EXレポート4.5
私は蘭子、お兄ちゃんと愛姫ちゃんのキューピットになるべく今日も行動中です。
2月に入り女子の間では戦の準備が始まっています。
そう、バレンタインという戦の準備が。
「蘭子ちゃん……いくよ」
「そんなに気合いれなくても~、わざわざ新しく本買う必要ないじゃん」
「だって真弓先輩、女子力高いから普通のだとダメそうで」
「お兄ちゃんは貰えるだけで喜ぶと思うけどなー」
女子と間違われて貰えないことも入学して1年目とかはあったみたいだし。
本屋でスイーツの作り方とかの本がおいてあるところに行くと同じような考えを持っている女子達がいっぱいいた。
愛姫ちゃんはその中に突撃していった。
私はそこまであげたい相手とかいないし行かないけど。
数分待って愛姫ちゃんがお目当ての物を手に戦場からでてきた。
「ゲ、ゲットしたよ」
「おつかれさま~」
「蘭子ちゃんも買わないでいいの!?」
「別にそんな相手いないし、簡単なのくらいならパソコンでも見つかると思うから」
後、多分お兄ちゃんが昔買った奴が家にあるし。
そしてレジに向かうと季節の旬の本が並んでるところに普通においてあった。
そして愛姫ちゃんは絶望に染まった。
たまにあるよね、レジ周りにいったら新刊おいてあったってこと。
みじかい(汗)




