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謁見の後に…

ごく普通の領主の家系に生まれた魔力0の騎士ゼニス。魔力が使えない分、剣術に全振りした剣術馬鹿の普通?の騎士がひょんな事から助けた少女との運命の出逢いから様々な仲間と出逢い、世界を救うまでの幻想記ファンタジー

-その頃、別室では…


国王と父様、母様、マイア神官長の4人で話し合われていた。

「陛下、あのような手厚い褒美を頂いてよろしかったのでしょうか?」

「構わん。それ相応の報酬だろう。これからアルテナに行かせるのだから。」

「確かにあそこは火の神殿を祀る火口地帯ではあるから、水の加護は役に立つとは思いますが…」

「それにそれ以上の危険もあり得る。」

「やはり邪教徒の?」

「そうだ。20年前の北部新略戦争において同様の手口で魔物を操っていた報告もある。風のマナが途絶え、今度は水のマナが狙われた。これは偶然とは思えぬ」

「セレーネ神殿の1人の神官があの事件以来、姿を消しました。何者かが紛れ込み、魔導具を扱っていたと考えられます。」

「それに一つ、気になる点がございます。」

「なんだ?神官長、申してみよ。」

「先程招いたシスターイリスの件でございます。」

「あの娘がどうかしたか?」

「はい。先日、事件のあった日に彼女の洗礼の儀式を行いました。その時に洗礼の儀式に使う宝玉が虹色の光を示したのです。」

「虹色の光?」

「はい。本来、神官の適正者には白く光るのが通例でございます。それが見た事も無い虹色の光を放ったのです。」

「まさか…暁の巫女…?」

「まだ断定は出来ません。ただ、暁の巫女の一族である可能性はあるかと思います。」

「それは…邪教徒に知られたら大変な事になるわ…。彼女の生命の危険もあるわね。」

「邪教徒だけでは無く、暁の巫女の存在が知れれば神聖帝国も黙っておるまい。イリスを利用しようとする輩も現れるだろうな」

「仰る通りです。彼女は私達で保護する必要があるかと思います。」

「彼女の養父であるクロード神父はご存知なのかしら?」

「クロード神父からは何も…。」

「クロード神父からも話しを聞く必要がありそうですね…」

「はい。あの方も元は神聖教会の上層部におられた方ですから何か知ってる可能性はありますね。」

「分かった。あの娘に関してはマイア神官長の管轄下に置き、レオンハート家とともに保護を。邪教徒に関しては引き続き調査を頼む。」

「御意」


-控えの間にて-

「とりあえず無事終わったな」

「緊張した…」

「どっと疲れましたね」

「でも国王陛下はとてもお優しい方でしたね」

各々式典の感想を話している。

これを日常的にこなしている両親の偉大さが身に染みる…


「皆、戻っていたか。ご苦労だったな。」

「父様!」

「これはお前達の報奨金と準備金だ。金貨1500枚ずつ入っている。大事に使いなさい」

「金貨1500枚!!」

「重いわね…」

「こんな大金、持ち歩くのが恐いです…」

「冒険者ギルドの銀行に預金しておけば世界中、どこの冒険者ギルドでも引き出す事が出来るわよ。」

「出発まで3日あるから各々必要な物を買い揃えておきなさい。」

「承知致しました。」

「それとマルス!」

「はい!」

「今日から君はレオンハート家所属の弓騎士として預かる事になった。良いかな?」

「は…はい!自分なんかで良ければ…!精一杯精進致します!」

「良かったな。マルス!」

「ゼニス様…ありがとうございます泣」

「あらためてよろしくお願いします。マルス様」

「よろしくお願いします!!」

「では、後ほど舞踏会で会いましょう。」

「ちゃんと正装してくるんだぞ。」

「はい。では後ほど」

先に両親が部屋を出る。

「ベルナデッタ様!」

イリスな母を呼び止めて追いかけていく。

「どうしたの?イリス」

「あの…やはりドレスの代金はお支払いさせてください!報奨金も頂いたのにドレスまで頂けません!」

「良いのよ!成人のプレゼントだって言ったでしょ?」

「それでも私は無償で頂く訳にはいきません!皆さんの御厚意を当たり前に受け取るような人間にはなりたくなくて…」

「イリス…。分かったわ。じゃあそのお金はあなたの結婚資金として預かっておくわ!それなら良いわよね?」

「え!!…はい。私の我儘をお許しくださり、ありがとうございます」

「ではまた舞踏会でね。ゼニスにしっかりエスコートしてもらいなさいね♡」

そう言って両親は城を後にした。


「イリス、話は終わったか?」

「は…はい!」

「ん?どうしたんだ?」

「何でもありません!」

顔を赤くして俯くイリス。母さんがなんか言ったのか?

「じゃあこの後は一旦宿に戻って…」

「ゼニス様!」

「ん?マルス、どうかしたか?」

「俺、正装なんてものは持ってなくて…」

「フォンティーナ叔母様のお店で見繕ってもらえば良いのでは?私達も夕方に取りにくるように言われてますし」

「そうだな…。じゃあ夕方に仕立て屋に行ってから王宮に行こう。」

「ありがとうございます!」

「では一旦帰るとするか」

帰りも王宮から馬車で宿まで送ってもらい、仕立て屋に行くまで約2時間。それまで各自、自由時間とする事にした。


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