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スマイル独占禁止法なんてクソ喰らえ!  作者: 高朋(こうほう)
第五章『シブヤ事変・脱出』

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15 覚悟を決める時

手が届いたら、もう二度と離さねぇ!

そう思って歩みを進めるけど…

ん?あれは…?

ドローンだ!!!

アユの背後には、アユを監視するために飛ぶ1機のドローンの姿。


「アユ、逃げんぞ!」


「へっ?えっ?えーーーっ???」


しっかりと手を握り、走り出す。

こうなったら、一蓮托生だ!

背後には相変わらず追ってくるドローン。

とりあえず建物に入ってやり過ごすか。

でもこのシブヤには、ありとあらゆる所に監視カメラがあるし……どうしたものか。


ガード下のショッピング街に飛び込む。

素早く物陰に入り、自分が被ってたキャップをアユに被せながら、手短かに説明する。


「アユ、聞いて。

お前にドローンの監視がついてる。

とりあえず撒くぞ。俺が先導するから、なるべく顔を隠して着いてきて。俺を信じて!」


「ハァハァハァ……え?な、何?

か、彼ピのことはっ、いつも信じてるけどっ!?

え?も、もう行くの?

ウチっ!……ちょっ!……息がっーー」


そこからは別の出口を使い、路地裏へ。

ここら辺は俺たちの庭だ。路地から路地へ走り抜け、店の裏口からバックヤードへ飛び込んだ。


「ハァハァハァ……ちょ!待って!

も、無理、無理だってーー!

ウチに何?何が付いてんの?

もしかして背後霊とかーー??」


「はぁ?背後霊な訳あるか!!

ドローンだ、アユ。監視用のドローンがアユを追って飛んでたんだよ。ここは俺の職場のバックヤードだから安心していい。


アユ、もうたぶん猶予がない。2人でシブヤを出るぞ!とりあえずちょっと待ってて。」


シブヤを出る……?ウチらが……?

……そっか、そうなんだ。

もう、そうするしか無いくらいに、事態はひっ迫しているってことなんだね。

彼ピは“2人で”って言ってくれた。

今が…覚悟を決める時なんだ!


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