レポート48.5 『アイちゃんが心配です』
また小話です。
あとスクリーンショットに対しての保管もあります。
蘭子です。
私のお兄ちゃんが可愛いところが見たい。
そんな一心で夕二先輩ことユウさんと一緒にお兄ちゃんをはめましたけど。
なんかアイちゃんの変なスイッチを入れてしまったみたいです。
ダンジョン内でもお兄ちゃんが悲鳴上げる度にトリップしかけてて大丈夫かなと思いました。
ちなみに今はあの次の日の夜でアイちゃんのお店にきてお茶しています。
「先輩ってかっこいいけど可愛いね」
「否定はしないけどお兄ちゃんに直接いったらへこむとおもうよ」
この通り一日たってもなおりません。
「ランちゃん昨日から反応薄い」
「耳にタコできるくらい同じこと聞いたんだもん……お兄ちゃんにおあつだね~」
「そ、そんなんじゃ!」
うん、バレてないと思ってたのかなこの子。
同学年の女子の一部の子にはすでに感付かれてるよ。
「スクリーンショットとっておけばよかった……世界に広げるために!」
「スクショとっても公開制限あるでしょ~」
「そうだけど~」
一応スクショはとれてもネット公開の場合色々手順を踏まないといけないんですよ。
ですがオフラインでワイアレスや赤外線で送ることは可能です。
まあ要するに身内間ならってことですね。
「そんなアイちゃんに朗報です。お兄ちゃんの昨日のスクショなんと24枚ほど保存して――」
「買った!」
「落ち着いてね。まあこれを上げるのはやぶさかではないけどお兄ちゃんにばれないようにしてねとだけ……私のご飯がかかってるから」
「わかった~」
ダメだ、既になんかトリップしてる。
でも蘭子はめげません。
愛のキューピットになってみせます!
小話なので短いです。




