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ANOTHER WORLD  作者: にゃんた
2/24

1日目-2

天使「キャラクターメイキングは終了です。“アナザーワールド”の世界をお楽しみください。」


光に包まれ光がおさまると中世ヨーロッパを思わせる町並みが広がっていて、町の広場にいた。うん、お約束の風景だね。


まず何をするかといえば、長く遊ぶ為には、まずは課金をするにゃん。課金をしただけで、VIPボーナス(課金をした額により得られるボーナスが変わってくる。)がもらえるにゃん。


VIPボーナスを見ると千円でアイテムボックス+5枠から始まり、20万課金すれば・・・・

・アイテムボックス+20枠(初期の2倍だね)でも所持品には重量が設定されていてSTR以上の重量になると段々と動作が遅くなり、2倍で動けなくなる。

・スキル習得+8枠。スキル習得は枠がなくても、たとえば剣を振り続ければ、剣スキルを入手できる。ただ、スキル入手まで2時間程度かかるらしい。時間の節約にゃん。

・常時経験値が2倍。これは美味しいにゃん。

・倉庫とアイテムボックスが繋がり、戦闘時以外に出し入れ自由。これで重量を気にしなくていいね。

・マイフィールドのポイント+200P(1万毎に10Pもらえるみたい)


当然20万課金するにゃん。ということで20万課金したにゃん。OK釦をポッチっと押したにゃん。


これでお小遣いがなくなったにゃん。・・・コウカイハシテナイヨ・・・タブンネ・・・

(30万、40万、50万でさらにもらえるVIPボーナスもあるけど、そこまでお金がないにゃん。)


課金したことだし、課金アイテムを買うにゃん。


マイフィールドを15フィールド(1フィールド5k、最高25フィールドまで購入可能)、福袋25個(1個5kで値段以上のスキル、アイテム等が入手可能、取引不可)を買ったにゃん。


福袋を開けるのはドキドキするにゃん。1個目は・・・・・は、めんどくさいから全部一気に開けると。


スキル:アイテム自動回収、暗視Ⅲ、感知、必中、テイムの心得、錬金術の心得、弓の心得、はぎ取りの心得


レシピ集:錬金術のレシピ集①、②、③、④、⑤、武器レシピ集③、料理レシピ集④、薬レシピ集①、④、⑤


テイムモンスター:猫又、サキュバス、オーガ、モンスターの卵


アイテム:錬成陣(錬金術)、わき水(ランク+1)(マイフィールド、敷地の設置アイテム)


錬金術関係が25個中7個・・・もはや運営の陰謀が感じられるにゃん。


福袋から得たスキルとレシピを無駄にしないようにスキルを13個(初期5枠+VIPボーナス8枠)


選ぶと・・・こうなったにゃん。


基本スキル:採取、伐採、採掘(全員が最初から持ってるスキル)

戦闘スキル:弓、急所攻撃、回避、光魔法、

生産スキル:武器生産、防具生産、料理、薬師、錬金術

その他  :テイム、鑑定、剥ぎ取り、農業



最初は生産者ギルドに行くにゃん。掲示板によると生産者ギルドで、木工、鍛冶、裁縫、細工の4つのスキルが覚えられるとあった。


MAPを確認すると生産者ギルドは町の中央付近にあった。というか目の前にあった。生産者ギルドの中に入って受付に行くと誰もいなかった。


ロビン「こんにゃんわ~~♪誰かいないにゃんか??」

××××「こんにちは。あら、・・・可愛い子ね。お使いですか?」


綺麗なお姉さんが出てきて、しゃがんで頭をなでなでしてきた。


ロビン「綺麗なお姉さん、こんにゃんわ。ロビンというにゃん。ここでスキルを教えてくれると聞いてきたにゃん」


ジェシカ「あら、綺麗だなんて素直な子ね。私の名前はジェシカよ。でも、スキルを覚えるには少し早いと思うけど??お父さんかお母さんはここに来ているの?」


小柄な男の子って設定だから子供扱いにゃのか??このゲームのAIはここまで対応してくるなんて・・・


ロビン「お父さんも、お母さんもいないんだ、だから、お金を稼ぐために・・・ぼく頑張らないといけないにゃん。」


ちょっと悲しげに言ってみると・・・・・


ジェシカはギュッと抱きしめてきて、


ジェシカ「ごめんなさいね。向こうで教えてあげるからついて来てね。」


そう言うと手を引いて奧の部屋に連れて行ってくれた。


いまさら冗談だとはいえる雰囲気ではなかった。でもウソは言ってないにゃん。言ってないはずにゃん!!


・・・・ここのAIはすごすぎるにゃん。・・・・・ひょっとしてにゃんより優秀??


部屋にはいると工房になっていて一番奥に炉があり、手前にテーブルが設置されていた。


ジェシカ「ここでは鍛冶、木工、裁縫、細工を教えているの。ロビンちゃんは何を教えてほしいの?」


ジェシカは子供にも丁寧に接しているし、きっと良いお嫁さんになるにゃん・・・・って、誰が子供にゃん。にゃんは・・・・・うん、子供だった。


はぁ~~~。一人でやっているとむなしくなるな。話の先に進もう。


「全部教えてほしいにゃん。」


4種類になると500Gになるけど大丈夫かな?それに覚えるのにとっても時間がかかるよ?」


ジェシカが心配そうにこっちを見ている。でも、全部必要だし。


それにしても500Gは安い。後で聞くと、生産者普及のために材料費だけで教えているらしい。


ロビン「お金は大丈夫にゃん。頑張って覚えるにゃん。」



ジェシカ「先ず、私の得意な裁縫から教えましょう。布や皮を縫うのに必要なスキルです。このあたりはウサギがいるから、ウサギの皮を使った製品が特産なんですよ。」


ジェシカからウサギの皮のレシピを教えてもらって、ウサギの皮を使ったミトンを一緒に作った。


ミトンは鍋つかみみたいな手袋で、皮製品の基本なんだそうだ。皮を切って、縫い縫いしていると両

手を作り終えたら、ピコーンって鳴って裁縫スキルを覚えた。防具スキルもLV2に成った。30分しかかかってないにゃん。VIPの2倍が効いているのかな?それにしても早いね。


ジェシカ「こんなに早く覚える子は初めてですよ。これなら今日中に4つとも覚えれそうですね。次は木工にしましょうか。」


ジェシカから杖、ショートボウ、テーブル(小)、椅子のレシピを教えてもらった。武器かテーブル(小)のどちらがいいか聞かれたから、弓を教えてもらうことにした。


ジェシカ「ショートボウを作るには、最初に木を弓の大きさに切ります。次に弓の形に整えて、最後にやすりで表面をなめらかにしながら調整していきます。武器作成スキルがないと、弓の形をした木の棒になるからね。」


武器制作スキルや防具作成スキルがないと武具として認識されず、アイテム扱いになるそうにゃん。


ロビン「武器作成スキルも防具作成スキルも持っているから大丈夫にゃん。」


教えてもらったとおりに1本ショートボウを作ったけどスキルは覚えることは出来なかった。


ジェシカ「次は矢を作りましょうか。矢は鉄のヤジリと木の矢をくっつけて作るので、木の矢を作りましょう。」


木の矢は一回で10本作れ、30本作るとピコーンって鳴って木工スキルを覚えた。


ジェシカ「次は鍛冶と細工です。まず鉄の鉱石からインゴットを作って、これを型に流し込んで、最後に磨いたらヤジリの完成です。」


鉱石を溶かして、スラグを取り除いてインゴットにして、さらに溶かして型に流し込んだ。インゴット1個で10個ヤジリが作れる。20個作ると鍛冶を覚えたけど、30個作って磨くと細工も覚えた。ヤジリは鍛冶と細工が必要とのこと。これをくっつけて鉄の矢にすると武器作成がLV3になっていた。


ここまでで2時間。普通は1つ2時間以上かかるので、何日かに分けて覚えるらしい。


ロビン「ジェシカが手取足取り指導してくれたおかげで、4つともスキルを覚えることが出来たにゃん。ありがとにゃん。」


ジェシカにお礼を言って別れた。作った装備はくれたので装備して、武器屋と防具屋にいくと、レシピを教えてくれるとのことで行くと鉄の武器や布とオオカミの皮、鉄の防具のレシピを教えてもらった。


他にも道具屋や料理の露天を巡りながら、道具や、野菜、果物を買いながらレシピを教えてもらった。

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