ルート1のA
『貴方は、二日後になくなり、世界が幸せになります』
と誰が言っている。
けれど俺には関係が無い話だ。
この場には、数人がいる。
仮に俺だとしてもあり得ない話だ。
だとしても、質問には答える。
「俺は、逃げ出すだろ」
と答える。
けれど、俺を抜かす数人の人々が笑った。
『貴方は、本当に逃げれますか?』
俺は躊躇うことなく喋り続けた。
「どんな時でも楽なのを考えのが人間のあり方だから、俺は逃げる」
『では、本当に逃げれるか試しますか?』
「できるならはやればいい」
『わかりました、
それでは、行きます。』
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ふっと目を開ければ、いつも通りの天井が広がるはずだが、
見慣れている天井で無い。
少し豪華なっている。
『貴方は、これから42時間後に死を迎えます』
と脳裏から聞こえて来た。
俺は思わす反応した。
「意味がわからない」
けれど俺の朝は変わりなく、大した変化もなく、
いつも通り、学校に行った。
「おはよー」
と声が聞こえる、
それに対し反応する。
「おはよう」
けれど、反応がない。
それもそうか、挨拶をした人は、俺の方向を向いていないのだから。
次々と生徒が教室に入って来た。
気がつけばHR〈ホームルーム〉が始まったが、
けれど先生が来ない。
遅れること30分先生はお面をかぶって来た。
「遅れたが重要のところだけ説明する」
けれど俺以外の生徒は普段どうりの学園生活を送っている。
俺は先生に聞いた。
「先生は今、お面をかぶっていますよね?」
けれど先生は言い返した。
「何を行っているのですか」
先生は何もないようにこちらを向く。
「少し疲れているのかもしれませね。
今日はしっかりと休むように。」
先生は俺のことを心配している、けれど
心配なのは俺の方だ。
先生とは色々あったから尚更心配になっている。




