1/4
父と母
「○○ちゃんはお絵描きが上手ね」
「ほんとだなぁ、将来は絵描きさんかな?」
……私の父と母は満面な笑顔でいつもそう言っていたそうだ。
本当は私のことなんかどうでもいいくせに……。
それに、私は父と母の笑顔なんて見たことない、気持ち悪くて絵本に出てくる化け物みたいだった。
私の友達は……真っ赤なクレヨンだけ
それで良いの。
なぜって? それはね……パパとママに似てるから……。
でもそんな大好きな赤色を私は無くしちゃった。
早く……早く見つけないと私も父と母みたいに真っ赤になっちゃう
ホラーゲームのような世界観の小説になると思います
基本的にホラー要素は……あんまり無いです
読んでたら鬱になるかもしれないのでそこだけは注意です。
鬱要素は十分含まれてます
すみません、暗い小説しか書けないんです