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スマイル独占禁止法なんてクソ喰らえ!  作者: 高朋(こうほう)
第五章『シブヤ事変・脱出』

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17 愛すべき人々

「アユ、眉間に力が入ってんぞ?

あんま良くないことを考えてるだろ?

パパとママには連絡した?今のうちにしときな。」


そう彼ピに言われてママに電話する。

こーゆー時には、ママの方が話が早いから。


「もしもし、ママ?アユミだけど……

あのさ、しばらくだけど……」


「あら〜アユミ、どしたの?逃亡するの?

彼ピ君も一緒?アテはあるの?

どこか紹介しよっか?」


「え?あ、ママ???」


「警告書がきた時から、いつ連絡が来るかしらね〜?って、パパと話してたのよ?」


「そ、そうなんだ……あの、もしかしたら、そっちにも迷惑掛けるかも。そん時はごめん……」


「ん。了解。

こちらのことは心配しなくていいから。

あなたの思うようにしなさい。


アユミ、あなたの名前は歩くという字に由来してるのよ。

自分が決めた道を、自分の足で、しっかり歩く。

そう願ってつけたのが、アユミよ。


私たちは、ちゃんと見守ってるからね?


まぁ、失敗したらパパが優秀な弁護士を探してやる〜って、言ってるから安心して?


(あ〜ハイハイ、今代わるから!)

パパが代われって。ちょっと待ってね?」


「アユミ!パパだよ!

パパはな?

アユミが幸せなら、パパも幸せなんだぞ?

風邪引かないよう、気をつけろよ?

それから、あまり冷たいもんばっか食うなよ?

それから、それから……」


「もしもし?

まぁ、そういうことだから、困ったらいつでも連絡しなさいね?

全部やり切ったら、また、2人でご飯食べに帰ってきなさいね〜じゃ!」


あ…………切れた?


「なんか……2人とも、至って通常運転だったわ……」


「うん……聞こえてた。アユんち、全員声デカいからな。」


「ウチ、名前の由来なんて初めて聞いたし……」


「大事なこと、サラッと言われてたな。」


「2人とも、ウチが捕まる前提だったよね……?」


「あぁ。弁護士の心配されてたな。」


「パパ、話しの途中でスマホ奪われてたよね……?」


「うん。アユんち、いつもそうだな。」


「「ぷぷぷっ!ウケるぅwww」」


「アユ、大事にされてんな。パパとママに。 」


「うん。めっちゃ愛されてると思うよ。

2人はね……

“All You Need Is Love”がモットーなんだって。

あの伝説の4人組の歌、いっつもカラオケで歌ってんの。

子供の頃はわかんなかったけど、ウチも今ならわかるかも。“愛こそすべて”ってね。」


コン、コンコン

その時ノックの音と共にキラリンが飛び込んできた!


⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆


「アユ!アユぅ〜!ごめん!ごめんねっ!!

ウチ、全然気が付かなくて……

心配かけたよね。ほんっとにごめん!!」


「ちょ!え?えぇっ???

キラリン?なんで泣いてるのーー!」


「だって!アユがさぁ……

ウチやコスモやキティのことっ!

す、すっごく大切にっ、お、思ってくれてたのに……

ウチはっ!」


「あ〜うん。キラリン、もうわかったから。

そんなに、泣かないの〜ウチらの仲でしょ?

当たり前だから、ね?」


「ううっ……ありがとね。

それとね?アユ聞いて?

奇跡が起こったんだよぅ!

ソラと話し合った後ね、家族4人で再出発記念〜って、

写真を撮ったらね?

すんごくいい笑顔の写真が撮れてね……

ウチね、それ見て両親のこと思い出しちゃって……

母のLimeにその写真を送ったの。」


「キラリン、確かお母さんとはもう……」


「うん……結婚前に両親からは縁を切られてそれっきり。

あん時は何度もLimeしたり電話もしたけどね……

一度も繋がらなかった。

だから、今回ダメ元で送信したらね?

へ、返信がきたのっ!!!

可愛い笑顔の写真をありがとう、綺星羅と家族が幸せそうで良かったって!!!!」


「マジ??

きゃーーーー!キラリン、やったじゃん!!

良かったねぇ!」


「うんうん!良かったよぉ〜!

その写真ね、キティが楽しげにキャアキャア笑うのをみて、みんなも思わず笑っちゃった〜っていう、ありきたりだけど本当に幸せな瞬間だったんだよ。

だから、母にも伝わったんだと思う。」


「うんうん……!

キラリン達のそんな姿をみたお母さんは、めちゃめちゃ嬉しかったと思うよ。」


そっか……道を違えてもやり直しは出来るよね。

もう迷わない。

まだ遅くない。

笑顔は道具じゃなくて、心の現れだもん!

戻れるチャンスはきっとある!


車にはソラと、可愛いコスモとキティがいた。

ああああああもう!おねむの時間にごめんね?

私たちはこれからリョウさんのご実家までビックスクーターをピックアップしに行く。

出発の時、リョウさんが出てきて、数個の包みを持たせてくれた。


「おぃおぃ……晩メシ時に店に押しかけて、何も食わねぇで店を出るなんて許さねぇよ?

ほれ、これ、持ってけ。

手づかみで食えるもんだから、交代で食え。

腹が減っちゃ〜何とやら……だからな!」


「リョウさん、何から何まですみません!バイクお借りします!」


「リョウさん、ほんっとにありがとう!!

帰って来たら、ちゃんとご飯食べにくるから!」


「おぅ!待ってるぜ。

ソラ、キララちゃん、2人をよろしく。


早く行け!んで、絶対に戻ってこい!」


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