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fow -Fantasy Online World-  作者: ゆっき/Yuyu*
第3章 イベント開戦……いや海戦!
38/93

レポート37

「そんな人数でどうしようってんだ? やっちまえ、お前ら!」


 敵船と接近して戦いが始まる。

 ユウ、エイナ、ナルが乗り込んできた敵を倒していく。

 そしてガマチは操船、コノミチは大砲での攻撃をしていく。

 俺とユリナで敵船に乗り込もうとするが距離があって難しい。

 あちらの敵はというと魔法で飛んでくるかロープで飛び乗ってくる。

 

「ユリナちゃん、これどうする? さすがに全員は乗ってこないような気がするんだけど」

「手があります。ユミさん海に飛び込んでください」

「え?」


 横目で大型船のほうを確認していたらそんなことを言われた。

 ちなみに大型船の方は完全にこちらが押していた。

 何より怖いのがガリウスのゲートから次々にでてくる武器だろうな。


「行きますよ。3、2、1!」

「なるようになれ!」


 俺は海に飛び降りる。

 ユリナちゃんも飛び降りるがその途中で


「『召喚・海の不良』!」


 海面に魔法陣が現れて魚の召喚獣がでる。

 呪文のとおり鮫だった。


「普通こういうのってイルカとかカメなんじゃ」

「運営にいってください」


 俺とユリナちゃんは鮫の背中にのって敵船へと接近する。


「ちくしょう。召喚士か!」


 俺達の船であったら大砲を置いておくであろう穴から弓で俺達を狙ってくる。

 大砲ないなら作らなきゃいいのに。

 俺は鮫を踏み台にしてそこに槍を突きいれて突っ込む。


「おじゃまします……ってあら、いい感じの歓迎で」


 俺が入った後ユリナちゃんも飛び込んでくる。

 そこにいたのは10人の敵だった。


「俺達のところも立地は悪くなかったはずなんだけどな、ここまで差が出るとは意外だぜ。人数差もだが」


 この人数で中立チームかよ。

 となるともう一グループの人数ってどうなるんだよこれ。

 

「『召喚・雷の鳥』」


 容赦なく魔法を唱えて雷をまとった鳥が暴れまわる。


「ちょっとまて、海賊らしく話してるとちアババババっ!」

「お前ら海賊だろ……首置いてけよ」


 俺はそう言って生き残った敵を薙ぎ払っていった。

 


 内部を制圧したあと看板へとでる。

 ナルが放った矢によっていくらか倒れてたりするがまだいるな。


「20人ってところか?」

「あ、なんか大将みたいな人と兄さんが大型船で戦ってますね」

「よし、全員倒す」


 召喚獣は意外と多数戦も得意として範囲攻撃がすごい。

 そして残ったのは俺が倒す。

 数十分後、この船の制圧が完了した。

 それとほぼ同時に大型船の方でも勝利したのか雄叫びが上がった。


「ふははは! 俺達の勝利だ!」


 ガリウスの声が一番響いてきた。



 その後、船も無傷とは言わなかったので近くの島に行き、1日かけて修理を行う。


「あいつらが中規模な奴らだったのか……となると次に相手するのは一番人数が多いな」

「多分な、その分素材は加工士がしっかりしてない限り俺達に分がある」


 俺はユウと話してた。

 

「それでなんだがな。今運営からきたルールを詳しく読みなおしてたらすごい読み逃しをしてたんだよ」

「え?」

「大将ここ見てくれ。『海戦とはいったが川での船戦や陸戦に最終的になってもいい』」

「つまり、そういうことか」

「そういうことだ」


 素材が集まらなかったら陸地から狙ってもいいぞってことだな。

 となるとやばいな、俺達の大型船は完全に的だ。

 まあ今から作りなおす素材も時間もないからこのまま行くことにした。

 決戦までもう少しだ。


 

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