EXレポート1
ここから数話だけ小話的な年越し話です
イベントから時間がたって12月23日になった。
この日はまあ祝日で休みだったわけなんだけど。
なんかfowはちょっと朝から参加する気力はなかった。
実はこの数日でかなり【裁縫】と【装飾】のレベルを一心不乱に上げてたら軽くきつくなったのだ。
気分転換はなんとなくリアルでやろうと思ったわけだ。
ちなみに休みと気が緩んでた上に朝飯は親が作ってくれると夜言われてた結果9時に起きるというだらけた状態になってしまった。
まあ朝飯つくって夫婦デートいったんだろうけど。
いつまでラブラブなんだうちの親たちは。
まあかなり放任主義だけど家族仲はいいです、旅行とかいきますし。
「おはよう」
「あ、お兄ちゃんおはよ~」
「お、おはようございます」
1階に降りると、なんか見覚えのある子がいた。
でもなんか寝ぼけてるせいかすぐ思い出せない。
「朝ごはんそこにあるよ~」
「おう……部屋で食っちゃうけど俺は外にいったほうがいいか?」
「別にいいと思うけど……着替えはした方がいいけど」
「おう……」
とりあえず朝飯もって2階の自室に戻る。
朝飯食べて着替えてとりあえず顔を洗って目を覚ます。
「いや、なんか寝起きですいませんね、さっきは」
「いえ、お気になさらず」
「お兄ちゃん紅茶でいい?」
「うん」
とりあえず下に戻ってさっきのことは謝っておかないといけないかなと思ってね。
「お兄ちゃん誰かわかってる?」
「正直思い出せてない。見覚えはあるんだけど」
「やっぱり」
いやだってこんな黒髪でセミロングのストレートの女子ってどこで。
「愛姫ちゃんはお兄ちゃんのこと知ってるんだよ」
「愛姫ちゃん?」
「は、はい。那珂愛姫です。」
あ、もしかして。
「アイちゃん?」
「は、はい」
「正解!」
見覚えあると思ったら蘭が受験の時によくきてたな。
「いやぁ、蘭がいつもお世話になってます」
「いえ、私こそ蘭子ちゃんとはいつも仲良くさせてもらって」
「なんの挨拶!?」
少し話を聞くとなんとなく蘭が呼んだらしい。
まあこの日はゲームの話もしたけどどちらかというと学校とかの話をして過ごした。
「それじゃあ、おじゃましました」
「あぁ……送ってくよ。日落ちるの早いし」
「お兄ちゃんに頼んだ! 愛姫ちゃんまたね!」
「またね、蘭子ちゃん」
帰り道はまあゆったりと帰った。
少し世間話とかしたりしながら。
「あ、ここまでで大丈夫です。ありがとうございました」
「ん? そう? ならまあ、またね」
「あ、あの……メルアド交換とかしませんか」
「え? 俺と? いるかい?」
普段話すのゲーム内だけな気がするしどうなんだろうか。
「は、はい……その、新年の挨拶とかも送りたいですし」
「まあ、俺のでいいならいいよ」
「ありがとうございます!」
そんな感じで愛姫ちゃんとメルアド交換した。
そして笑顔で帰っていった。
よくわからないけど……まあいっか。




