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14 結局ここに来るってハナシ
そこには二人の、溢れんばかりに輝く笑顔の洪水があった。
特別な場所じゃない。
この街のあちこちで撮った一枚が、スクロールしてもスクロールしても出てくる。
時には仲間や家族と。
時には“モヤモヤ像”や“忠犬ハチロー”の石像と一緒に。
フードコートの片隅でポテトをかじりながら。
路地裏の野良猫とじゃれながら。
坂の途中やバス待ちの停留所でも。
ただ、一緒にいるだけで嬉しくて、楽しくて、自然に溢れる笑顔の二人。
笑顔は本来こうでなきゃ…!!
見回すと、笑顔だけど笑ってない、
心を置き去りにした“スマイルゾンビ”たち。
このままじゃ、心が迷子になってしまう!!!
「「どうにかしなきゃ!」」
「アユと!」「彼ピと!」
二人は迷わず歩き出す。スクランブル交差点へと向かって。
会いたい人はきっと…そこに居るはずだから。
そしてついに、赤信号の向こう側にその姿を見つけた。
信号が青に変わり、人の波が一斉に動き始めるけれど大丈夫!その姿だけを見つめてまっすぐ歩き出す。
満面の笑みを浮かべて。




