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君の心を……(仮)  作者: たらりら
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彼と始業式

8:25。うん間に合ったそう思い1年4組である僕は下駄箱から4階にある教室に向かう。聖・夜薔薇学園は学年320人、1クラス40人の8クラス。そのクラス全部が4階に集まっている。因みに3階は2年で2階は3年、1階には職員室や生徒会室があったりする。音楽室とかの特別教室は別の棟にある。

マスクと髪はあのあとすぐに戻した。

階段を上がっていって教室の前についたのたのが8:27、結構ギリギリになった……。まぁ、いいやと思い後ろの扉から静かに入る。誰にも挨拶されない。まぁ、そうなるようにしたんだけど。

そして、自分の席……窓側の一番後ろの席に座る。因みに横の席はない。好都合だ。朝は思った以上に汗をかいてしまったので冷房がちょっと寒いなと思いながら過ごしていると、前の扉が空いた。そこから入ってきたのは桜千凛だ。

「おはようございます。皆さんお久しぶりです」

彼女がそう挨拶するとクラスのみんなは、おはよー、とか、久しぶりー、元気だったー?とか声をかける。相変わらずすごい人望だなと思い僕には関係ないし、なにより"あいつ"のことを思い出すので窓の外を眺めることにした。雲を見ていたら机の前に人の気配が感じられた。

「おはようございます。姫乃くん」

そう声がして思わずびくっと反応してしまう。人に声をかけられるなんてすごい久しぶりだし、なにより"あいつ"を思い出させるからである。

クラスの人たちも、何であんなやつに挨拶すんの?とか、根暗が移っちゃわないかな?とか色々言ってる。まぁ、そんなことは僕には関係ないから無視だ。だが、彼女はそんなこと気にすることなく、

「あら、寒いのですか?」

と聞いてきた。

「は?」

と思わず声を出してしまった。

「いえ、少し震えてる気がしたので……気のせいでしたか」

いや、確かに少し寒いとは思っていたけど、表面には出してなかっただろ……そう思いながら彼女を見る。すると彼女は

「少し肌寒いので冷房の温度あげてもよろしいですか?」

と聞いていた。まぁ、彼女のいうことを聞かない人は殆どいないので皆、別にいいよー、といいながら彼女にリモコンを渡していた。リモコンの操作が終わると、ちょうどいいなっという気温になった。彼女はなにも言わずに、にこりと微笑み自分の席(自分の斜め前)に行った。彼女が席に戻ってから少しして担任が入ってきた。チャイム結構前になってたのに……、僕がそう思ってると、関口愛実(せきぐちめぐみ)担任が

「ごめんねぇー、夏休みボケが続いてたよーー」

という気楽な感じでいってた。皆(僕を除く)は皆クスクス笑っており何人かは先生しっかりー、とか、俺も/私もだよーとか言っていった。流石、若くて、可愛くて、優しい、ということで人気のある担任だ。人望がある。

「とりあえず、出席確認するねー」

そんな声と共に1番の子から順番に呼ばれる。呼ばれた人は、はーい、とか、うーっす、とか色々と返してる。そして僕の名前が呼ばれる。だけど、僕は返事をしない。始まってからずっとそうだ。だから愛実担任は気にしない。というか、僕のトラウマ知ってる人だし。そう思いながら出席確認は僕を除けばなにもなく終わった。

出席確認の後は、今日の説明だ。といっても、この後始業式だから体育館に移動ねーというくらいである。皆ぞろぞろと出ていく。僕は席に座ったまま皆が出ていくのを待つ。皆が出ていくのを確認して僕もでる。

そして体育館。今は校長の話である。

「夏休みは有意義に過ごせたかな?3年生はしっかりと受験モードに、1,2年生もしっかりと勉強しろよ。以上」

ここの校長は話が短いからいい。生徒の悩みとかも相談に乗ってくれたりととてもいい校長である。その他、各指導部の注意などがあり、最後は生徒会長の挨拶だ。そして、この学校の生徒会長は……

「皆さんお久しぶりです。生徒会長の桜千凛です。」

そう、朝なぜか僕に挨拶してきて、寒いと思っていたのを、見抜いてきたあいつだ。まだ、1年なのにどんだけ人気と人望があるんだよ……

「2学期は沢山行事があるので私も含めた、全校生徒で楽しい思いで作りましょう。」

考え事していたらいつの間にか挨拶が終わっていた。行事か……高校にはいっても全部サボりでいいな。そう思うぼくだった。

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