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メイズ・マーテル  作者: 沢渡 夜深
第一章
16/21

迷宮について:6



 「……これが、スライムが初めて映像に収められた動画かぁ」


 動画のタイトルを読んだ私は、もう一度動画を再生する。

 もう一度調査員の人の声から始まる。緊迫した状況の中進むと、モンスターが発見。スライムの姿が映し出される。その後はもう、さっきと同じだ。

 他の動画はあるのかなと探してみたら、スライムの他にラビットホーンというモンスターや、ゴーレムの動画があった。でも動画の時間がスライムと比べて長く、今見始めると利用時間が過ぎてしまうので視るのをやめる。

 

 「……う~ん」


 その後も一通りモンスターの情報には目を通してみたけど、やっぱりモンスターは喋ったり、キーホルダーとかに擬態したとかの情報はないっぽい。

 それにモンスターもこちらの世界に来るかどうかもまだわからないらしい。調べてみた結果、モンスターは死ぬと同時に粒子みたいな感じになって消えるそうだ。だから死体を持ち帰るってことは出来ない為、モンスターを解剖して調べる、なんてことも出来ない。こちらに関しては動画は存在するけれど、規制がかかっているのか現在は見ることが出来なかった。


 「……なんかさらにわかんなくなった気がする」


 ある程度ダンジョンについて調べた私は、その感想を零した。

 ダンジョンを知るためにここに来たのに、逆にわからなくなるとは。前提知識が駄目なのもあるだろうけど……。


 「……あ、やっば時間来た……」


 そうこうしている内に、利用時間が来てしまった。

 ダンジョンについて纏めていたノートと使っていたシャープペンシル、消しゴムを鞄の中に突っ込む。ブラウザは全部閉じて、パソコンの電源だけは落とさずにそのままにしてと職員さんに言われたので、その通りにする。

 鞄を背負った私は、なるべく音を立てないようにインターネットブースから出た。職員さんに会釈してその階層を後にし、出入口に向かう。

 一階に着いて、図書館に入ってくる人達とすれ違いながら、私は図書館を出た。


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