レポート76
「よいしょぉ!」
おもいっきりジャンプして黄色のたてがみを斬りつける。
だがたてがみには当たり判定がなかったらしく地面に攻撃が吸い込まれた。
「『シールド・バッシュ』!」
俺の後ろからついてきた盾使いが盾で顔を殴りつける。
その間に俺は体勢を整えて距離を取る。
「私が動きとめるから。その後一気に」
「了解」
「オーケイ!」
「任せろい」
次はアイちゃんが最初に突っ込みスキルでのスタンをさせる。
そして残りの数人で一気にスキル攻撃を仕掛けた!
さすがのドラゴンのHPも結構削れた。
「うしっ!」
「でも次どうする?」
こっちは順調にいっていたが遠くでは悲鳴が上がっていた。
青と赤のドラゴンが動いてるうちに近くに行って厄介な状態になってるっぽい。
「早く倒さないと」
「よし、ならば次は俺に任せろ!」
そういって鎖鎌を装備した少年が鎖を的に巻きつける。
「『サンダー・ライン』!!」
鎖を通して雷を浴びせる。
持ち手を絶縁体のような素材で作ってあるのか少年はダメージを受けない。
雷でしびれたドラゴンをもう一度スキルで一斉攻撃する。
HPゲージが半分をきりドラゴンが動きを変えた。
周りの地面がれて浮きその土の固まりをこっちに飛ばしてきた。
「ちょっとまて!」
「こんなのあり!?」
各々武器で砕いたり回避したりして対処する。
その後は何度かスタン攻撃をして2度ほどスタンさせ一斉攻撃をして何とか倒すことが出来た。
他の場所へ助っ人へ行こうと思ったが青と赤のチームの半数がやられているという大惨事になっていた。
「よし、髪結いとドレスガールと俺はブルードラゴンへ他はレットドラゴンに加勢だ!」
盾使いがそういう。
俺もそれに賛成して二手に別れる。
「大丈夫か?」
「正直俺達はもうダメだ……あとは頼んだぜ」
青のドラゴンはHPが残り半分をきっていた。
だがさっきの黄色と同じように攻撃パターンが変わりこいつは水や氷を作り出して飛ばしてくるようだ。
土と違って砕いたりしてもダメージになる時があって厄介だ。
「俺が盾で突っ込むから後ろからついてこい。近づいたら一気に止めだ!」
その作戦で行こう。
「シールド・トレイン!」
「そんなスキルあったっけ」
「気分だよ!」
縦に並んで直進で突っ込む。
そして頭の目の前まで辿り着き全員で捨て身の勢いで攻撃する。
一撃を入れて俺は吹き飛ばされたが他の人がそのうちに攻撃して倒すことが出来た。
よし、残り一匹だ!




