運命の出会い?は突然に
今回は色々と新展開へと進みます!
ぜひ楽しんで読んでもらえると嬉しいです!
こんな話しがあろう事か、自分の視界の先はパソコンの画面から画面の中身へと変わっていた。
何度も目を擦り、何度も頬を叩き、何度もほっぺたを力ずよく引っ張った。だが、視界の先は変わらずにいる。
「こんなことまるでラノベかアニメかの二択だろ…まじか…喜んでいいのか?いや、もしかして夢かなんか?」
未だにこの状況を全く理解できないまま頭を抱えていた。
頭を抱え頭をわしゃわしゃしていると、とある女の子アバターが話し掛けてくれた。
「珍しいモーションですね~BOTかなんかいれてるんですか?」
「いやこれは、そんなんじゃなくて…そのー…あ!君なんて名前なの?!」
思いもしなかった質問に動揺しながら話しを逸らし名前を聞いた。
「ユウナっていいます!」
間も無くすぐに帰ってきたその名に
「え、もしかしてゲームで本名つかってんの?お前」
「お前じゃないです!ユウナですー!」
お前と言ったのが気に食わなかったようで頬をふくまらせてもう一度自分のプレイヤーネームを叫んたユウナは
「はい。やっぱ本名だと変ですかね?」
膨れ上がった頬をしずめてこくりと頭を肩に寄せて問いかけた。
「いやいやいやそうゆう訳じゃなくて、結構勇気あるなと思って」
「そんなにですか?私の友達とかもこのゲームで本名使ってる人結構いますけど?」
「そうなのかー、そりゃ結構危ないかもだぞ!最近ネットがどんどん進化してるからそれを逆手にとって本名のフルネーム特定とかも最近多いらしいからよ」
「えぇー!そうなんですか?!うぅ…でもこのゲーム名前変更できませんよね…」
さっきまで話していた表情が一気に変わりしょんぼりしたような表示になっている。
「ゲームの中だとまるで本物の人と話してるみたいだな、画面で見てた表情がまるで嘘のようだ。」
ブツっと呟いたのに反応して
「どうしたんですか?私なんか変でした?」
斜め下を向いていた俺の顔を覗き込むように問いかけてきた。
「いやぁなんでもないよ、なんでも」
少し怒っているのかまた頬を膨らませてこっちを見ている。
「なんだこれ、本当にアバターか?まるで本物の人間と話してるような感じだな。あ!そんなことより…」
ふと我に帰り自分の目的を再確認した。
自分がなぜこのゲームに引き込まれアバターと化しているのか。そしてなによりその目的はなんなのか。
「ひとまずダンジョンをクリアしながらでも見つけなきゃな。」
当然なにも分かっていないユウナはこっちを見て頭にはてなを浮かべている。
「あぁごめんごめん。それじゃぁ俺はこれからダンジョンへ入るからこれで、またどっかで会えるといいな!じゃっまた。」
別れを告げメインギルドへ向かおうとした時
「お、置いてくつもりですか?こんなすぐにお別れなんて寂しいですよ…」
俺の服を親指と人差し指でつまんで照れたように頬を染め問い掛けてくる。
「そのぉ…一緒に、えっと…一緒にパーティーを組みませんかっ!!」
まるで告白されているような展開に動揺しながらも行き良いで
「は、はい!喜んで!」
と返した。
そして会ってから間もない俺らはパーティーを組むことになった。
運命とは突然ですね!w
ー次回もよろしくお願いしますー