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fow -Fantasy Online World-  作者: ゆっき/Yuyu*
第6章 特攻!戦乱!恋愛弾!
89/93

レポート79

「お兄ちゃん……ってどうしたのソファに寝っ転がって」


 イベント終了後、燃え尽きたのもあってナナのチューンアップした後にログアウトして1階のソファに寝転がっていた。

 もちろんナナのチューンアップは課金だが。

 

「最後の最後ミスしちゃってな」

「でも狩ったんでしょ? ならいいじゃん。こっちも狩れたし~」

「アイちゃんの前で俺は何度恥を晒したんだろうか」

「もうお兄ちゃんの個性じゃないかな。そのプレイスタイルは」


 死なないように頑張ってはいたんだよ。

 でも気づいたらHPゲージとか真っ赤になってるんだよ。

 これ絶対FPSだったらすぐやられるタイプだよな。

 俺FPSあんまりやらないから知らないけど

 

「なぁ、蘭」

「な~に~」

「恋ってなんだ……」

「いきなり返答に困る質問をしないでよ……え~と、好きってことじゃないの」


 だよな。

 好きってことだよな。


「それを証明できることは」

「一緒にいるとドキドキするとか? あとは……一緒にずっといたいと思うとか」

「あんまりリアルで合わないから実感わかないな」

「愛姫ちゃんつれて教室いってあげようか?」

「いや、遠慮しておく……はい、そのとおりでございます」

「まあ、大体わかってたし……お兄ちゃんがそういう反応するの愛姫ちゃんだけだし」


 つまり俺より先に俺の気持ちに気づいていたと。

 お前、エスパーか。


「もっと簡単に考えれば?」

「簡単にってなんだよ……」

「なんかのペアチケットあたって誘いたいと思った人とか」

「すごい、簡単だな……でもなんとなくそれでいい気すらしてきた」


 答えが出る気もしないしそれぐらいでいいかもしれない。


「話聞いてくれてありがとう」

「はいは~い」


 蘭が妹で良かったと思った時であった。

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