぞ」
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アフガン上空に居るヒルデ
{さてと、ここからは一人行動か。まぁ、いつものことか。しかし、雲が低い位置にあるから地上が見にくいな、雲が晴れてからエンジンを噴かすか}現在ヒルデは雲の中に居る。がエンジンをまだ噴かしてはいない。何故なら、武器商人たちが移動していたら目標地点へ行ったとしても居ない可能性があるから、雲が晴れるまで無暗にエンジンを点火出来ないのだ。
現在、少し雲が晴れてきた所だ。{うん?あそこに銃の光が見えるあそこか?じゃあそろそろ噴かすか}ヒルデはエンジンを点火した。そして体をゆっくりと傾け始めた。戦場を一直線に捉えると更に加速し始めた。すると、手に持っていたシュラークをカイザーに持ち替えた。
「こちら、SS精鋭01小隊、隊長ヒルデ・ユリウス。武器商人聞こえるか?」
「こちら、ポルヴェレ・ディ・ステッレ社のメルトの所属のアルド・シムだ。援護を直ちに頼む。イギリス野郎に囲まれて移動が出来ない」
「了解した直ちに援護をする。上空に注意せよ。オーバー」
ヒルデが通信を切ると同時にイギリスの大型トラックに向かってカイザーを撃ち始めた。撃った反動が体全体にかかり後ろへ持ってかれてしまうが、あまり関係が無かった。何故なら、撃ったと同時にエンジンを切ってそのまま一回転して、ホバリングをオンにして反動が行ってもランドセルの射撃反動抑制が発動して後ろに行かなくなった。ヒルデはテンションが上がったのか破壊した大型トラックの数を数え始めた。
「ヒトーツ!フターツ!逃げ回っても無駄だ!ミーッツ!岩陰に隠れてもグレネードがあるんだよ!ヨーッツ!燃料が無くなりそうだな。地上戦に移行する」
ヒルデは一度エンジンを切った。その後100M地点で再度エンジンを点火した。{大型トレーラーがかたまっている方に着地したかったが、少し離れた所に降りてしまったな。だがイギリス野郎も撤退しているな}敵兵士はある者は車に乗って。またある者は徒歩で撤退していた。
「敵は去ったか。おいそこのドイツ人!貴様は何者だ!」
「俺は武器商人の護衛で派遣されたSS精鋭01小隊だ。部隊員はもう直ぐ着くと思う。そういう君は誰だ」
「私はメルト様のドライバーのツーシム・プロムだ」
ヒルデはトレーラーの陰から顔を出した人に話しかけられた。トレーラーの数は5台あった。おそらく、中身は全て大本営の対空砲だろう。
「どうしたのプロム?終わったの?((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
「終わりましたよメルト様」
さっきまでヒルデに暴言<?>を言っていた彼がメルトと言う少女に返事をするときだけ紳士ぶった。{あの少女がクライアントかそれにしても幼いな16歳ぐらいだろうか。あんな歳でも武器商人をしているのか、親が元々武器商人なのか。それなら納得できる}
「あなたが今回の護衛の人ですか?」
「そうだ。他の部隊員は今こちらに向かってきている途中だ。おそらく、あと五分後には着くだろう」
「そう、まず最初に自己紹介をしましょうか。私の名前はメルト・マキル気軽にマキマキかマキちゃんって呼んでね」
まだヒルデの隊員が来ても居ないのに自己紹介が始まった。おそらく、またヒルデが最後になるだろう。いや、違うな部隊員の誰かだろう。それはさておき、この子の容姿を紹介しよう。彼女は身長156CMで歳はおそらく、16歳ぐらいだろう。髪型はロング。目の色は薄い水色だ。髪の毛の色は藍色だった。
「俺はさっき言った通り、ツーシム・プロム。メルト様のドライバーだ。元ギャングだ。出身はメキシコだ」
彼は身長172CMくらいで、歳は20歳くらいだ。髪型はツーブロックだ。目の色は琥珀だった。
「俺はマクス・ヴェルディだ好きな武器はスナイパーライフルだ。元スペイン陸軍所属だ」
彼は身長172CM、歳は23くらい、髪型は何故かリーゼント、目の色は青色だった。
「私は磯城千丈です。元大日本所属です。こう見えても格闘戦はおそらくこの部隊でトップだと思います」
日本人が居た。世間の話では武器商人は自分の護衛のためならば金を惜しまないと聞いたことがある。と言うことは彼女の言うことは本当のことだろう。{士官学校では俺と同等の格闘センスを持ち合わせた奴がいなかったから退屈だったが、彼女なら初めて本気でできそうだ}この人の身長は162CMくらいで、歳は19歳くらいだろう。髪型はショートだ。目の色は黒だった。
「僕は元ドイツ所属のゲルス・ベルトです。あなたはヒルデさんですよね。活躍は知っていますよ」
ドイツ出身の兵士が居た。この武器商の人はいろんな国から兵士を集めているようだ。もしかしたらこの中にもイギリスの兵士が居るかもしれない。気を取り直して、この人は身長は163CMくらいで、歳は32歳かな。髪型はストレートだ目の色は青色だった。
「俺はアメリカ出身のバルム・バスク気軽にBBっと呼んでくれ。俺は火薬が大好きなんだ。いい火薬を持ってたら俺に見せてくれ。一応言っとくが一番いい火薬は南米産の奴だ。OK?」
「OK!」
つい雰囲気に乗ってしまったヒルデ。だがしかし、後悔はしていない。何故なら、部隊に似た奴がいるからだ。この漢の容姿は肌が黒い。身長は180CMあるかないかくらいだ。歳は34歳だろう。髪型は坊主だ目の色は茶色だった
「俺はアルド・シム。イギリス出身だ。身長は174CM、歳は20だ。髪型はショート。目の色は茶色だ。よろしく」
こいつ、私のセリフを奪いやがって。まぁいいや。次で最後の人だ。
「俺ぁアグロ・ドルチェだ。名前のとうりイタリア出身だ。俺ぁこの部隊では老兵の部類に入るだろうな。なんてったって。54歳だからなー。ハッハッハ」
この爺の身長は176CM、髪型はパーマ、目の色はブラックだった。
「君はヒルデ・ユリウスでしょ。スペイン内戦での活躍は知ってるよ。君の部隊の人たちも知ってるから自己紹介はしなくてもいいよ」
やはり知っていた。武器商の情報網はやはりすごかった。おそらく、現在では輸送をメインにしているが、紛争又は内戦が起きれば両国に銃を売る簡単な仕事だ。注文の仕方は電話一本で可能だやったね!けれど、注文するたびに電話番号が変わる。必ず番号をメモしないと。
「タイチョー!!!どうやって着地するんですかー!!!」
ゆかりさーん空から女の子が!そんな事は置いといて、お空からメアリーが降ってきた。{アイツはちゃんと取り扱い説明書を読んだのか?そう言えば、あの説明書はポルシェ博士直々に書いたから意味不明な説明が書いてあっても不思議ではないな}
「落ち着け!まず最初に右の操縦管を握れ!」
メアリーが右の操縦管を握るとホバリングが発動した。
「いいか。ゆっくりと出力を下げるんだぞ一気に下げるなよ!!もう一度言うぞ一気に下げるなよ!!」
「一気に下げるんですね!わかりました!」
「違うわアホ!人の話をよく、ってあああああ!」
こんな茶番をしている間にメアリー以外の隊員が降下してきた。一番はレイヤーだった。みんなが着陸した後にメアリーもやっと着陸した。結論、有っててよかった、追加ブースター。
「全員揃った事だし早速しゅっぱーつ」
メルトがそう言うと、全員<ヒルデの部隊以外>がトレーラーに乗り込んだ。メルトはドイツが作った戦闘車両に乗り込んだ。トレーラーは五台。と言うことは一人乗れない。悲しい現実が訪れた。
「隊長どうするんですか?トレーラーが五台しかありませんよ。これじゃあ全員乗れませんよ」
マクソンが小声で問いかけてくる。しかし、この問いに答えたのはメルトだった。
「誰か一人トレーラーの上に乗ってね☆」
なんということだろうか少女が笑顔で理不尽な事を言ってくる。今の時期は冬だ、こんな寒い時期にトレーラーの上で寝転がるなんて、シベリアに行くよりも辛いだろう。多分。
「隊長どうするんですか?ここは平等にじゃんけんで決めますか?」
問いかけてきたのはメリアだった。
「もういい。俺はもう疲れたからじゃんけんなんてだるい事もしたくないから。もう俺が上で寝るよ。上で寝ればいいんだろ!」
何故か切れたヒルデ。ほとんどの原因がメアリーだろう。{もう、ドジっ子属性要らないか}
そんなこんなでヒルデがトレーラーの上で待機する事になった。
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それから五時間経過して、午後七時頃。
「みんなーイラクの首都バグダートに着いたよ!」
ヒルデは五時間ずっとトレーラーの上で過ごしていたため、疲労がもうやばいだろう。
「これからホテルにめぞすぞー」
{{{{あ、噛んだ}}}}と誰しもが思った。しかし、誰も突っ込まない、ヒルデも突っ込まない。これがこのチームのルールだ。ヒルデ以外は全員車内で教えられた。たとえ彼女が噛んでも突っ込んではいけないと。
「ここが今日泊まるホテルのペテルブルグだ。一部屋ごとに三人だからね」
「やっと休める、もうゴールしてもいいよね。俺頑張ったし」
「隊長気をしっかり保ってください!」
もうヒルデが限界のようだ。この物語の主人公が過労死ってどうなの?誰得?しかも、墓には死因で過労死ってダサくない?
「お風呂入りたい。日本食食べたい。コーヒー飲みたい」
ヒルデが好き勝手言っているが誰も気にしない。そうこれが現実だ。メルトがホテルに入っていくとみんなそれに続いて入る。
「すいません。予約したメルトです」
「メルト様ですね。毎度のご利用ありがとうございます。本日は14人でのご宿泊ですね」
「そうです」
「こちらがカギになります。部屋は1401、1402、1403、1404、1405です」
「ありがとう」
この子チームではやんちゃしているのに人前では真面目にするとは。さすが、武器商人切り替えが早い。
部屋の振り分けはヒルデ、アルド、ツーシムが1402、ヒュー、BB、アグロが1404、セイル、メルト、磯城が1403、マクソン、ゲルス、マクスが1401残りの女性が1405だ。
「ベットだーひゃっほい!あー落ち着く。よし風呂入れよう」
「ヒルデさん、ここお風呂じゃなくてシャワーだけです」
ヒルデはそれを聞くとまるでこの世の終わりみたいな顔をし始めた。そんな事をしつつも、ヒルデはシャワーを浴びた。彼らは道中食事を取ったのでヒルデはシャワーを浴びると歯を磨いて直ぐに寝た。
どうもまだクソ雑魚ナメクジのまきゆづです。はい。疲労がマッハで今回は誤字が多そうWWとりわけ、きキャラ紹介のコーナー!いぇーーい!
ヒルデ、顔はなかなかのイケメン 身長173CM 体重67㎏ 得意 射撃、格闘 不得意 師団以上の指揮、髪の色 黒 カットはショート
ルナ 一万年にいるかいないか程の美人 髪の色は桜色 目は淡い赤 髪はロング B80W54H85歳16
マクソン 顔は中の上 身長174CM 体重68KG 得意 射撃 不得意 特にない 金髪 目の色 青