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スマイル独占禁止法なんてクソ喰らえ!  作者: 高朋(こうほう)
第六章『スマ・クソ キャンペーン始動!!』

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21 ワンコ参上!

後輩君は、一言で言えば、やっぱり彼ピが言うように“変人”だった。

電車で来るということなので、彼ピが駅まで迎えに行ったんだけど……


「こんにちは〜お邪魔しまーす!」

って言いながら入ってきた後輩君は、パッと見フツーのサラリーマンみたいな出で立ちで、何故かスーツ姿だった。


「こんにちは〜はじめまして。アユミです。

今日はわざわざありがとう……」


「ほう、ほう!!あなたがアユさんなのですね?

自分は、通りすがりの(ワンコ)です!以後よろしく。

あ、ちなみにですね、ワンコと言うのは、自分の苗字が犬山と言いまして……

自らをワンコと名乗っております。


そうそう!アユさんのSNSは、ここに来るまでの電車の中で、事前に拝見致しましたよ。

中々面白い内容で、チャンネル登録と、フォローをしてしまいました。

フォロバして頂けると、非常に嬉しいですね!


んんっ??おぉ〜これはこれは!

なんて豊かな表情をする方なんだ!


自分は日々生成AIで、人の表情をどう表せるかを試行錯誤しているのですが……やはり生きた表情にはまだまだ全然追いつきませぬ!


アユさんのクルクル変わるその表情……動画でも実に魅力的でしたが、実物は……なんとまぁ!見飽きませんね!」


「おーい!ワンコ〜!アユを褒めてくれるのはありがたいんだけど、そろそろこっち来て座ったら?

コーヒー入ったよ〜」


「おぉ!先輩のコーヒーとは久しぶりですなぁ!

是非ご相伴にあずかりましょうぞ!」


「うんうん。上着もシワになるから預かるよ。

でさ、このPCなんだけど……」


びっくりした!

ワンコもとい、犬山さんは、コーヒーを飲み干すと満足気に微笑んで、PCの前に座り、目にも止まらぬ早さでキーボードを打ち始めた。

そしてしばらくすると……


「先輩、出来ました。説明致しますので、ささ、こちらへ」

そう言って彼ピを隣に呼ぶと説明をしだした。ま、ウチにはちんぷんかんぷんだから、大人しくしてたけど。


「……以上です。

では、何か後で質問などありましたら、遠慮なくご連絡下さい。アユさん!!!」


「は、はい?!な、なんでしょうか???」


「自分は、アユさんと先輩の計画に、とても感服致しました。

自分は先程も申しましたが、生成AIで人の表情を模しているのですが、絶対に越えられない壁も感じているのです。

それはそこに心があるか否かというところです。


今大量発生している“スマイルゾンビ”!

なんと嘆かわしいことでしょう!一番大事な心と表情を切り離すなんぞ、あってはならんことなのですっ!


お二人の計画の成功を、お祈りしております。

……では!またいつかお会いしましょうぞ!」


そう言うと、スタスタと玄関に向かい……

クルッと振り返り、スーツの上着を取りに戻ってきた。


ヤバい……!


とても、嬉しくて、心強いエールを貰ったんだけど……

ワンコさん、めっちゃウケるぅ!!


でもワンコさんのお陰で、準備はほとんど終わった。


吉と出るか凶と出るか、まだ全然わからないけど、

ウチらの思いが一人でも多くの人に届けばいいな。


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