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御曹司なのに不採用!? ~冷徹女社長と始めるゼロからの恋と成長録~  作者: 優里


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御曹司の大失敗






その日の夜。

蓮は自室のベッドに横たわり、

スマホを胸に乗せたまま天井を見つめていた。


昼間の優里の真剣な横顔が頭から離れない。



(俺、何を舞い上がってたんだろうな…「ありがと」って言われただけで、恋人候補だって勘違いしてさ。優里は社長で、俺はただの御曹司……立場も、覚悟も違いすぎる)



しかし、自己嫌悪の最中に、スマホが震えた。

画面を見て、蓮の胸がざわつく。


そこに表示されたのは、

優里と出会う前に遊んでいた女の子の名前だった。


「久しぶり。今度飲まない?」


その一文を見た瞬間、妄想は粉々に砕け散る。


同時に、胸の奥から冷たい罪悪感がせり上がってきた。


(……そうだよな。俺、昔はこういう軽いノリで遊んでたんだ。優里は絶対にこういうの嫌いだ。むしろ俺みたいなやつを軽蔑するだろうな)


スマホを握る手に力が入る。


返信なんてできるはずもなく、

ただただ自分の情けなさを噛みしめる。


(何が「俺は変わるんだ」だよ。妄想で格好つけてるだけじゃ、何も変わってない。優里の隣に立つ資格なんて、最初から俺にはなかったんだ…)


胸の奥がきしむように痛む。


それでも目を閉じると、

どうしても優里の笑顔が浮かんでしまう。



(……なのに俺は、まだ優里を好きでいたいって思ってる。どうしようもないくらいに)


夜の静けさに、蓮の吐息だけが滲むように響いていた。


(もう、いいかもしれない。どうせ優里は俺を「遊び人」としか見てない。だったら、優里に嫌われるくらいなら、もう優里の傍から離れた方がいいんじゃないか……)



優里への一途な愛と、過去の自分への嫌悪、

そして優里の冷たい現実が交錯し、

蓮は最も暗い、意気消沈の反省モードへと沈み込んでいった。



彼はスマホを静かに伏せ、

メッセージに返信することはなかった。




優里からの「遊び人」疑惑と、

過去の女性からの誘いに挟まれ、

自己嫌悪に沈んでいた蓮にとって、

翌日の社内は地雷だった。



優里の冷たい拒絶と、

自分の過去の軽薄さに意気消沈していた蓮は、

優里に「変わった自分」を見せるチャンスすら見つけられずにいた。



昼休みの廊下。

取引先の女性社員が明るく手を振ってきた。


「えっ、蓮くん? 久しぶり! 前に…ほら、バーで一緒に朝まで飲んだ」


「ちょっ!!それは言わなくていいから!!」


(よりによって社内!?なんでこの会社に!?)


近くにいた優里が振り返る。


けれど目はすぐに資料に戻り、淡々と一言。


「……お疲れさま」


(は、反応うす!? 怒ってる?それともスルー!?いや逆に一番こわいやつ!?)




優里の「お疲れさま」という冷たい一言が、

彼の脳内で「あなたは私の関心外」という

メッセージとなってエンドレスで再生されていた。


蓮は、無力感と自己嫌悪に苛まれながら、

デスクトップを睨みつけていた。


その時、同じく残業していた若手同僚が、

興奮した様子でスマホを手に蓮のデスクにやってきた。


「ねぇ蓮さん、これ蓮さんじゃないっすか? #昔の男ってタグついてますけど」


同僚が差し出したスマホの画面には、

SNSの投稿が表示されていた。


蓮の血の気が一気に引いた。


そこには、優里と出会う前に遊んでいた、

とある女性とのツーショット写真が複数枚。


満面の笑みで肩を組む蓮。


酒瓶を掲げ、女性に抱きつかれている蓮。


どれもが軽薄で、遊び人全開の、

蓮の最も消し去りたい黒歴史そのものだった。


「げぇぇぇえええ!!!」


蓮は、声にならない悲鳴を上げた。


(SNS!? なんで今さら!?あの女、何を考えてんだ!削除要請とかできないの!?いや、拡散されてたらもう無理だろ!?)


「#蓮パーティー らしいっすよ。」


「へぇ~、めっちゃ投稿ありますね」


(…そりゃ、投稿してくれた人に現金ばらまいてましたから…。)


蓮はデスクに座っているものの、

心のなかでは正座モード。


過去の放蕩がデジタルタトゥーとなって、

今の彼の一途な努力を嘲笑っているように感じた。


蓮がSNSテロにパニックになっていると、

ふと視線を感じた。


恐る恐る顔を上げ、横に視線を送ると、

優里がすぐ隣のデスクで資料をチェックしていた。


優里は、モニターの光に照らされたまま、

一切目を離さず、淡々と、そして静かに呟いた。


「……うるさい」


蓮は、再び心臓が止まるかと思った。


(ぎゃあああ!! 絶対聞こえてた!! 「げぇぇぇえええ!!!」も、同僚の「#昔の男」ってタグも、全部完璧に聞こえてた!)


(なんで俺の黒歴史って、よりによって全部優里の前に出てくんの!?)


昼間の廊下でのSNSテロと過去の女性との遭遇を経て、

蓮の心はすでに自己嫌悪でボロボロだった。


その日、珍しく優里と同じタイミングで会社を出た蓮。

(正確には蓮が追いかけただけ)


優里の冷たい無関心を横に感じながら、

駅へと向かう道を歩いていた。


この何でもない日常の並びすら、

蓮にとっては「優里の隣にいる」という、

ささやかな希望だった。


しかし、そのささやかな希望は、

最悪の形で打ち砕かれる。


背後から、アスファルトを突き破るような甲高い声が響いた。


「蓮〜! 全然連絡くれないじゃん!」


蓮は、反射的に体が硬直した。


その声は、廊下で遭遇した女性とはまた別の、

蓮の過去の「遊び相手」の一人だった。



蓮がフリーズして振り返ると、

派手な服の女性が笑顔で駆け寄ってきた。



彼女は蓮の腕を掴むと、

優里の存在など気にも留めない様子で、

蓮を「自分のもの」だと主張した。


「ちょっ、おま、今じゃなくて!!」


優里の隣で、蓮は大声でパニックになった。


「違う!」と叫ぶべきところを、

出てきたのは「今じゃなくて」という、

都合の悪い真実を認めるような言葉だった。


女性は蓮の焦りも気にせず、

優里を見てにっこりと笑いかけた。


「あ、噂の社長さん? もしかして彼女? へぇ〜やっぱり美人〜!」


女性は、優里の美人ぶりを無邪気に褒めたが、

その言葉は蓮の過去と現状の軽薄さを

同時に優里に突きつける鋭利な刃となった。


優里は、この派手な光景と、

蓮の醜態を正面から受け止めた。


蓮は、優里の顔が怒りで歪むか、

涙で濡れるかを覚悟した。


しかし、優里は無表情だった。


「ま、待って優里!?違うんだこれは!! 俺はもうあんなこと……!」


蓮は、最後の力を振り絞り、必死に弁明を試みた。


しかし、優里は振り返りもせず、

以前も蓮に突きつけた、

氷のような一言を投げ捨てた。


「別に。楽しんで」


その淡白な言葉は、蓮の耳には

「あなたは私の人生にとって、ただの遊び人に過ぎない。どうぞご自分の世界で楽しんでください。私は関わりません」という、

最終的な決別の宣告として響いた。


蓮は、優里が完全に見えなくなるまで、

その場に立ち尽くした。


そして、その場で土下座する勢いで、

内心完全に崩れ落ちた。


(終わった……。俺の恋、いま完全に終わった……!!過去の自分に、未来の優里を奪われた……!)


蓮の心は、優里の無関心という、

最強の拒絶によって、

完膚なきまでに叩き潰されたのだった。




蓮は自室のベッドの上を

右へ左へ転がりながら、頭を抱えていた。


優里の前で立て続けに現れた“過去の女”たち。


笑って流していた優里の横顔が焼き付いて離れない。


「俺はもう、変わるって決めたんだ!なのに、何でこう次から次に……っ!」


「優里の前でだけは、カッコつけたかったのに……!」


枕を抱きしめては床に叩きつけ、

また抱きしめ、ぐるぐる行ったり来たり。


そんな時、スマホが鳴った。


「ちょうどいい!」と蓮は勢いで通話を押す。


「ごめん!俺はもう女遊びはしない!だから連絡先も全部消してくれ!」


言い切った瞬間、沈黙が流れる。


次いで、低めの声が響いた。


『……は?』


その一言で、蓮の全身に稲妻が走る。


「ま、まさか……この声はっ……!」


画面を見ると、表示されていたのは【優里】。


ベッドから転げ落ち、

スマホを取り落とし、必死に拾い上げる蓮。


『妄想で忙しいところ悪いんだけど、今から出てこれたりしない?』


(妄想!? 俺の一世一代の決別宣言を、妄想で片付けただと!?)


「えっ!?ま、まさかこれはデートのお誘いってやつですかぁぁぁ!?ついに俺の時代きたぁぁ!」


勢い余って叫んでしまう蓮。


だが返ってきたのは、冷たい一言だった。


『はぁ?仕事で少しトラブル。人手足りないだけ』


「…………」


蓮は天井を見上げたまま、

ゆっくりとスマホを持つ手を下げた。


(……俺の時代、まだ来てねぇじゃん)


『時間も時間ですし、無理にとは言いませんけど…』


「いく!いきます!!速攻で飛んでいきます!」


『場所はメッセージで送ります。』



しばらくして、メッセージの着信音が鳴る。


(”ホテルゴッド”って、思いっきりホテルじゃねーか!!)


「でも、でも優里に“ホテルに来てほしい”って言われるなんて……これ、どう考えても……っ!!」


蓮はネクタイを直し、鏡に向かって決め顔を作る。


「ついに俺の時代キターーー!!!」


脳内ではすでに、

夜景の見えるスイートルームで

二人きりの妄想が始まっていた。





勢いよくホテルのドアを開けると、

煌びやかなシャンデリア。


広々とした宴会場に、

スーツ姿の大人たちが談笑している。


「……え?」


妄想は一瞬で崩れ去った。


会場の隅を見れば、

優里がにこやかに取引先の男性と会話をしている。


笑顔で相槌を打つその姿は、

普段会社で見せない柔らかさすら漂っていた。


蓮の心臓はドクンと跳ねる。


「な、なんで……俺じゃなくて……あの男に微笑んでるんだ……?」


すぐそばで、若手社員たちがひそひそ話していた。


「ねぇねぇ、あの人だよ、”ホテルゴッド”の御曹司」


「え?マジで?金持ちってやつ?」


「そりゃ社長も気に入るよな〜」


蓮の鼓膜に刺さる「御曹司」の単語。


(えっ、俺……!? いや、違う、俺はこっちの御曹司だろ!? 俺は!? 俺の立場はどこ行った!?)


蓮は自分を指差してオロオロしながら、

完全に混乱していた。


ようやく優里が蓮に気づき、こちらに歩いてくる。


蓮は「ついに二人きりになる時間だ!」と期待で胸をふくらませた。


「来てくれて助かった」


優里は淡々とした表情でワイングラスを指さした。


「あなた、お酒詳しいでしょ。取引先が銘柄について質問してきてて、説明できる人が欲しかったの」


「…………え?」



(俺は……夜景の見えるスイートで……二人きり……じゃなくて……ワインの解説役!?!?!?)


「じゃあ、お願い」


さらっと言い残し、

また別の相手と話しに行ってしまう。


蓮は取り残され、

ワイングラスを持ちながら天を仰いだ。


「…………俺の時代、また来なかった……」


取引先の偉い人が

ワイングラスを手にしたまま、ぽつりと呟いた。


「このワイン、ブルゴーニュって書いてあるけど、何が違うんだい?」


優里に視線で促され、蓮は慌てて前へ出る。


「え、あ、はい! ブルゴーニュとボルドーはですね……ブドウの品種から違ってまして!」


話し始めた瞬間、スイッチが入る。

気づけば身振り手振りを交えて熱弁していた。


「ほぉ〜、詳しいね!」


「御曹司くん、ワインに相当お詳しいんだね」


「なるほど! まるでソムリエだ」


取引先の男性陣は拍手喝采。


会場の空気が一気に和み、場は笑顔に包まれる。


蓮は内心ドヤ顔でいっぱいだった。


(きた……! これで株爆上がり! 優里だって俺を見直すしか……!)


期待に胸を膨らませて振り返ると、

優里がすぐそばに立っていた。


しかしその表情は、驚くほど冷静だった。


「……ありがとう。助かった」


それだけ。


(え……えええ!?!?!? たった一言!? しかも“ありがとう”で終わり!? 周囲の大絶賛見てなかったの!?)


優里はそのまま別の社員に指示を出しに歩いて行ってしまう。


蓮はグラスを握りしめながら、心のなかで絶叫した。


(……なんでぇぇぇええ!! 今俺、株価ストップ高だったよな!? なのに優里の評価だけ横ばいってどういうこと!? いやむしろ塩漬け!?!?)




パーティー会場の中央。


優里は、スーツをきっちり着こなした別の御曹司と談笑していた。


「この前の国際フォーラムでお会いしましたよね?」


「そうそう、あのときは急ぎで失礼してしまって」


笑顔の優里。


自然体で会話を続ける彼女の姿は、

蓮の知る“冷静で隙のない社長”そのままだった。


けれど、その表情はどこか柔らかくて、

蓮には見せたことのない一面に思えてしまう。


(ちょ、ちょっと待て……なにこの空気!? まるでロイヤルカップルみたいじゃん! 御曹司同士の波長とかあるの!? 俺? 俺も御曹司だけど!? なぜ混ざれない!?)


蓮はグラスに残っていたワインを一気にあおった。

そしてすぐに次のグラス。

さらに次。


「ちょっと、飲みすぎじゃ……」


社員が声をかけても、


「だ、大丈夫! 俺は強いから! 御曹司は肝臓もハイスペックだから!」


謎の理屈で押し切る。


(あぁぁあぁあ〜〜優里が楽しそうに笑ってる! 俺と話すときはそんな顔見せないのに! なんで!? やっぱりアイツの方がいいのか!? いや俺だって御曹司だし! スペックだって! ……ちょっと遊んできただけだし! あああ飲まなきゃやってらんねぇぇ!)


ワインを流し込みながら、

完全に嫉妬泥酔モードへ突入していく蓮。


ワインを立て続けに飲んだ蓮は、

顔を赤くしながらも優里のいる方へ

フラフラと近づいていった。



彼女はまだ、あの御曹司と穏やかに話している。


「な、なぁ優里……」


「え?」


「そんなやつと……楽しそうに話して……俺のことはどうでもいいのかよ!」


御曹司も社員も一瞬で凍りつく。


優里はグラスを持つ手を止め、冷ややかに蓮を見た。


「……酔ってるでしょ」


「酔ってねぇよ! 俺は! 俺は真剣に! 優里のことを……!」


「……」


「俺だって御曹司なんだぞ!? あいつよりも、ずっと……優里のこと大事にできるって!」


声がどんどん大きくなり、周囲の注目を集めてしまう。


優里は一度深いため息をついた。


そして静かに、しかし鋭く告げる。


「……みっともないからやめて」


「っ……!」


その一言で、

蓮の心臓に氷水を流し込まれたような感覚が走る。


「ここは取引先とのパーティーなの。あなたの嫉妬や感情をぶつける場所じゃない」


「……っ、優里……」


御曹司も社員も、気まずそうに目を逸らす。


蓮は言葉を失い、

ただ赤い顔で立ち尽くすしかなかった。


(やべぇ……やらかした……でも……でも! 優里を取られるとか耐えらんねぇ!)


蓮は恥をかいたにもかかわらず、

逃げるようにまたワインのグラスを手に取った。


喉を焼くアルコールを流し込みながら、

心のなかはぐちゃぐちゃにかき乱されていく。


(俺は……こんなはずじゃ……優里にカッコいいとこ見せるはずだったのに! なんで俺はいつも空回りするんだよ……!)




蓮は、優里の「みっともないからやめて」という言葉と、

別の御曹司への嫉妬に耐えきれず、

ワインを立て続けに煽り続けた。



喉を焼くアルコールに身を任せ、

最後に優里の冷たい目に耐えきれなくなった瞬間、

彼の意識はプツリと途切れた。




次に蓮が意識を取り戻したのは、

硬く、高級感のあるベッドの上だった。


重い頭と、全身を襲うアルコールが抜けた後の倦怠感に、

蓮はゆっくりと瞼を開ける。


「……んん……」


重たいまぶたをこじ開けると、

天井のシャンデリアがぼんやり視界に入った。


(……ここどこだ?)


ベッドのやわらかさ、

酒の残る喉の渇き、

そして肌にかかる布の感触。


……バスローブ。


(は? なんで俺、裸じゃないけど、なんでバスローブ!?)


蓮の記憶は、

優里に怒鳴りつけたパーティー会場で途切れていた。


彼は体を起こし、周囲を見渡す。


明らかに、高級ホテルの客室だ。


そして、最悪の事態は、その直後に起こった。


蓮は、自分の隣に、

別の人間が眠っていることに気づいたのだ。


シーツに沈む小さな背中。


その人物も、蓮と同じように白いバスローブを羽織っていた。


(お、おいおいおいおい!! え、え!? えええぇぇ!?)


血の気が引くと同時に心臓は爆発音。


昨夜の記憶は……ワイン、嫉妬、失言……

そのあと……真っ白。


「俺……やっちまったのか……? 本命以外には絶対に手を出さないって誓ってたのに……俺、終わった……」


蓮は青ざめながら額を押さえ、

「最低だな…」と声を漏らした。


そのとき、隣の女の子が小さく寝返りを打った。


シーツの音がやけに大きく響く。


そして、顔が見えた。


「…………っっ!!?」


それは、紛れもなく優里。


バスローブに身を包み、

眠そうに眉をひそめながら呼吸をしている。


(うそだろぉぉぉぉぉぉ!!!!!!)


心臓が爆発。

脳みそショート。

パニックMAX。


(遊びとかそんな次元じゃねぇ! 本命! ド本命!!)


(俺、まさか……手を出しちまったのか!? この流れ絶対そうだろ!!)


(うわ、やばいやばいやばい!! これどうする!? 責任取るしかねぇじゃん!! 結婚!? いや、でも記憶がない!! 俺は本当にやったのか!?)


「やばいって!!! 本当にやばいって!!!」


シーツの上で頭を抱え、バタバタともがく。


(星野蓮、26歳、御曹司。ここにきて、史上最高のピンチです!!!)



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