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僕のエッセイ作品集

おっぱい出る!

作者: Q輔

 僕の妻は、シンプリスト。


 てか、ぶっちゃけ、ほぼ感覚だけで生きとる。


 あ、これ、いい意味でね。


 僕なんか、とりあえずモノゴトは、難しく、ややこしく、回りクドく考え抜いた上で、


 炙り出された無駄を削ぎつつ、最終的にシンプルな答えに辿り着こうとする思考癖があんだけど。


 僕の妻は、何ちゅーんだろ、俗にいう「女の勘」ってやつなのか、


 突然、男の僕では考えつかない洞察力を発揮したりする。


 いわゆる「子宮で考える」ってやつなのか、


 突然、コトの本質突く情感的発言をして、ちょこざいな僕の論理感を蹴散らしたりする。


 そう、僕の妻は、シンプリスト。


 モノゴトを、頭脳で汚さず、言葉に出来る人。



 母性本能をくすぐる。


 って言葉があんじゃん。


 子どもを守り育てようとする母が持つ本能的性質が、心地よく刺激される状態を表す言葉ね。


 これさ、的確な表現ではあるが、いささか回りクドいよね。


 僕の妻、ん~な回りくでー言い方しねーから。


 声高らかに、 



 おっぱい出る!



 つーからね。


 んもぉ~、言葉が、脳ミソ経由せず、直だから。ははは。





 小1の次女のあどけない寝顔を見ては、



 は~、おっぱい出る!




 もう小5になる長女が時折見せるカワイイしぐさに胸を押さえ、



 うお~、おっぱい出る!




 ペットのフレンチブルドックを、ソファーで撫でつつ、



 あ、


 おっぱい、ちょっと出た……






 ……出たんかい。




 ったく、妻には敵わん。


 歴然と。


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― 新着の感想 ―
[良い点] あー、なんかわかりますね。 『ううっ……!? かっかわいい……。こんなの……あっ。お、おっぱい出てまうやんっ!』 やりたくて仕方がなくなる(*^^*)
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