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オーロラ同盟

ごく普通の領主の家系に生まれた魔力0の騎士ゼニス。魔力が使えない分、剣術に全振りした剣術馬鹿の普通?の騎士がひょんな事から助けた少女との運命の出逢いから様々な仲間と出逢い、世界を救うまでの幻想記ファンタジー

俺達は全員でエルフの里へ向かった。

マルスの凱旋は歓喜で迎え入れられ、マルスも俺達も戸惑う。

エルフの族長の家で一同顔を揃えて会談が始まる。

議長は母さんが務める。

「では始めましょう。先日お話しした通り、邪教徒の動きが活発化しています。セレーネ神殿が狙われ、アルテナのメリル鉱山、トラキアのレガリア遺跡と人為的なスタンピードが起こされています。20年前のシレジア侵攻から始まったと考えると我々も手を打つ必要があると考えます。」

「トラキアでの一件では裏にカエサル宰相が手引きしていた事が分かりました。20年前に神聖帝国から派遣される形でトラキアに来たカエサルはトラキア国王にシレジアに邪教との繋がりがあると唆し侵攻を促し、先日のレガリアではスタンピードを利用してアレス殿下の暗殺を企てました。そしてトール神殿での王位選定の儀の際には第一王子であるジュリアス殿下に魔族化させる魔導具を与え、我々と同士討ちをさせました。マルスにバロールの呪いをかけたのもカエサルです。そしてカエサルは雷の根源を盗んだまま逃亡し、現在行方は分かりません。」

「魔族化だと…」

「20年前のシレジア侵攻の発端は神聖帝国であります。当時私は帝国で司教の立場にいました。その時の4大司教の1人がカエサルです。ウルバヌス大司教の意向でカエサルがトラキアに潜り込み、トラキアを傀儡化していったと考えると黒幕は神聖帝国。現状シリウス神殿はトラキア領土では無く帝国預かりとなっている点も不審です。」

「それでは我々が滅亡したのはトラキアでは無く神聖帝国の意思であると?」

「私はそう考えております。さらに神聖帝国は既に邪教の手に落ちていると考えられます。ウルバヌス大司教も聖職者では無いかと。」

「その根拠は?」

「ここにいるイリスの母君、レティシア様の追放と暗殺です。」

「レティシア様は邪教との繋がりがあると言われていたのでは?」

「それは全くの嘘です。私は長年、レティシア様にお支えして来ました。その事実をレティシア様から聞かされた時、私の疑念は確信に変わりました。その邪教がレティシア様では無く、逆であった場合は?もっとも合理的に真実を隠せるのでは無いかと。」

「私もレティシア様とはお会いした事があるの。あれほど高潔で慈愛に満ちた方が邪教徒であるはずがありません。」

「それでは我々が戦う相手は神聖帝国となりますね。」

「シレジア王宮とシリウス神殿の奪還。しかしこれは神聖帝国に対する全面対決の宣戦布告と捉えられますね。」

「だとしたら、各国個別に対応するのは得策では無いかと。神聖帝国や邪教の戦力は未知数。かつて神聖帝国には大陸随一と言われた精鋭部隊、シャインナイトを有しておりました。」

「ここは4大王国が手を結び、神聖帝国に対抗する戦力を整えるべきかと。」

「我々エルフは傍観の立場を取りたい所だが、シレジアの地に邪教が入り込んでから世界樹の活動が低下している点は看過出来ない。そこでシレジアのレジスタンスに手を貸し、シレジアの奪還を目指していた所です。」

「我らシレジアの民にとってシレジアの奪還は悲願。」

「うちのトラキアも軍を出そう。20年前と同様、神殿の南西側からトラキア軍が攻めれば挟み撃ちに出来る。そしてそれが20年前の贖罪になるのであれば。」

「アレス殿…」

「我々オルフェリアは元より同盟の締結の為に来ているので歓迎致しますわ。」

「あとはアルテナの意向次第か…」

「我がアルテナは既にオルフェリアとは先日同盟を結んでおりますわ。私からお兄様に伝えておきます。」

「失礼ですが貴女は…」

「御紹介が遅れました。私はアルテナ王国第一皇女、サーシャ・アルテナと申します。以後お見知り置きを。」

「失礼致しました!」

「これで一応4大王国の言質は取れましたね。」

「4大王国とエルフの里の同盟を。アルテナ・オルフェリア間で締結されたオーロラ同盟を発展させる形で暁の女神の名の下にオーロラ同盟をここに。」

「正式な同盟締結は各国現の署名を以て締結と致しましょう。」

かくしてここに歴史的な同盟が誕生したのである。


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