わたあめぐも
ふわふわふわわ。
はれわたるあおぞらから、ふわふわふわわ。
くもがゆっくりと、おりてきます。
けど、いつものくもとちがいます。まっしろいくもだけじゃないです。
さくらのはなのような、さくらいろのくも。
そらのような、みずいろのくも。
はっぱのような、みどりいろのくも。
ひまわりのような、きいろのくも。
いろとりどりのくもが、
ふわふわふわ。
ふわふわふわわ。
と、おそらからおりてきます。
みんな、そのいろとりどりのくもをみて、おどろいたかおをしたり、あぶないものじゃないかなと、ふあんそうなかおをしました。
すると、ひとりのちいさなおんなのこが、めのまえにおりてきたさくらいろのくもを、
ぱふり。
と、おおきなおくちでたべました。
するとおんなのこは、めをきらきらさせなが、
「あまい!」
と、いいました。
それをみて、まわりにいたおとなやこどもたちも、おそるおそるそのいろとりどりのくもを、
ぱふり。
もふり。
ふより。
ひとくちたべてみます。
すると、みんなおなじことをいいます。
「あまい!」
「おいしい!」
そうです。そのいろとりどりのくもは、わたあめぐもです。
きまぐれのかみさまが、おそらからみんなにおいしいわたあめぐもをぷれぜんとしたのです。
ちじょうでは、こどもはもちろん、つかれたおとなもこどもにもどったようにはしゃぎながら、そのいろとりどりのわたあめぐもにかぶりつきそして、しあわせそうにえがおをこぼします。
ふわふわふわ。
ふわふわふわわ。
きょうは、はれときどき、わたあめぐもがふるひです。




