レポート53
帰宅後、俺は今日もfowの世界へと降り立つ。
「たしか……アイちゃんの店に集合だっけかな」
確かそうだったはずだ。
俺はアイちゃんの店へと向かった。
店につくとそこにはアイちゃんとランがいた。
「あ、ユミさん。こんばんは」
「お兄ちゃんきた。これでかつる!」
「何と戦ってんだよ……こんばんは」
少し学校で何あったかとかの世間話をした後に昨日したことを話した。
「それで、雇えるNPCとかそういうの知らないかなって」
「雇えるNPCか~……むしろ私も欲しいというか。一応噂には聞いたことがあるんだけど」
「どんな噂なの?」
「あるクエストをクリアすると条件がどうとかっていう……ただ報告がどこにもあがってないからガセの可能性も高いかなって」
まぁ確かにあんまりプレイヤーがやってるショップでNPCがいる所って見たことないな。
あんまりじゃないな、一回もなかった。
「力になれなくてすいません。まあ私も方でも情報とれたら教えるからランちゃん経由で」
「うん、こっちもなにかわかったら教えるよ。ラン経由で」
「あれ? 私配達NPC扱いされてない。二人の専属NPC扱いされてない?」
「「気のせいだ(よ)」」
その日はそのまま解散というのも味気ないということでランがクリアしたいといっていた簡単なクエストをクリアしにいってログアウトした。
最近ミルナはこの前の通りイベントの準備でララルはあんな感じだけどリアルではお嬢様校というかとにかく頭いい所の生徒らしく最近忙しいらしい。
結果ランが一人暇してたとか。
「お兄ちゃん、これ見てこれ」
「なんだ、わざわざ部屋まで来て」
蘭はログアウト後、俺の部屋にきて携帯の画面を見せてくる。
そこにはfow内のプレイヤーショップでNPCが接客しているスクショがでてた。
「やっぱりどこかにはあると思うんだよね」
「うーん……明日は帝都中俺は周ってみるかな」
次の日、帰宅後に帝都を広い範囲探したがめぼしいものは見つからず終わった。
そして更に次の日。
「マスターどうシタんデスか? そんな絶望的な顔シて」
「ナナ、聞いてくれ……あるはずのものが見つからないんだよ」
ナナに聞いてもわかるはずがないけどなんか言ってしまってた。
「それはドウイウことデスか?」
「店番とかをしてくれるNPCが見つからないんだよ。スクショとかの報告はあるはずなのに」
「マスター、ワタシもマイハウス内ならゲーム内にいけマスよ」
「えっ……そおいえば、そんなこと前にも聞いたような」
うん、言ってたな。
まて、つまりあのスクショってもしかして。
「ち、ちなみに店番とかっていうのは?」
「ずっとはデキマせんが、ログアウト中でも不定期的になら可能デス」
「ちなみにナナをfow内に送る方法は」
「VRSスタートアップ空間、つまりココデスネ。メニューを開いテホームメイドという部分を設定すレバ完了デース!」
やばい、すごい簡単に出来た。
すっかり忘れていた俺を怨みたい。
「それでは本日はワタシも行きマス! リーンクオーン!」




