1日目-6
アップデート~~~それはご都合主義~~~♪
ニャンタ達のスキルも公開にゃん
自分の部屋に戻り、ログインすると運営からメールが届いていた。
公式メール:アップデートのお知らせ。
○月○○日に正式サービスが開始され、現在正常に稼働が出来ています。
今週の水曜日のメンテナンス時にアップデートを同時にいたします。
アップデートの内容
1.時間の導入
実際の1日が、ゲームの中では3日になります。さらに、昼と夜に別れます。
昼と夜で開く店が違うので注意してください。
フィールドでは、夜には夜行性モンスターが出現します。
00時~04時 夜
04時~08時 昼
08時~12時 夜
12時~16時 昼
16時~20時 夜
20時~24時 昼
現在テイムモンスターはゲーム時間の1日(実際の時間で8時間)で空腹度が100%減っていますが、導入後も変わりません。オフライン中も空腹度は10%以下にはなりません。
ログインすると再び減り始めるので、お早めにご飯を上げてください。
※10%以下になると弱体化し、0%になるとHPが減り出します。(0%になると忠誠も下がります。)
2.レアモンスターの徘徊
通常より強いモンスターがフィールドを徘徊するようになります。
生産者ギルドでのスキルの伝達について
初心者の町では鍛冶、木工、裁縫、細工のスキルをNPCがプレイヤーに伝達しています。
このときの作業は生産では無く、スキルを覚えるために作業をしているため、通常とは作業時間、作業工程が通常とは異なります。
通常1つのスキルを覚えるのに必要な時間は、実際の時間で2時間前後必要です。用事等で作業を中断しても、中断したところから再開できます。無理をしないようにしてください。
※アップデート後は、ゲーム時間で深夜はスキルの伝達は中止されます。
夜になると敵が強くなるのか~~。
NPCのお店は、夜になる閉まるのか~~。買い物する時間も考えないと。
まぁ~~その辺は、アップデート後に考えれば良いにゃん。
お出かけする前に、ペットの確認にゃ。
ニャンタ
種族:猫又(男)
スキル:爪、闇魔法、火魔法、回避、隠密、軽業、潜伏、夜目
魔夜
種族:サキュバス(女)
スキル:(武器)、暗黒魔法、(魔法)、回避、魔法耐性、夜目
固有スキル:MPドレイン
メッセージ:( )の中のスキルを選択してください。
前鬼
種族:オーガ(男)
スキル:(武器)、(武器)、回避、物理耐性、挑発、夜目
固有スキル:自己再生
メッセージ:( )の中のスキルを選択してください。
魔夜は光魔法を選ぶことが出来なかった。光と暗黒魔法は反発するのかにゃ。ニャンタが火だから、風魔法にするにゃん。MPドレイン・・・・・便利そうなスキルにゃん。
ロビン「魔夜、にゃんにMPドレインかけるにゃん。」
魔夜は首をちょっとかしげて、何をしていいかわからない感じだった。
ロビン「ぼくにMPドレインをするにゃん。」
夜魔はすぅ~~と近づいてきて、そっと手を前に出した。魔夜に触れられると、だるい感じがした。
MPを確認するとMPが20ほど減っていた。
ドレインの量は固定なのか、それともLVがあがれば量が増えるのかにゃ?
触れないとドレイン出来ないとなると、武器を持っていた方が良いのか、それても杖かにゃ?
ロビン「魔夜にゃんは杖と剣と格闘どれがいいかにゃ?」
魔夜は首をちょっとかしげて、わからない~~という感じだ。
なので、矢を一本取り出して、魔法を唱えるポーズと剣を振る感じをしてみた。
首をブンブンするので、今度は槍の感じで突っついて見たけど、首をブンブンした。
ロビン「魔夜にゃんは何が良いのかにゃ?」
魔夜を見ると、拳を握りしめ、シャドウボクシングを始めた。
ロビン「格闘にゃんね」
魔夜はコクコクとうなずいたので、スキルを格闘にした。
ロビン「前鬼は棍と盾でおねがいにゃん前でみんなを守って欲しいにゃん。」
前鬼は大きくうなずいた。
スキルは決まったけど材料が無かったので作ることが出来ないので、武器屋に行った。
ロビン「おっちゃん、金棒はないにゃんか?」
武器屋「金棒か~~坊主が使うのか?」
ロビン「にゃんじゃなくて、こっちのオーガが使うにゃんよ。」
武器屋のおっちゃんは前鬼の体をビシビシたたきながら、
武器屋「なかなか良い体しているじゃないか。これならどんな武器でも使いこなせそうだな。・・・・
残念ながら、需要が無いから作ってないんだ。坊主がよかったらレシピを渡すけど、どうする?」
金棒と他の武器のレシピをもらって、前鬼にはメイスを、魔夜にはナックルを買って装備させた。
他のNPCも、特別なレシピをもっていそうだにゃ~~欲しいものがあったら聞いてみるにゃん。
ロビン「次のアップデートで、夜の時間が来るにゃん。みんな夜行性かにゃ?」
ニャンタ「夜行性だよ。・・・・・今回のアップデート・・・・」
ロビン「どうかしたにゃんか?」
ニャンタ「最初っから夜あったよね?」
ロビン「にゃ、にゃんのことかにゃ?」
ニャンタ「あったよね?」
ロビン「はい、あったにゃん。夜の時間も考えて、行動を考えていたにゃん。」
ニャンタ「それで??」
ロビン「時間が合わなかったにゃん。それに、深夜なのにNPCが行動しているのも変にゃん」
ニャンタ「それで??」
ロビン「全てにゃかったことにしたにゃん。文章的にもおかしくにゃかったにゃん。」
ニャンタ「アップデートで修正しようと??」
ロビン「ニャンタ先生、すごいにゃん。あたりにゃん」
ニャンタ「・・・・今後も、アップデートで誤魔化そうとしてるだろう?」
ロビン「アップデートってそういうものにゃん。!!」
ニャンタ「開き直った!!」