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元冒険者達

この世の中には冒険者と呼ばれる小汚い連中がいる。

一攫千金を夢見て洞窟や廃墟、果ては墓などを漁るネズミのような…いや、まさしくネズミ人間どもだ。

そんな社会のダニどもに仕事を斡旋してやるのがアドベンチャーギルドの役割だ。

依頼は大別してギルドからの依頼、スポンサーからの依頼、王国からの依頼、民間業者からの依頼だ。

ギルドの依頼とは言うまでもなくアドベンチャーギルドが独自に収集した情報を元に宝が眠るとされる場所にダニどもを向かわせ取って来させる。


冒険者は若い内しかできない。

一定の年齢以上になればギルドが切るからだ。

男なら過酷な労働者として仕事の斡旋はしてやる。

斡旋なんて良い言葉を使っているが売り飛ばすが正しい。

大体武具や備品類、衣食住のマイナス分があればそこで回収出来る。

話では重労働で死んだり体を壊す人間が続出しているらしいがそれはアドベンチャーギルドに関係ない。

そもそもギルドの仕事自体が過酷な労働だ

死人はいつでも出る。

冒険で出た死体の回収は基本的にはしない。

死ぬパターンの多くは魔獣との戦闘であり、回収しなくとも魔獣に食われるかズタズタにされた死体を他の野生動物が食うか。

回収する必要は全くない。

冒険者リストからそいつやそいつらの名前が消えるだけの話だ。

実に簡単な終わり方だ。

あるとすれば客やスポンサーが遺体回収を望めばする程度だ。

問題は貸している豚小屋の中で死なれた場合。

その時は死体を土に埋めるという作業が出てくる。

とはいえそれも冒険者の仕事だ。

面倒な事は全て最底辺のゴミ共にやらせれば良い。

ギルドスタッフは指示さえ出せば良いのだ。

とはいえ連中の寝泊まりしている部屋は汚い。

何せマトモに風呂も入っていないし洗濯もしていない連中だ。

汚いし臭い。

現場には最低でも一人は監督者が行かなくてはならないため指示を出すのも苦労する。

生ゴミ処分は嫌われる余計な仕事の一つだ。


ちなみに過酷な労働者にならなかった引退した連中はいないのかって?。

それは当然いる。

浮浪者として街角に居たり、そういった連中の集まる場所にたむろしている。

物乞いとして今でも生きている奴らは多い。

冒険者時代での過酷な仕事で体がボロボロになり他の仕事に就けない連中は浮浪者か盗っ人として生きていくしかない。

中には盗賊として指名手配されている連中もいる。

とはいえギルドを辞めたゴミ共がどこで何をしようと関係ない事。

元冒険者の中に浮浪者や犯罪者は多い。

ゴロツキは五万といる。

俺の知っている奴の中にもそういった落ちぶれ連中は何人もいる。

強盗や暴行沙汰を起こして牢にぶち込まれている奴も何人も知っている。

俺には関係ない事だ。

ゴミとして生まれゴミの人生を歩む。

そんな事は知った事ではない。

俺は俺であり、俺以外がどうなろうとどうでもいい。

俺に迷惑をかけるな、ただそれだけだ。


「いいか、冒険者としての自覚を持ってギルドに迷惑をかけるな、分かったか?」

「はい…すみません…」


三人メンバーのクソ野郎共に説教する。

昨夜酒場で他の客と喧嘩になり傷害沙汰でしょっ引かれた馬鹿共だ。

こんな事はしょっちゅうだ。

だからウンザリする。

多少の小銭を持てば底辺酒場で乱闘騒ぎを起こすアホ共。

別に酒を呑むなとは言わないが酔えばすぐ喧嘩し出す。

なんで大人しく呑めないのかが不思議だ。

例えそれが相手が悪かったとしてもだ。

頭が野生のケモノ並みのクズ共。

同じ人間であるのかすら疑えるレベルの。

いや、同じ人間ではない。

仮に人間であったとしても階級が一つ違えば全く違う。

話が通じない。

人語を解するかどうかも不明だ。

事実読み書きは普通にできない。

なぜなら学んでいないから。

出来るのは簡単な命令を聞く事と魔獣退治の際に武器を振り回す事だけだ。

その武器を振り回す経験が喧嘩っ速さに繋がり、引退後もゴロツキとして腕っぷしの強い野盗として度々王国の兵を悩ませている。

さっさとくたばった方が世の為の困ったクソゴミ共だ。



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