同窓会の攻防戦⑤
蓮が優里に去られたショックで、
会場の隅で放心していると、背後から甲高い声がかけられた。
「あの〜、お兄さん」
振り返ると、優里の同級生らしい派手な格好をした女の子たちが、
興味津々といった様子で蓮を見つめていた。
先ほど、蓮を誘惑しようとして
優里へのマウントに失敗した女性も混ざっている。
「えっ、あ、俺?」
「うんうん! 一緒に遊ばない?」
「ねぇ、もしかしてレンタル彼氏とか? だってさ、あの優里がこんなイケメンと付き合ってるわけないじゃん〜」
「やっぱり! 私もそう思った!だって優里だよ? ありえなくない?」
「お兄さんも退屈だったでしょ?私たちと遊ぼうよ!楽しいこと、教えてあげるから!」
蓮の顔から、一気に迷いが消えた。
優里の「めんどくさい」という言葉の真実と、
目の前の女性たちの空虚な誘惑を比べたとき、蓮の心は決まっていた。
蓮はきっぱりと言い放った。
「いや、俺、遊んだりしないんで」
(昔はめっちゃ遊んでたけど、今は違う!)
その言葉に、女性たちは驚いた顔を見せた。
かつての御曹司であれば、
確実に彼女たちの誘いに乗っていたはずだ。
蓮は、遠く離れてしまった優里の背中を、
心のなかで追いながら、強く誓った。
(俺、いま人生史上最高に一途なんで)
優里の過去の男に嫉妬し、優里に突き放され、
レンタル彼氏と間違えられながらも、
蓮の優里への愛は、本物だった。
彼の心は、もう二度と金と女に溺れた過去には戻らないと、
固く決意していた。
「えー、遊ばないんだ? つまんない~」
「ほんとだよ、あの優里の隣にいるから、どんな人かと思ったのに」
女子たちはひそひそ笑いながら、面白がるように蓮を囲む。
しかし、その話題はすぐに蓮の最も気になる
「優里の過去」へと移っていった。
「でもさー、優里って昔からそういうとこあるよね」
「そうそう。モテるくせに、ぜんっぜん気づかないんだもん」
この一言が、蓮の心に激しい雷鳴を轟かせた。
(やっぱりモテてんじゃん!!なんだよ、“全然モテなかった”とか言ったの!嘘八百じゃねーか!あの謙虚さ、俺に対する最大の嘘だったのか!)
蓮の耳は完全にダンボになり、
優里の過去に関するすべての情報を取りこぼすまいと集中する。
「ねぇ覚えてる? 文化祭のときも、優里に告白しようと並んでた男子いたじゃん!」
「あー!いたいた!でも優里、全然気づかなくてさ、普通に友達に『これ手伝って』とか言って断っちゃってたよね」
「うわぁ……」
女子たちの話は、蓮の高校時代への妄想を完全に上書きし、
優里の超絶天然モテ体質を証明していった。
蓮は、自分が想像していた「孤高の美少女」優里の姿が、
現実では「超鈍感なモテ女」だったという事実に、
新たな嫉妬を覚えた。
(告白されてるのに『これ手伝って』で断るって、天然のSっ気が強すぎるだろ!優里の過去、想像以上に修羅の場じゃねーか!)
「それに、あのときの……」
一人が言いかけると、別の子が慌てて肘でつついた。
「ちょ、やめなって。そういうの本人いないときに言うの感じ悪いじゃん」
「……あ、そっか」
唐突に口をつぐむ女子たち。
けれど、蓮の脳内はもう大騒ぎだった。
(え?なにそれ?なにそれ?今の絶対“重大なやつ”だろ!なんで止めんの!?気になるだろ普通!)
「ま、優里ってほんと昔から変わんないよねー」
「そうそう。あの天然っぷり。だから逆に守りたくなるんだろうね」
女子たちはそれ以上何も言わず、
「じゃ、またねお兄さん!」と
手を振って去っていった。
蓮は取り残され、ひとり地面に突っ立つ。
心のなかで爆発寸前だった。
(……おい。おいおいおい!優里の過去、まだなんも知らねぇのに、なんか匂わせだけもらってモヤモヤが倍増してんぞ!?)
そして思考はまた最悪な方向へと転がる。
(……あの男だよな。絶対あの男絡みだよな。やっぱ元カレ?いやでも本人は「彼氏いなかった」って……え、じゃあワンナイト系か!?秘密の肉体関係だけあったとか!?それとも、告白されたけど断った後、あの男がまだ引きずってて、優里もそれに対して罪悪感を抱いてるとか!?)
蓮の脳内会議は収拾がつかず、
全ての可能性が「俺の知らない優里」という結論に繋がるため、
嫉妬は増す一方だった。
(……チクショウ。過去の優里は知らない。けど俺は今の優里の隣にいる!絶対に……いや、絶対に取られねぇ!)
蓮は、過去の男に優里の「今」を
奪われるという恐怖に駆られ、拳を握りしめた。
しかし、優里が戻ってくる気配はなく、
空を切るように振り下ろした蓮の拳は、
優里の過去のモヤモヤを、ますます膨らませていくのだった。
女子たちが去ったあと、蓮はその場に立ち尽くしていた。
背筋はピンと伸びているのに、内心は大嵐。
彼の内心は、すでにグレード5の大型台風が通過した後だった。
女子たちの「あのときの……」という言葉が、
蓮の脳内で永遠にエコーし続ける。
(……絶対なんか隠してるだろ、優里。あの男と……まさか……いやいやいや、でも女子のあの“間”は絶対ただ事じゃなかった!)
頭のなかで再生される
“優里とあの男の青春ラブストーリー”は、
完全に蓮の妄想ワールド。
だが、当の本人は真剣そのもの。
「っ……クソッ!」
思わず声が漏れる。
すぐに周囲の視線に気づき、慌てて咳払いでごまかす。
(冷静になれ俺……冷静に……!俺が今いるのは現代だ。24歳の優里と、26歳の俺。なのに、なんで俺は“過去の男”に負けそうになってんだよ!?)
しかし理性とは裏腹に、妄想はどんどん加速する。
(はっ……まさか……あの男とホテル行ってたりしたのか……!?)
とんでもない方向に飛躍してしまい、心臓が爆発しそうになる。
(いやいやいやいやいや!ねぇよ!ねぇって言え!……でももしあったら!?いやぁぁぁ!!)
声に出そうになって慌てて口を押さえた。
顔は真っ赤、視線は泳ぎまくり、完全に挙動不審。
通りすがりの人に「大丈夫ですか?」と聞かれる始末だった。
(俺……今、自分で作った妄想に負けてんじゃねぇか……!)
そしてひとりで勝手に心をえぐられ、
勝手に負けを宣言する蓮だった。
カフェの窓際、ほんのり照明に照らされた席。
周囲のざわめきがやけに遠く感じられるなか、
優里は淡々とした表情でグラスの水を指でなぞっていた。
男はカップを置き、少し躊躇するように口を開く。
「……悪かったな、あの時は」
沈黙が落ちる。
優里は視線を逸らし、窓の外に目を向ける。
夜の街を歩く人々の影が、彼女の瞳に揺れて映り込む。
「……それだけ、言いたくて」
男は絞り出すように言葉を続けた。
優里はゆっくり息を吐き、かすかに笑ったような、
でも笑っていないような曖昧な表情を浮かべる。
「……別に、気にしてないけど?」
口調はいつものように冷ややか。
だが、その言葉の裏には、
誰にも触れさせたくない傷の影がにじんでいた。
男は苦笑いを浮かべながら、ストローを指で転がす。
「でも……今でも彼氏いないのって、俺のせいだよな?」
その一言に、優里の表情がわずかに揺らぐ。
指先が止まり、ほんの一瞬、まぶたが震えた。
心臓を掴まれたみたいに、呼吸が浅くなる。
「……」
声にならない言葉を飲み込み、
グラスの氷がカランと鳴る音だけが響いた。
暗く沈んだその横顔。
いつもの勝ち気で隙を見せない彼女の面影はそこになく、
代わりに現れたのは、
過去に囚われて立ち止まっているかのような、
孤独な少女の表情だった。
そんな二人をよそに。
店の入口から見えたのは
カフェの窓際で向かい合う優里と、例の同級生の男。
蓮は足を止め、思わず拳を握りしめた。
(……な、んだよあれ。二人きりで……座ってんのかよ!?)
胸の奥にモヤモヤと黒い塊が膨らんでいく。
しかも、男の顔はどこか神妙で、
優里は普段の社長の顔じゃなく、
どこか弱々しい横顔を見せていた。
(はぁぁぁぁ!? なに真剣に話し込んでんだよ! しかも優里、暗い顔して……。待て待て待て、これは完全に修羅場案件じゃねぇか!?)
冷静を装おうとする理性と、爆発しそうな感情がせめぎ合う。
だが耳に飛び込んできたのは、男の声。
「……でも今でも彼氏いないのって、俺のせいだよな?」
その瞬間、蓮の頭のなかで警報が鳴り響いた。
(いやいやいや!? なんだそれ!? なに勝手に罪悪感アピってんだ!? 俺のせいで幸せになれないとか、被害者ぶるなよ!? つーか! 彼氏いないとか普通に聞いてんじゃねーよ! 俺、隣で毎日理性フル稼働してんのに!!)
視線を外そうとしても、
優里の沈んだ横顔が視界から離れない。
その表情が、余計に蓮を狂わせる。
(あの顔……。優里が、あんな弱い顔するなんて……。ダメだ、ダメだって! あんなの俺以外に見せんな! ……守りたい。ってか、奪いたい。いや、俺の隣以外で見せんな!!)
カフェの外で腕を組んだまま仁王立ちする蓮。
通行人からは「ただの怖い人」にしか見えないのに、
本人の頭のなかは修羅場全開。
(絶対に……あの男、ぶっ飛ばす。いや、まず優里を救出だ! あいつの隣はもう許さねぇ……!!)
蓮の嫉妬心と保護欲が最高潮に達し、
心のなかで決戦のゴングが鳴り響いた。
カフェの外、ガラス越しに見える優里と男。
椅子に座ってうつむく優里の横顔が、
どうしても頭から離れない。
(……くそっ、あの顔。暗ぇじゃねぇか。やっぱりアイツのせいか……! いやもうこれ突入案件だろ! ドラマならここで主人公乱入するシーンだろ!!)
蓮は拳を握りしめ、一歩、二歩とカフェの扉に近づく。
ドアノブに手をかけかけ、
(……いや待て!? ここで乗り込んだら、ただのヤバいストーカーじゃねぇか! 優里にガチで通報される未来が見える……!)
一瞬で理性がブレーキを踏む。
思わずその場でカフェのドアに手をかけたまま固まる蓮。
「……え、なにあの人」
「ドア開けるの? 開けないの?」
通りすがりの女子高生たちにヒソヒソされる。
(やべぇ! 俺めっちゃ怪しいやつになってんじゃん!?)
慌てて背筋を伸ばし、
さも「散歩の途中に休んでるだけ」みたいな雰囲気を装う蓮。
だがガラス越しに視線はどうしても優里から外せない。
中では、男が深刻そうに何かを話している。
優里はただ黙って聞いている。
(……あぁもう、無理!! 俺、行く! 行ってあの男を引き剥がす!! ……いやでも、優里に『余計なことしないで』ってまた言われたら……。)
葛藤で頭を抱え、入口の前でぐるぐる回り始める蓮。
「すみません、お客様……。出入り口の前で歩き回られると、他のお客様が……」
とうとう店員に注意される。
(恥っっず!!!)
頭をかきむしりながらその場を離れるが、
離れた先でもカフェの窓から必死に覗き込む。
完全に不審者。
(……俺、マジでどうしたらいいんだよ……!!)
優里を守りたいのに、突入できない。
そのジレンマに悶絶しながら、
蓮は修羅場の外で一人空回りを続けていた。
カフェの窓際。
男は、優里が過去の傷に囚われていることを確信し、
核心を突く質問へと踏み込んだ。
「ねぇ、今日一緒にいた男の人って、彼氏?」
「……部下」
「部下?仕事の?」
「うん」
男は、優里の隣に立つ男が彼氏ではないことに、
安堵とわずかな希望を感じた。
「なんで部下連れてきたんだよ、オレへの当てつけ?」
優里は、男の自意識過剰な言葉に、
少しだけ疲れたように視線を逸らした。
「……べつに」
そして、男は、優里の弱い横顔と
彼氏不在という事実を最後のチャンスだと捉え、
長年抱えてきた想いを、とうとう絞り出した。
「なぁ、オレ、いまでもあの時のこと、後悔してるんだ。だから、もしよかったら、やり直さないか?」
その言葉は、優里の心臓を再び強く揺さぶった。
優里のまぶたが一瞬震え、過去の苦い記憶が蘇る。
「…えっ?」
優里の口から漏れた、
その驚きと動揺が混ざった小さな声は、
ガラスの外に張り付いていた蓮の耳にも、
地獄の鐘の音のように響き渡った。
カフェの外壁に張り付いていた蓮は、
その決定的な瞬間を逃さなかった。
(えぇぇぇーっ!!!)
蓮の頭のなかでは、核爆弾級の警報が鳴り響いた。
彼の全身の血液が沸騰し、思考は完全にショートした。
(なんだ、このデジャヴは!さっき、俺が優里に「これからもずっと支えたい」って言ったばかりなのに、過去の男が「やり直さないか」だと!?しかも優里、動揺してんじゃねえか!)
蓮の理性を保っていた最後の糸が、
「やり直さないか?」という言葉で、完璧にプツンと切れた。
(ダメだ!優里が「気にしてない」とか「別に」とか言ってたのは、強がりだったんだ!優里のあの暗い顔は、この男への未練だったんだ!)
(許さねぇ!あの男は優里に「モテない」って思わせてただけだろ!俺の優里に、過去を塗り替えさせるなんて、絶対にさせない!)
(……マジかよ。なんでよりによってアイツなんだよ……!)
蓮は、優里が過去の男と「やり直す」かもしれないという恐怖に、
指先が震えるのも構わず、ドアノブに手をかけた。
「今すぐ止めてやる……!」
しかし、その決意を打ち砕いたのは、
ガラス越しに微かに聞こえてきた、決定的な一言だった。
「だから、もしよかったら、やり直さないか?」
ビクリと蓮の肩が跳ね上がり、
反射的に手がドアから離れる。
蓮の心臓は喉元で暴れ、全身の血液が冷たくなった。
(や……やり直す!? 今、“やり直す”って言った!? ちょ、待っ……おい優里、返事するなよ! 頼むからするなよ!!)
蓮の脳内は、優里が「いいよ」と答える
最悪のシナリオで埋め尽くされた。
その場に立ち尽くすわけにもいかず、
蓮はカフェの店先を右往左往し始める。
頭を抱えてぐるぐる回り、
壁にゴンゴンと自分の額をぶつける。
最後にはしゃがみ込んでしまうという、
御曹司らしからぬ、完全にパニックに陥った姿を晒した。
(何やってんだオレ!? 今こそ突っ込むべきだろ!? あそこでお前は俺のものだと宣言しなきゃいけないだろ!? でも、でも優里の顔……見れねぇ……!)
優里が過去の男に心を開く。
その「答え」を聞く勇気が、
蓮にはどうしても出なかったのだ。
蓮の一途な愛は、優里の過去という未知の深淵を前に、
恐怖で麻痺してしまった。
蓮は、愛する優里の答えという
最大の恐怖から逃れるため、一気に走り出した。
「うわあああああっ!」
夜の街を、スーツ姿のまま息を切らし、
がむしゃらに駆け抜ける。
駐車場の車までたどり着き、
車のドアを開けて運転席に飛び込んだ。
ハンドルを強く握りしめ、荒い呼吸を深く吸い込む。
(オレ、バカか!? なんで逃げてんだよ!! あそこで優里を守るんじゃねぇのかよ……!)
自己嫌悪と無力感が蓮を襲う。
ふと助手席に目をやる。
そこには、誰もいない。
(本当は……優里をここに乗せて帰るはずだったのに……)
蓮の脳裏に、ありもしない、
切望していた光景が浮かび上がる。
助手席に座る優里。
身を乗り出してシートベルトを取ってやる自分。
ふいに近づく距離。
驚いたように目を見開く優里の顔。
あと数センチで触れそうな唇。
その甘い妄想は、優里の代わりに鎮座する
空っぽの現実の座席によって、無残に途切れる。
蓮は両手で髪をぐしゃぐしゃにかき乱し、
ダッシュボードに額を打ちつけた。
「……ッ!! オレ、ほんっと何やってんだよ!!」
彼の激情を受け止めた助手席のシートは、
ただ静かに沈黙を保っているだけだった。
優里を失うかもしれない恐怖と、
逃げ出した己の弱さに、蓮は深く絶望した。
車で逃げ出し、自室のマンションにたどり着いたその夜。
ベッドに横たわっても、
蓮の頭はまったく休まらなかった。
天井を見つめながら、ぐるぐると同じ考えを繰り返す。
彼の思考は、
優里が男と共に消えたあのカフェの出口から、
一歩も先に進めずにいた。
(……くっそ、どうせ今頃……あの男と……優里……)
止めようとしても、
イメージは最悪の方向へと暴走する。
ホテルのフロントで並んでチェックインする二人。
部屋の鍵を受け取って、気まずそうに笑う優里。
(いやいやいやいや!!)
蓮は慌てて頭を振っても、妄想は止まらない。
彼の嫉妬は、優里の過去と男の誘惑が結びついた、
最悪のシナリオを描き続ける。
(……ベッドに腰かけて、あいつが近づいて……優里が戸惑って、それでも……っ!!)
蓮は、「ぎゃあああああああ!!!」と声にならない悲鳴を上げながら、
布団を頭からかぶって悶絶した。
胸の奥がじりじり焼けつくように痛い。
嫉妬と後悔と焦燥感。
どうにもならない感情に押し潰されそうだった。
(……オレ、何やってんだよ……。くそっ……っ)
自暴自棄になりかけた、そのとき。
ベッドサイドに置いたスマホがブルッと震えた。
「……誰だよ、こんな時間に」
心底うんざりしながら画面を見もせず通話を取る。
「……はい」
ぶっきらぼうな声。
少しの間のあと、小さな声が響いた。
『……私』
……静寂。
蓮は一瞬で固まった。
(……わ、私!? 私って……まさか……っ!?)
耳からスマホを思わず離し、画面を凝視する。
そこに表示された名前は、やはり。
「ゆ、優里……!?」
心臓が爆発したみたいに跳ねた。
血の気が一気に引いて、
同時に体中が熱くなる。
(えぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!!!)
絶叫はもちろん心のなかだけ。
けれど布団を蹴飛ばしてベッドの上で飛び起きた蓮は、
完全に挙動不審者だった。




