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理解できないものは面白くない

小説を書き始めて、はや一年を迎えようとしています。

今後とも、よろしくお願いいたします。

 こんにちは、砂石 一獄です。

 身も蓋もないことを言えば、話のネタが無くなってきました。なので、今回は”理解”という観点から話をしてみたいと思います。


 私は、時々こう考えます。……というか、考えたことのない人の方が少ないのではないでしょうか?

 「どうして、ゲームの登場人物は覚えられるのに、歴史上の偉人は覚えにくいんだ」と。私も、散々この問題に直面して、苦戦を強いられました。これは、現在でも変わりません。

 この疑問について、自分なりに納得の行く考えを突き詰めた結果。私は一つの結論に辿り着きました。

 つまり、「実際に使う知識は記憶に定着しやすい」という事です。


 ……なんだか、「これ創作の話だよね?」と聞こえてくる気がします。大丈夫です、創作に関係ある話です。

 とある情報を目にした時に「この知識って本当に使うの?」と少しでも思ってしまった場合。そこには、”不安”が生まれます。

 そして、その不安が即座に解消されれば良いのですが、一向に疑問が解消されない場合。不安はやがて、”つまらなさ”を生み出します。

 学校の授業では「ここテストに出るぞ」と言われた部分に関しては重点的に覚えますね。入試試験では、頻出問題を重点的に強化しますね。それと同じで、”必要と分かっていることだから覚える”と言えるのではないか。そう私は意見します。


 さて、これを小説や、創作の類に当てはめてみましょう。

 例文として、即席で世界観の設定を打ち込んでみます。


----

 創成樹が産み落とした種は、やがて大いなる世界を生み出した。遠く、地平線のかなたまで澄み切った蒼の広がる海。空を見渡せば、鳥の嘶く声が響き渡る。草木は青々と茂り、色とりどりの花が世界を彩る。

 そんな完成された美しい世界の中で存在感を放つ、築き上げられた煉瓦で出来た城壁。荘厳たる雰囲気を生み出した王国、ヴァリースのとある一室から上がる悲鳴から、物語は始まる——。

----


 ……と、このように煩雑な世界観になればなるほど「どこが重要なのか?」と、ピントを絞るのは難しいのではないかと考えます。

 小説家になろう内においては、”ナーロッパ”とも揶揄されるように西洋風の世界観から始まる物語も多く、世界観の明記が重要となるものが多いです。

 そのような中で、読者離れを引き起こすものとして”その描写が使う情報なのか理解できないことから生まれるつまらなさ”、という要素が大きいのではないか。と私は考えます。


 ……では。どうすればその問題を解決できるのかと考えた時。

 最初に私が明記した内容より、”得た知識を実際に使う”ことが大切なのだと考えます。


 例えで示した、歴史上の偉人の情報は、実際に使う機会というものはほとんどありません。

 ですが、例外として伊達政宗や織田信長と言った、多種多様な創作メディアで利用される名前に関しては覚えている人が大抵だと思います。これは、”実際にゲームキャラとして使った記憶があるから”ではないかと考えました。

 しかし、歴史上の総理大臣の順番などは”使う可能性が低い知識”である為そもそも記憶に定着しない。これが、小説などで言うところの”使うかどうかわからない世界観”に該当するのではないかと考えます。


 ならば、世界観や設定を”意味のある文章に置き換えれば良い”というのが私の考えです。

 ヒントとなるのは”関連付け”という言葉です。その知識単体では、理解には追い付かずつまらなく感じてしまう。ならば、他の要素と関連付けることが出来れば、”使う知識となる”というのが私の考えです。


 魔王に支配された世界、と言う設定ならば子供のいたずらに対して親が「そんな悪いことばっかりしてると魔王がさらってしまうよ!」と注意する描写を組み込む。

 悪役令嬢が周りの貴族を巻き込んで滅茶苦茶している設定なら、「あいつと目を合わせるなよ。ほら、あっち行った逃げろ逃げろ」と悪役令嬢から遠ざかる人々を描写する。

 そうした、設定の根幹に関係した人々を登場させることによって、始めて設定は意味を持ち、読者の”理解に繋がる”のではないか、と結論に至りました。


 稚拙な文章ではありますが、ひとまずここで終わりとさせていただきます。

 ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

 思い付きで打った文章である為、かなり指摘点の多い内容であることは重々承知です。何卒、ご意見・ご指摘の程お待ちしております。

 次回更新内容に関しては未定です。それでは。

例文の王国名は語感だけで打ちました。

特に意味はないです。

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