EXレポート4
少しの間短めのEXになります
季節は2月に入った。
まだまだ寒い時期だな。
防寒対策をしっかりしつつ学校へと登校する毎日だ。
ゲームについてはサブ武器の弓を練習しつつ最近は装飾品などを作ることもしてる。
「やっとついたー」
今は放課後、部活に特には言ってない俺は既に下校してるわけだが本屋によった。
ゲーム内で作るものはリアルで情報集めするのもなんとなく方法の一つだなとドレス作りの時に感じたからだ。
ついでに最近料理もレパートリーも増やしてみたいと思っていたのも一つの理由だったりするけど。
「料理本は……これでいいかな。これは……うちにあった気がする」
目当ての本を探して本屋内を歩きまわる。
スイーツやお菓子の本が売ってるコーナー近くを通ると女子がたまっていた。
何してんだろう。
購入する本をもってレジへと向かう。
レジには大抵季節のオススメ本などがおいてあったりするものだが、チョコのスイーツ本が売ってた。
この時期なんかあったっけな。
次の日、俺はなんかそわそわしている男子友達に聞いてみた。
「昨日さ、本屋行ったらなんか女子がたむろってたんだよ。そんでレジにチョコの本とかおいてあったんだけどなんかわかる?」
「そりゃお前、今度の土曜がバレンタインだからだろ。真弓は貰うより渡す側の風貌だが」
「殴られたいのか?」
「バッチコイ」
とりあえず一発アッパーを決めておいた。
「しかし、バレンタインか」
「おう、夕二いたのか」
「職員室から帰還したぜ。俺なんか毎年蘭子ちゃんか家族からしかもらってねえよ」
「まあ十中八九蘭のやつはギリだろうがな」
「うん、笑顔で友チョコって言われた」
蘭、もうちょっと隠してやれ。
夕二といえども一応男なんだから。




