表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

1.兄妹

 一般的にゾンビの目玉は頭と一緒に潰れてしまうことが多く、なかなか食べることが出来ない。綺麗なままのゾンビは本当に少なく、噛まれてから4時間程で体が腐ってしまう。その為にゾンビになりたての若ゾンビは希少で頭を完全に潰さなくても脳みそを破壊すれば殺せる事が多い。

 「ほら、ジミの大好きな目ん玉だぞ」

 「いただきまーす!」

 スプーンの上にプリプリした目玉を乗せ、歯で皮を切る。小籠包の食べ方を想像していただくとわかりやすいと思う。中からどろどろした透明な液体が溢れ出てきて、ジミの口の中をいっぱいにする。この液体は若ゾンビにしかなく、ほんのり甘い。

 「ほら、骨は焼いてやったぞ」

 「ありがとう!」

 ゾンビの骨を焼くと食べやすくなり、バリバリとした食感になる。ついでにカルシウムも摂る事が出来るため、この食べ方は子どものおやつによく出される。

 「あーもうほら、またこぼしてる。ジミはもう9歳だろ?綺麗に食えよ」

 「あれ、ほんとだ」

 ジミは食べるのが少し下手くそだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ