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fow -Fantasy Online World-  作者: ゆっき/Yuyu*
第2章 成長過程は趣味の夢
18/93

レポート18

 ダンジョン10をクリアしてから1ヶ月が立ち10月となった。

 明日は前から言われている大型アップデートの日だ。

 その間ゲームはできなかったりするが、狩場泊まり込みの廃人プレイとかは俺はしていないから指して問題はない。

 最近はアップデートを意識して金集めや料理スキルのレベル上げを中心にプレイする毎日だった。

 そして今俺のレベルは50を超えるまでに上がっていた。

 料理スキルも20になって、作れる料理も増えてきた。

 お金のほうだが現在4万近くたまっている。

 これはかなり貯まっているほうだが、悪い言い方をすると装備をちゃんと整えてなかったりもする。

 武器はともかく防具作らないとな。


 「あれ? お兄ちゃん今日は部屋にこもってないね」

 「明日ゲームアップデートらしいんだけど、なんかもう今日もやらないでいいやって思って」

 「ふーん」

 「蘭こそ珍しいじゃん。最近いつにもまして家にいるときは部屋にいたのに」

 「あぁ、私もアッ……じゃなくて、積んでたゲームクリアしちゃって」

 「へぇ~」


 蘭が最近やってるゲームってなんだろうか。

 VRSがでたとはいえまだまだHMDのゲームも勢いは衰えてないし新作あとでチェックしてみるか。

 あ、でも積みゲー消化だと新しいものじゃないかもしれないか。


 「でもこう夜ってやることないな。俺今まで何してたんだっけ」

 「本読んでたかテレビ見てたよ。あとはお兄ちゃんふとした時にスゴイ古いゲームだしてくるし」

 「あぁー、そおいえばそうだなゲームBOXとか引っ張りだしてプレイしてたな」

 「暇ならパーティーゲームでもやんない?」

 「おう、いいぞ」


 俺はテレビの下からRliリーを引っ張りだして繋げる。


 「なんか久しぶりな気がするな。こういうの」

 「そうだね。コントローラー触ってる感覚が久しぶりだよ」

 「HMDも一応コントローラーあるよな……」

 「えっ!? あ、いやぁでもやっぱり風景的にリアルだから慣れると一体化してるみたいっていうか」


 最近妹がたまにおかしいんだけど、原因分かる人いませんかね。


 「よし、10でろ10でろ……ちくしょう!」

 

 無慈悲にもゲーム内では2の出目がでて赤いマイナスマスにとまる。


 「逆転チャンス~ 7がいいな7……でた!」

 「マジかぁ!」

 「お兄ちゃんとは違うのだよ、お兄ちゃんとは!!」


 そしてミニゲームになる。


 「やばい、コントローラー振るゲームとか久しぶりで勝てる気がしない」

 「運は私に傾いているよ!」


 俺と蘭はスタートの合図とともにコントローラーを小刻みに振る。


 「負けた!」

 「勝ったぁ!」


 そして予想通り俺が負ける。

 しばらくパーティーゲームをしたあとに兄妹で好みが重なったりしてる牧場開拓ゲームをプレイ。


 「そおいえば、こういうこともできるのかな」

 「なにが?」

 「いや、fowあるだろ。あの世界で牧場とは言わないけど畑とか作れるのかなって」

 「あぁ~、どうだろう。見たことないなー」

 

 やっぱりか……いや、待てどういうことだ。


 「増産のVRS買ったのか?」

 「えっ? …………あぁ、も、もちろんCMとかで見たってことだよ。うん」

 「あぁー。最近よく流れてるもんな」


 そんなことを話しながら俺は二日間Rliの牧場を開拓した。

 家が買えるなら土地も買えたりすんのかな……?

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