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薔薇恋  作者: 龍頭
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1・出会い

ワイワイワイワイ

いくつになっても席替えは楽しいどれだけ以前の座席が良くてもなぜかワクワクする、大抵そこでアリーナ席に自分の名前が書いてあることに気づき絶望する。

しかし今回は違う、白河咲が俺の右斜め前にいる。


おれは中1、サッカー部に入っていて仲のいい俺と蒼弥(そうや)航平(こうへい)の3人で帰ることが多い。白河咲となんの関係があるのかというと航平は白河咲と付き合っているからだ。


少し前から恋愛的な感情ではないが仲良くなりたいとは思っていた、その子は元々下ネタ好きな航平の彼女なんだから下ネタを言うことが多い、まあ俺もだけど。


右斜め前が咲なのは良かったが昔からよくゲームをする仲の慎之介が右の席にいて普通に神席だ。


「よー慎之介近くになるの久しぶりすぎん?」

「いや、それな?よろしくな」

「あ、白河よろしく」

「よろしく〜」


よろしくの一言で陰キャでは無いことがわかった。


それから1週間、席が1番後ろだったのもあって3人で下ネタやら普通の世間話やらを話しているうちに咲とはいい仲になってきた。


その頃の俺は何を考えていたのか自分の事をクイズにして互いのことを知ろうという少し前変な提案をした。


「いーじゃんやろやろ」と咲。

「おーおもろそうやな」


それから咲には誕生日、弟の名前、マンションの部屋番号までも知られしまう羽目になるのだがその頃の俺はそれが楽しくて仕方なかった。


一方で勉強面では平均以下を取り続けお父さんに毎回テストの時に怒られるようになった。


本当に楽しいと1ヶ月半はあっという間でもう席替えの日が来てしまい慎之介と離れてしまう羽目になった。

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