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4月1日、春の兆し

作者: finale

 柔らかな日差しが窓からさしこんでいる。

 カーテンを少し大きめに開けて大きく伸びを一つ。前年度も、色々なことがあったなぁと感慨に浸る。

 夜のうちに雨に降られたのだろうか、庭のオリヅルランが朝日に照らされて光輝いていた。そういえば、前年度は世話が不定期で、枯らしかけることもざらだった。今年はちゃんと世話しよう、とひそかに心に決める。「今年は~しよう」と言ったことはだいたい実行できないものなんだけど、まあいっか。

 取り敢えず、今日は4月1日、エイプリルフール。昔の友達に電話をかけて、とんでもない嘘を流してやろう。それが終わってから、色んな思い出話をするのもいい。楽しみだ。

「今年度もよろしくお願いします」

 誰に言うともなく呟いて、カーテンを閉めた。

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