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その後

完結となります。

今まで読んでくれた方、ありがとうございました。

 女王の即位式が終わった。

レスティはエイルと共に話し合っていた。

「俺たちの歩んできた道は間違いではなかったのだな」レスティが言う。

「そうさ。お前の判断は正しかった。今更何言ってやがる」エイルが答えた。

レスティは皆に感謝した。

聖剣を与えてくれたストラ。共に戦ってくれた仲間達。

俺たちの戦いは無駄ではなかったのだ。

「これから、どうする?」エイルがレスティに問う。

「将軍として、出来る限りの事をするさ。この国のためにな。

この国は深く傷ついた。傷が癒えるには時間が必要だ」レスティが真剣に語った。

後にイシュカル帝国は繁栄を極める。

女王クレリアは皆から愛される、よき女王となった。

民のために尽くし、民のために政治をした。

元女王のエリシアは、隠れながらも平和に暮らしたという。

フラン将軍は二人を見守り続けた。

良き将軍、将来はフラン将軍のようになるのよ、と。

子供たちに言い聞かされるようにまでなった。

民から信頼され、国で一番を争うほどの人気者となった。

セフィラは村に戻った。

村で平和に一生を過ごした。時々、誰かの墓参りに行っていたと言われる。

聖母のように優しく、村の者から慕われていた。

野心家のグラリアは、結局将軍の地位に満足し、

女王の元で働いたと言われる。

フラン将軍とはずっと仲が悪かったらしい。

エイルはレスティの部下として忠実に働いた。

年のせいで現役を退いた後は、どこかに旅に出てしまった。

ヘインセル王国。緑と平和の国で一生を終えたと言われている。

レスティ将軍は語った。

彼がいなければ、今の自分はなかったと。

そして、レスティ将軍。

現役を退くまで、将軍として働き続けた。

帝国最強の将軍として名高く、部下思いだった。

レスティ。その名は、国を救った英雄として語り継がれている。

彼らを救った聖剣エスティリスはどこかへ消えてしまった。

もう、不要になったのだろう。役目を終えたのだ。

長い戦いの後に平和が訪れた。

剣の国イシュカル。

隣国ヘインセルと共に、手を取り合って歩んでいった。

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